ミニカー資料室
これまたお約束のミニチュアカー類。
2023/9/12 1/43国産名車プレミアムコレクション追加
2022/2/11 トミカ追加
2021/1/30 1/24国産名車コレクション追加
トミー トミカ マークUハードトップ2600グランデ 元箱ナシでミニカーのみ所有しているが、現在何処に仕舞ってあるか判らないので見つかり次第掲示予定。 とは言え天下のトミカ、他所でも見る事はできると思うのでさほど気乗りなし。 明るめのブルーメタと紺メタのカラーバリエーションがあるようである。 |
…↑と書いていたのだが、次のグラチャンついでにこれだけご紹介。 ミニカーショップイイノ特注品のパトロールカー。 グランデのしかもハードトップのパトカー、しかも屋根にスピーカーでなくモーターサイレンという、昔のミニカーのバリ展パトカーの定石とでもいうべき仕様。 しかしこのマークUのトミカは金型が失われているのではないかと永らく噂されていた一台でもあり、再生産されただけでも大いに評価されるべきものであろう。パトカーにせずに一般車で出して欲しかった気はするが。 |
↑↑…と書いていたのだが見付けたのでご紹介。 写真のせいで濃い目に見えるがこれはライトブルーの方。 濃いブルーメタの方がレア、な筈。 |
未使用箱付き…だったらよかったのだがこれは海外製レプリカ箱。 実物は光沢印刷なので一発で見分けがつくが、写真だとわかりにくいと思うのでご注意ください。 アオシマ グラチャンコレクション MX41チェイサー 1978年式 |
まさかのトミカサイズ・チェイサー商品化。 改造車族車の類いは当サイトの主旨と異なるが、初の商品化ということで敢えて紹介する。 「80年代当時、ナウなヤングを中心に流行っていたチューニングマシンを、1/64サイズのミニカーにしました」と謳う、実にアオシマらしいと言うか、とてもアオシマにしかできそうにない商品企画。パッケージがまた実にそれっぽくて思わず笑みがこぼれる。 |
箱の解説曰く、 ■チェイサーのフルエアロ仕様なのだ。アルミホイール・2連ダクト・ボンネットのダクトにも注目だ。今後の予定は「ノーマルにして祖父に返す」だそうだ。 祖父ちゃんのだったらセダンのXL辺りがリアルだよなぁ、これもリアタイヤハの字切ってないから実はワンキャブのSXLだったりして?などとマニアなツッ込みをしてはいけません。 |
出来はやや大味だが、なかなか良いと言えると思う。 どうやら同社の1/24スケールのキットを元に縮小していると思われるのだが、その分小スケールのミニカーにありがちな変なディフォルメや型崩れがない。ダイキャストモデルながら実にすっきりとしてクリーンな印象。黒の塗装も平滑でツヤがあってよい。 衝撃吸収バンパーのモールがしっかりと塗り分けられている。トップマークがなく、グリルの張り出しがやや少ないがまずまず許容範囲。ついでにグリルのメッシュ部に黒を差せば更によくなったであろう。ヘッドライトはクリアパーツ。ウインカーがオレンジ一色なのにツッ込むのは無粋に過ぎよう。 |
サイドビューはリアフェンダー上部の凹面が省略されているので、ややのっぺりした印象。 フロントからリアホイールアーチへのプレスラインはやや繊細に過ぎて、ボデーカラーが白や黒ではペイントで埋まってしまっている(このグリーンメタのものでははっきりと見える)。 何故かドアの先端に三角のドアミラーベースが付いている。まあ何故かも何も成型の都合こうしないとドアミラー付けられんかったからでしょうが。 ウインドウモールは銀差しで寸法的にもだいたいあってるのだが、もう少し細めにしてよかったように思う。 |
リアビューは敢えてかそれともコストの都合か、モール類の銀差しがされていない。あっさりした感じ。 画像でも何とか判るかと思うのだが、テールレンズが左右逆なのが唯一最大のチョンボ(塗り分け自体はあってる)。 白ボデーはかなり黄色味が強く、ほとんどマヨネーズ色。塗膜もかなり厚く、ディティールが埋まってしまっている上に凸部は透けている。 サイドステップにリアのマッドガード?まで付けて羽根がカモメウイングなのって何か違わね?という気がしたが、生憎専門外なのでわかりませんです。 |
底面。プラモデルで見慣れたような風景が広がる。 マフラーは出口がデュアルになっているが、タイコはどう見ても純正。マフラー買う金が尽きてマフラーカッターだけ?(笑) |
