チェイサー日記(路上抗争篇)
2014年3月〜10月


→7月は春!



(画像は以前の流用です)


カーナビはDVDポータブルの時代に最初に付けたのがこの位置で、ナビが変わってもそのまま運用しておりましたが、やはり如何せん位置が低く、視線移動が大きいのが気になる。どうにかしたい。





実を言えばだいぶ前から構想はしていて、色々こねくり回したりしてはいました。一応完成もしたことはしました。
ベースはビ○トソニックのコピーと思しきルーバー用安スタンド。これにPNDモニターアダプターを組み合わせ、手持ちのドリンクホルダーのクリップと入れ替え、更にクリップを削り各種クッション材を追加することで脱着が容易かつ傷が付かないスタンドになっております。一応。





お蔵入りの理由はひとつがこの位置だとコードの取り回しがどうしようもないこと。ご覧のようにコードは全部ナビの左側から出ますので。常時据え付けならまだしもナビを付けずに乗ることもあるので、両方が見苦しくなくコードを取り回すのは無理です。外部アンテナ無し&充電池のみというのも一定時間なら使えることは使えるにしてもどうかと。

そしてもう一つは全く盲点だったのですが、がっちり固定できないことです。いえこのスタンド自体はルーバーにちゃんと固定できているのですが、そのルーバーの動きが良すぎてナビの位置がしっかり定まりません。工作のために部屋に持ち込んでいた予備のセンターパネルはボロくてルーバーの動きが渋かったので、こういう事態は全く想定外。縦ルーバーや横ルーバーならまだしも、これは球形で全方向自在型なので始末が悪い。
もっともルーバーがぴくりとも動かなかったところで、この長さのステーが全部プラスチックではがっちり感は望むべくもありません。クラッシュパッドの庇が長いので長さ自体はこれでちょうど良いくらいなのですが。





で、あれこれやってるうちに、いっそこれでいいんじゃないかなって…
…ダメですかね…ダメですね…

真面目な話、これでも普通にとろとろ乗り回してる分にはさほど支障なかったりする。ストラップヒモを回して張っておけばコーナリングでもコケません。ただし手前方向には支えがないので、急発進すると前のめりに転げます。当たり前ですが。
あと現品はシリコンカバーが付いているのでパネルに立てかけるのに躊躇もありませんが、そうでない場合は当然傷が付く恐れがあるのでお勧めできません。





ともあれ位置的にはやっぱここでしょうねって事で。前より15センチがとこ高くなった程度でも、実際に見てみるとだいぶ違います。

他の車種で同じような位置の灰皿の場所に取り付けるために、厚手の鉄板を灰皿の差し込みと同じ寸法にしてステーにしている方もいましたが、面倒なのでジャンクな灰皿を素材にします。汚いし剥げてるし取っ手の両端も割れてるしで全く惜しくない。

これを綺麗に洗った上で75ミリのT形建築金具を調達しまして、更に手持ちの3M製車外用強力両面テープ、TVスタンド用コマ、三脚ネジ、シリコンラッカースプレー艶消し黒などを用いまして、





このように。





細々と説明しなくても、見ればわかりますよね?





わかりますよね?

下半分のシャンパンゴールド部分はボロ隠しに元のパネルを切り取ってテープで貼り付け。取っ手の側はハゲハゲでもこの面はキレイだったので。
75ミリの金具だと板厚がやや心許ないですが、曲げるだけで根本の部分をカットせずに使えるので便利です。90ミリだとがっちりする反面、たぶん曲げるのにも一苦労。

またいくらナビが軽いとはいえ、この接着面積の強力両面テープだけ保持するのはさすがに苦しい。灰皿本体に取っ手を固定しているタッピングビスがちょうど程良いサイズだったので固定に流用。ただ通常灰皿にはタッピングは効きません。プラスチックとは言えタバコの火の熱に耐えるために素材が違います。まずそのままではねじ込めませんし、ねじ込んでも素材が崩れるばかりで食い付きません(昔トダイの灰皿に似たようなことをして経験済み)。空回りするかしないかくらいの大きめのの下穴を開けた上で、金属粉入りエポキシ等でビスごと固めてしまうのがよいと思います。今回は両面テープごと締め込んだらたまたま上手い具合に山の間に食い込んで滑り止めになったようで、接着剤を使わずに固定できてしまいました。