インテリアは成型色が黒なこともあって外からは殆ど見えないが、思いの他しっかり作られている。インパネの形状はちゃんとそれらしく出来ているし、ステアリングは1/24でオプションパーツにあったイタボラっぽい。 このサイズで内張りのモールドが!!ベージュにでも塗れば映えるであろう。窓でも開けないとたぶんロクに見えないけど。 |
トミカのマークUと並べてみると、プロポーションの良さが際立つ。というかちょっと1/64には見えない。設計年次や商品企画自体の違いがあるので無理もないのだが。 それにしても見事な「べったり」っぷり。 |
ヨネザワ ダイヤペット ニューマークU グランデハードトップ |
とりあえず(ほとんど撮影用に)入手したので公開。 バリエーションはこちらのミニカーコレクションの項でご覧になって下さい。 |
当然ながら実車発売当時に開発されたものであるのにも関わらず、後で紹介するナガサキヤのミニチュアと比較すると実車リサーチ・再現度の低さには驚かされる。 バンパーはオーバーライダーこそ付いているがウインカーレンズもナンバーもない。ノッペリしていて北米仕様みたいな顔つき。グリルはハニカム格子を再現しようとしたのは良いが格子が荒く、まるで別物。 ヘッド・クリアランスランプを全て別パーツにしたまでは良かったが、クリアランスランプはバリもむき出し、ヘッドライトに至ってはボデー側の穴よりパーツの方が大きく、ランプ面に圧痕が付くのも構わず斜めにムリヤリ押し込んでいる。 |
ドアは別にミニチュアであるから左右まったく同じ寸法にする必要はないにしても、見ただけ判るほどまるっきりカッティングラインが異なる上にチリの食い違いが甚だしい。半開きのサイドウインドウを再現してあるのは好ましいが、どうしてこうなるのか… |
リアビューはプロポーション、ディティールとも悪くない。ホイールキャップのモールドも良い感じである。だからこそなんで全部をこの品質で作れないのか・・・と惜しまれる。 エンジンも一応再現されている・・・が、どうも少なくとも4Mではないような。 国産名車コレクションVol.77 トヨタ コロナ マークU |
「国産名車コレクション」は冊子とミニカーがセットになって書店で売られているいわゆる「分冊百科」という奴で、創刊号だけやたら安かったり最終巻までコンプリートすると実はシャレにならん金額になってたり場合によってはそこまで行く前に企画自体が空中分解したりてしまったりもする皆さんご存知のアレである。 このシリーズは国産車の歴史をミニカーと共に云々いうものでノレブの1/43のミニカーが付いてくるのだが、総巻数90号という膨大な巻数となっているだけに雑誌などでごくありふれた有名「国産名車」だけで間が持つはずもなく、新旧各種取り混ぜベレルだのフローリアンだのはおろか初代アコードサルーンだの初代エクシヴだのといった狂気すら感じるラインアップが特色。そんな中での第77号が1976年型マークU、史上初(かつたぶん最後)、セダンのミニカー化。しかも前期型。 なのだが・・・ |
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フロントビュー。 かなり良い雰囲気だが、組み立てが全くワヤなため『大成功した福笑い』と化している。たぶん現車が個体差で特にひどいのだと思うが・・・ ヘッドランプベゼルが単純な丸でなく角の丸い四角になっている辺りは高ポイントだが、やはり組み立てで向きがデタラメになっているのが惜しい。 グリルの網部はちゃんとハニカム格子を再現しているにもかかわらず、塗装で黒ベタにしてしまっている。タンポ印刷が使えるのだから交差部の四角い星を打ってもよかったと思うのだが・・・トップマークにも印刷がされているが、ベースの面積が小さすぎて殆ど判らない。ついでに言うとナンバーの取り付け位置が高い。これらが直るだけでずいぶん落ち着くのだが・・・(やっつけだが画像修正してみたので、上の画像にポインタを載せて見ていただきたい。) ※スマホでは長押ししてください タップでも変化はしますがページの一番頭に戻ってしまいます 未対策のため大変御迷惑様です なお、重箱の隅という言葉の意味はよく承知しておりますが、今どきのモデルということであえて仔細に検分しておりますご了承下さい。 |
サイドビューもいい感じである。 プロポーションは非常に良いが、強いて言えばフロントオーバーハング部がちょっと上下に薄すぎるのと、リアフェンダーのサイドモールが尻上がり気味なのが気になる。顔に対して尻回りのマスが気持ちありすぎる感じ。少し尻下がりに車高調整すれば気にならなくなるかも。 |