一旦フィニッシュしたものの、よく考えたらパネルにぴったり寄り添わせる必要もないな…と気付いてドライバー側に金具を少し曲げたの図。パネルに背中をくっ付けてた方が安定感は良いのですが。

調子に乗って仰角まで付けてみたら、助手席シート座面の反射で何にも見えない。よく考えたらクラウンでも同じことをしておりました。設置場所に関わらず画面は水平方向に向けておいた方が無難です。





だいぶ前からですがナビ電源はATセレクター脇に仕込んだシガーソケットより取っているので、車両のソケットには挿す必要がありません。もっともそっちにはipod用FMトランスミッターのプラグが刺さるのですが…

とりあえず程良い長さまで引き出してみたものの…あまりいただけませんなあ。
後日クラウンに使っている別のメーカーのコードと交換したらだいぶマシになりました。





注意点と言うほどでもない注意点はヒーターノブに接触しないようにするくらいでしょうか。パネル側にあまり寄せ過ぎるとバイレベルが使いにくくなります。

あと恐らく車検に出す時には外しておくのが無難。
クーラント入れ替えでヒーターレバーに触るはずですので。







続きましてはオーディオのお話。
の前にあらかじめお断りしておきますが、わたくし電工知識はまるでありませんので用語や説明のおかしい部分が多々あるものと思います。何卒ご理解下さい。


久しぶりに暗くなってから乗ってふと気付きましたが、イルミネーションの明るさが結構目立つ。LEDを高照度のものに打ち換えたせいもありますが。
思い返すともう10年も前に「これしかねぇー!」という勢いで購入したデッキですが、正直なところ今となってはそれほどの必要性を感じない。もちろん手を入れたりして多少の思い入れもないわけではないのですが。

何がアレかってまずMDを全く使わない。CDは最初から滅多に使わないだろうと思っていましたが、時代は変わってこんなに時流に疎い私ですらipod(貰い物)で音楽を聴いております。気が付くとMD聴かないどころか、そもそも部屋のCD/MDコンポもあまりに使わなすぎていつの間にかブッ壊れており、新しいディスクを作ることもできない。
んでもって車内でipodをどうやって聴いているかというと\980のFMトランスミッター経由です。外部入力端子に繋がないのかって?そんなものはない。
ないんです。端子自体が。これ買う時にまさかそんなものが後々必要になるとは思いもよらなかったので全くのノーマークでした。ゆえにラジオ電波で繋ぐ訳しかないわけで、だったらもういっそ見た目は120点の純正ラジオだっていいんじゃねぇの!?という。





まずはインパネからMDデッキを引きずり出し、純正ラジオを突っ込んでみる…ものの、ひとつ問題が。
カセットデッキとセットで装着されていた純正ラジオは、そのまま単体では使えません。電源は入っても音が出ません。なんでか。





ラジオとカセットデッキは7ピンのDINコネクタで接続されているのですが、カセットを付けない場合元々ラジオのソケット(メス)にはジャンパプラグが差し込まれているのです。カセットを取り付ける際には外されてしまうので当然残っていない。これをどうにかしなくてはいけません。などと知った風に書いておりますが私も(…あれっ?もしかしてここって何か白いプラのフタかなんか付いてるやつなかったっけ…?)と思い出し、更に色々ググって理解するまで結構かかりました。プラだしただのフタだと思ったらまさかジャンパピンが仕込んであったなんて。
カセットとセットで設置すれば当然そんな必要もないわけですが、今さら戻せないのはもちろん言うまでもなく





どうにかと言ってもさほど難しい話ではなく、要するにカセットデッキがOFFの時にDINプラグの導通がどうなっているかテスターを当てて確認し、同じようにジャンパさせられるプラグをこさえれば済む話です。手元にラジオしかないって場合は少々難易度が高いと思いますが。
ピンアサインが分かれば話は早い、プラグを買って適当なコードを半田付けするだけです。
できました。

後ろが長い必要はないのでカバーは途中でカット、一応中にシーラーを詰めておきます。





改めて試聴。

純正ラジオのアンプではあまり期待できないと思ったのですが、予想より音質は悪くない。すごくいいこともないけど。
ただトランスミッター自体の音質が今ひとつ。これ安い割にはそれほど悪いものではないと思うのですが、本体に挿す電源プラグの接触が回転方向に悪く、コードの向きによって充電が入ったり切れたりする。充電状態になるとノイズが入るし、入ってなくても時々音が割れる。うーん。
もう少し上等なトランスミッターに買えるという方法もありますが。ががが。





ここでおさらい。
先程カセットデッキはDINコネクタで接続されていると書きましたが、これ要するにラジオに外部からカセットの音声信号を入力してるわけなのです。よくあるCDチェンジャーコントロールみたいな。だったらここに外部から音声信号をダイレクトに繋いじゃえば純正ラジオでipodだって鳴らせるじゃん!というのも自分で考え付いたわけでも何でもなく、先人の知恵と苦労の結晶をあちこちのウェブページで見たからに過ぎません。というかやってる方はもう10年近く前からやってらしたのですね…

そういうわけで実験用に、要らないヘッドホンのコードを使ってダイレクトプラグを作って使ってみる。音質は悪くありません。純正ラジオにはトーンコントロールしかないですが、ipodの方のイコライザーを選べばそれなりの音にはなります。



(画像は前のの流用です)



一番の問題はラジオ/AUXの切り替えをどうするかということで。
2極双投のトグルスイッチを使うのが一番簡単で多く見られる例のようです、が、見え見えの後付けスイッチではやはり全く面白くない。大きな筐体にコンパクトなETCを詰めた(元)カセットデッキのお座敷にはまだ余裕が御座います。やはりここにビルトインするしかない。





できました。(速ッ)
本来なら作りを細かく説明すべき所だと思うのですが、何故かあまりやる気が起きなかったので途中経過の記録がありません。お見せするにはいささかお見苦しい出来という理由もあります。

とりあえず使用したのは3極双投のON-ONプッシュスイッチ。またしても元々のカセット面切り替えスイッチの金具そのままでポン付けできてしまいました。音声信号の左右の他、AUX INのパイロットランプ(LED)が点くようにしてあります。本当はスイッチひとつで音声信号が切り替わった上ランプも点いて更にラジオの電源も切れる…ということにしたかったのですが、回路設計が二転三転したこともありド素人の私の電気工作知識では無理でした。無理というかやる気が保ちそうになかったと申しますか。





今までプログラムスイッチの所にあったETCのスイッチは、カセットのイジェクトボタンの方へ移動。
ボタンと言ってもこれ元々はデッキのイジェクト機構に鉄板の金具で連結してあったもので、電気スイッチではなくて機械式レバーの先端と言う方が正しい。その中味がなくなった今、ただの枠と表面だけのボタンを材料に、可動するプッシュボタン機構そのものを作るところから始めないといけません。こらまたお見苦しい(というか例によってインチキ臭い)構造なのであえてお見せ致しませんが。とにかくこれで押すたびに引っ込んだり戻ったりしてちゃんとETCの入り切りは出来ております。

「ETC」と「AUX IN」のラベルを作って貼ってみますが、この(元)カセットデッキ、改めてしみじみ見てみるとあまり状態がよろしくない。手持ちで一番ボロいのを改造に使ったので当然ではありますが。よくよく見るとめっきは全部死んでいる。
とりあえず細切りラピーで補修(←画像)…したのですが枠の部分はちょっと引っかけただけで呆気なくめくれてしまったので、結局剥がしてしまいました。箔押しの要領でしっかり直す方法もあるのですが、そこまでの気力がどうも…





残りの問題は折角社外デッキ用に4スピーカーにしたというのに、純正ラジオに合わせてまた3スピーカーに戻すのか?という点です。これはさほど悩むこともなくフロントスピーカーもリア出力に繋ぐことにして解決。フェーダーコントロールノブを目一杯リア側にしておかないと音が出ません(当然)ので注意が必要です。

今回は電源も含めて、ちゃんとカプラーオンでポン付けできるように工作。そうでもしないと1本1本いちいち繋いでたら何が何だかワケわかんなくなるという理由もありますが。





ipodの音声は3.5ミリのステレオプラグで入力。イヤホン端子でなくDockコネクタ接続し、シガー電源から充電もできるカシムラのコードを使用。なのでシガーソケットをダブルにする工作も加わっていますが、コードがどれだけごちゃごちゃになっても、コンソールを付けてしまえばもうわからない。
ピンソケット部分を露出させておいた方が今風で汎用性は高いのですが、今のところ他の機材を繋ぐ予定もないので中に仕舞ってあります。

ipodは個人的にここがベストの位置です。再生/一時停止はほとんど手を伸ばすことなくできるし、コードを長めに取っておけば局を選ぶ時に本体を手に取ることもできます。


※追記
シガー系統からipod本体のノイズが音声回路に回ってしまうため、Dock-ピンプラグのライン入力コード(セリアで\108)で運用中。
ただ古いゆえにあまりバッテリーが保たないので、できればなんとかしたいところではあります。

※更に追記
クラウンで試してみて具合の良かったLogitecのノイズフィルター付きコードを購入して接続。何故こんないいものを生産中止にしたし…






完成試聴中。
外部入力使用中はこのようにカセットの走行ランプが点きます。

音は悪くありません。何しろ古いラジオゆえ「サー」というノイズは如何ともしがたいですが、少なくとも本格的なオーディオシステムを考えているわけではないので、走行中に聴く程度なら充分だと思います。特にこのクルマなら。フェダー調整ができませんが特に違和感も感じません。ただラジオに比べるとだいぶ音量が大きく出るので、ラジオから切り替えた場合はボリューム調整が必要です。



(↑クリックで拡大)


同じことをしようという方がいるかどうか分かりませんが、一応ピンアサインなどを。ただしもし間違っていても責任は負いませんので、ちゃんと各位ご確認の上でお試し下さい。

これだけ見るとDINの6-7番が少し不思議な感じがしますが、これはラジオの電源線が車体からダイレクトではなくカセットデッキ経由になっており、カセットが挿入されるとカセット側からの通電が途絶えてラジオの電源が落ちるようになっている、ということと、このマルチラジオ(「ST」ボタン付き)の場合カセットデッキはアンプレスであることが関係しているものと思われます。つまり7番に12Vを流すことで、カセット再生時にラジオ本体の電源は落としたまま、中のアンプにのみ通電しているのではないかと。

現状ではDINの6-7番はスイッチに関係なく接続したままにしています。ここが切り替わって7番にACCが入り、かつラジオの電源も落ちる…というシステムも試してみたのですが、音声にパルスノイズが入ってしまうのでやめました(解消する方法がわからない)。ラジオの電源が入ったままだとそれはそれで受信したラジオの音がノイズとして僅かに乗ってしまうようなのですが、夜間のエンジン停止中に無音部分にかかりでもしない限りまず分かりません。放送がない周波数にチューニングをちょっとズラしておけばモアベター。「外部CDチェンジャー使用中みたいな状態」だと考えれば、ラジオ本体の電源が入っていることにも特に違和感はありません。



RetroSound社サイトより転載


不器用だし知識もないし、そこまでするのは大変そうだなあ…という方へのプランB。
ナニコレ?
RetroSound社の「モデル2ラジオ」。
一見ただの昔風プッシュボタンラジオのようですが、これでFM/AMはもちろんUSB入力、ipodのコントロール、Bluetoothでハンズフリー通話もできる。何より一番の特長は左右のノブ位置が任意に調整できるので、年式メーカー車種問わず純正ラジオの雰囲気を壊さず最低限の加工で、それどころか上手く行けばラジオパネル無加工のまま装着が可能という点です。ノブは色々なカラー・デザインのものが豊富に用意されており、表示の枠や5ボタンの色も選べ(→画像のは黒枠・黒ボタン)、人気車には一見純正然とした専用の化粧パネルも用意されています。某誌の記事曰くマークU/チェイサーは全くの無加工で取り付けられるとの由。

だいぶ前からこの手のものを知ってはいたのですが、旧デザインのものは中途半端に操作ボタンを残したせいで「'90年代なんちゃってレトロ」感が強く、おまけに日本の周波数未対応とあっては全く問題外でした。モデルチェンジでただのラジオにしか見えないようなデザインになり、周波数の対応も広がったので要注目です。その代わりボタンの操作表示も一切ないので、必殺技よろしくコマンド入力を覚えないといけませんが(笑)。

最大のネックは価格でしょうか。国内正規代理店で買うと本体だけ(ノブ別)で\49,800!ノブを買い足すと更に\2,500ほど。メーカーサイトだともう少し安いのですが、送料で$150くらい取られるので結局かわらん。
現時点(2014年5月現在)ではebayに車種専用パネル付きのセットを送料入れて$385ほどで出品しているショップがあるので、これが最安値でしょうか。ただボタンの色やノブがドンピシャというセットがないようなので、ノブだけでもちょっと塗ったりするひと手間はたぶん要る。



RetroSound社サイトより転載


流石にそこまで出せないなあ、という方へのプランC。
同じじゃないのか?と思われたでしょうがこちらはエントリーモデルの「レトロクラシックラジオ」。
基本的なスタイルはモデル2と同じですが、こちらはハンズフリーなし、USBなし、外部入力はピンジャック一系統のみ、デジタル表示は白のみ(モデル2は無段階調色)、枠と5ボタンはクロームのみ。現時点(同)で国内正規取扱なし、メーカー価格$169(ノブ・パネル別)、ebayでの出品が送込み$225(ノブ・パネル付き)とグッとお手頃。ただしこれまたノブがドンピシャのがないのでひと手間はやっぱり要る。
これを買おうかとよっぽど迷ったのですが、諸々を鑑みて純正デッキの変造へ踏み切りました。

ちなみに今回のラジオ工作に投じたコストは数千円程度です。通販送料や買ったものの使わなかったリレーなどを入れても5千円はかかっていない。似たようなことをするにしても凝ったスイッチ機構は考えないとか、各位のご予算とこだわりレベルに合わせて色々やりようはあるでしょう。カセットデッキが生きているようなら、いっそカセットアダプターで聴いたっていいわけですし。

いずれにしても何が言いたいかと言いますと、パネルをくり抜いてまで社外デッキを詰め込むような時代はもう終わりに近いのではないかなあ、というのが今の正直な偽らざる気持ちなのです。すでに加工済みならまだしも、この時代に今さら改めてやるようなことでは最早ないのかなと。当然部品もないことですし、考えなしにくり抜いてしまう前に熟考すべきでしょう。元のパネルは温存したままプラ板でパネルを自作する!という方もいらっしゃいますが、ぶっちゃけ多少なり模型をやる人間の目で見ても、そっちはよっぽどハードル高い気がする。





あと割とどうでもいいような話ですが、オーディオ周りを触る前には換えのヒューズを用意しておきましょう。
電装関係をいじる前にはバッテリーマイナス端子を外すのが鉄則とは言え、どうしても電気が来てないと確認できないようなこともある。電気が来ていればうっかりショートさせてヒューズを飛ばしてしまうこともある。ラジオの5Aヒューズは長さ20ミリの特殊なサイズです。「20ミリってミゼットヒューズだろ?どこでも売ってンじゃん」と思った方、これ径が普通の30ミリヒューズと同じなのです(6.4ミリ)。こんなのホームセンターのハシゴをしてもどこにも売ってない。まあ最悪ミゼットヒューズを小加工で使う方法もあると思いますが、それじゃ今の間には合わない。
幸いまだトヨタで購入可能です(2014年5月現在。@\97)。







オーディオをいじっていたら、どうも運転席シートのヘタりが気になる。前々からくたびれていて沈み込みが多いのは気付いていたのですが、やはりあまり好ましくない。暑くなってきたので今年もバンブークッションを敷いたのですが、面が硬いので沈みっぷりは多少改善されるものの、やはり尻の辺りだけ座面へ食い込んでるのが見るからに分かります。まあ元々ふわふわで沈み込むシート設計なのは事実ですが。
ちょうど某誌でシート修理の記事など読んだこともあり、こちらのスポンジを挟み込んであんこ増しする方法を思い出し、試してみることに。

本来ならシートを車外へ引きずり出してすべき作業内容ですが、スカッフだのドアオープニングモールだのをテープや段ボールで念入りに保護しないと(しても)、シートトラックの端でどこかしか傷付けたりするのが関の山(経験者)。試しに車内でシートを外して倒してみたら、これでも作業可能なので強行します。





できました。

しかし思っていたよりもスプリングの間隔が狭い。更にシートクッションへの食い込みも激しい。スプリングを浮かせないと入れられませんが、あんまり矢鱈に引っ張って曲げたりしては本末転倒の極み、かと言ってこれスポンジ屑を集めて片面にノリを流したような素材なので、端をつまんでムリクリに引っ張るというのも難しい。スプリングの食い込みを考えると本当なら裏返し(ノリの引いてある固い面がスプリング側)の方がベターな気がするのですが、シートクッションの摩擦抵抗が大きく、こっち向きにしないと押し込む時にかえって元のスポンジを痛めてしまいそうなのでこうしました。

結局30センチ四方ほどのものを何とか詰め込んで終了。前の方が空いているように見えますが、表皮とクッションが縫われてスプリングに留められているので、ここには細切りでもない限り入りません。
厚さは8ミリしかないのですが、これだけでも思いのほかシャンとします。シャンとしなくてももう一枚入れられる気はしませんが。







大した事でもありませんが覚え書きとして。
前からヒーターの温度調整レバーがズレていたのは分かっていました。COOL側には「カチッ」と言うまでフルストロークするのにWARM側は8割くらいまでしか来ない。気が付いたら更にズレて7割くらいまでしか来なくなっている。いい加減鬱陶しいので直します。

温度調整レバーの根本にはヒーターバルブの開閉とエアミックスダンパー、2本のワイヤーが来ています。末端を外してレバー操作してみた結果、ダンパーの奴がズレていると判明。





ヒーターユニットの下、画像に写っているクランプのところで固定がズレていたようです。恐らくクーラント交換でヒーターレバー操作した時に、ワイヤーが渋かったせいで動いてしまったのでしょう。とりあえずついでにワイヤーの潤滑もしておく。

クランプ位置を調整するだけなので簡単…なのですが、どうやってもCOOL←→WARM両側に綺麗にフルストロークしない。途中で止まってしまう。でもダンパーの閉じる「バタン」音はしてるので、ヒーターユニットの中で何か干渉したりしているとも思えない。
ダンパーの閉じ位置が変わってなけりゃワイヤーのストローク量はダンパーの軸の付け根に付いているアーム(→奥の銀色の)の長さで決定されてるはずで、アームの長さが変わらなきゃ変わるはずがない。
…元から?ナンデ?

ひとまず左右対称になる位置に調整しておしまい。
…解せぬ…とは言え、何も夏場に熱中症になりながら徹底究明するようなことでもなく。







またしても覚え書きとして、オイル交換実施。
ダッシュボードの影に貼ったテープに「5月」と記してあったのですが…これ去年の5月じゃないか。いやわかってました。今年の5月の時点で認識しておりましたので。そのうち換えないと…の「そのうち」が延び延びになっておりましたすいません。
オイルを買ってきて自分で換えるかとも思ったのですが、何処行っても10W-30ばかりだったり力スト口ールばかりだったり無意味に高いのだのばかりだったり、だったらディーラーでキヤッスルオイル入れたって変わらんじゃないか、と思ったのでそうしました。諸般の事情によりオイル交換無料券が有り余っておりますゆえ。
帰宅後に漏れてないのを確認の上、買い溜めしてあるワコーズS-FVを前回同様添加。今回はトヨタ純正です一応。STPのオイルトリートメントで増粘したくなるところですが、流石に添加剤のカクテルもどうかと思い。

前回の車検時にATのオイルパンが濡れていたので清掃だけしてもらったのですが、今回下を覗いてみるとまた湿っていたのでリフトで上げるついでに再チェックを依頼。何の処理もしてないんだからまた漏ってて当然ですが、前回よりも湿り方が僅かなので場所の特定がしやすいかと思ってのことです念のため。
シャフトのパッキンからではないか?というのが前回のお見立てだったのですが、今回はオイルパンのガスケットから滲んでいる風だったということで、オイルパンボルトの増し締めにてまたしても様子見。こうして様子を見るだけで過ぎていく(ありがち)。ATFも換えてからだいぶ経っているはずなので、ガスケットを換えるついでに換えてもいい頃合いです。





画像は見ればおわかりでしょうがフードヒンジ。
このクルマは元々ヒンジの動きが渋く、前オーナーがモリブデンか何かをぶっかけたらしき痕跡もあります(拭いてみたけど落ちない)。最初は渋いわけではなくどの個体でも元々こんなもんかと思っていましたが、同型他車を見ると全然そうじゃない。以前シリコンオイルを吹いてみたら一時軽くなったもののすぐ落ちてしまったので、今回ちょっと本域でオイル&グリスアップしたところ、めちゃくちゃ軽くなりました。軽いどころか風が語りかけます軽い軽すぎる。特に7割開いてからがやたらに軽く、勢い余ってストッパーにガツン(「ガ」にアクセント)と当たってしまうくらいになりました。なにもここまで軽くなくてもいいのだが…





ちなみにフードヒンジが渋いとただ閉めてもフードの後端が下がりきらず、カウルトップパネルとの間に段差が残ります。さらにフードクッションにちゃんと当たらないので走行中にぷるぷるブレているのが見えます。なので私はいつもフードを閉じた後で、毎回この部分を手で押し下げていました。両サイドとも。ンなことしてないでとっととちゃんと手入れしろということですね。




→7月は春!


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