標準バンパーにしては、バンパーの張り出しがやや大きめのようだ。 サイドマーカーとサイドモールが単なる色挿しだけでなく、銀縁を加えてあるのが良い雰囲気を出している。ホイールアーチモールがちゃんと印刷で再現されているのも好ましい。 そしてそれをぶち壊すミラーの傾きっぷり・・・実はワイパーも角度が結構えらい事になっているのだが、これでも途中でひん曲がってないだけまだマシな方である。ワイパーの方は定位置にびしゃっと揃っているものも稀にあるようであるが、ミラー(特に左)は曲がっているのがほぼ仕様です、という状態のようだ(いずれも数件の書店店頭調べ)。一番マシなものでも気持ち前傾姿勢という塩梅だったので、恐らくダボか穴の角度が悪いのだろう。 ホイールキャップは銀塗装、メッキにすればよかったと思うのだが・・・そんなにコストが厳しいのだろうか? それよりもセンターの膨らんだキャップの造形・・・先ほどあえてスルーしたアゴ下のナニがはっきりと・・・うぅ |
ドアサッシはセンターピラーごとメッキ仕上げ、ドリップモールはオミットされている。前後窓もそうだが近年の定石である「枠を窓パーツ側に刻んで箔押し」方式なので、ガラス回りが実車よりフラッシュ・サーフェイス化されているのがご愛嬌。クォーターピラーのダクトもメッキパーツだが、モールドは何もない。 ご覧のようにリアフェンダーのエンブレム位置があまりに無茶である。反対側の右サイドは問題ないのだが・・・ 飾り文字の“Grande”の前に小さく“MARKU”と入れられているが、実際は四角い枠の中に“CORONA MARKU”と入るので、文字を再現せずに太目の横線でも入れておいた方がよかったように思う。 |
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そして運命のリヤビュー。 どう見ても後期型です。 本当にありがとうございました ただし後期型のモデルとして見れば実によくできている。テールレンズは真っ平らでやや大きめだが、それがかえって後期型のイメージによく合っている。マフラー先端がちゃんとディフューザー形状になっているのもよい。トランクエンドモールがやや細いしエンブレムも付いていないが、キーシリンダーや“MARKU”の印刷が気を逸らしてくれるので、気になるほどのことではない。 殆ど文句なしと言えるだろう。後期型だとするならば。 恐らく・・・実車取材は後期型で行ったのだろう。たぶん2000のグランデ(「2600」のないリアエンブレムより推定)。衝撃吸収バンパー付き(バンパーの張り出し方とフロントナンバーの取り付け位置から想像)。そして何処の誰とも知らないが止せばいいのに何を思ったか、鼻先だけいじくって前期モデルにデッチ上げてしまったのだ、たぶん。かくして後期型ならばかなり高得点となるところが前期型としては採点する気も萎えるという代物の出来上がりである。エブロの410ブルもそうだが、この情報化社会(死語)の21世紀にもなって何でこういういい加減な製品が恥ずかしげもなく出てくるのか理解に苦しむ。「ミニカーとしたら安いんだから文句言うな」という方もあるだろうが、別に完全に前期型(または、というかむしろ完全な後期型)で作っても製作工程自体が同じならコストが変わるわけもなかろうし、そもそもコストの都合で再現ができないのと『こんなの適当でいいや、いいよ別にこれで』といい加減にでっち上げたものを送り出すのでは話が別だろう。後期型しか取材できなかったのなら前から後ろまで後期型で作って、ベレルの時のように「付属するミニカーはトヨタコロナマークUグランデ(1978年)を元に製作されています。」とでもしてあれば手放しで大いに喜べたのに、返す返すも残念である。 しかしアルミテープとコンパウンド、そしてよく調色されたタッチアップペイントがあれば、前期型っぽくする誤魔化すのもそう難しくないだろう(上画像、再びマウスオーバー)。ただし横からは見ないという条件が付くが・・・完全な後期型にするなら殆どグリルを作るだけだが、そっちの方が難易度は高い気がする。 前期グランデに拘る場合はリヤワイパーも忘れずに。 |
内装はかなりよく再現されている。インパネやステアリング(3本スポーク・・・ということは後期グランデ取材説に疑問が)ばかりでなく、ドア内張りはもちろんシート背面まで大変よくできている、のだが、生憎と黒成型なのでウインドウ越しでは殆ど何も判らない。すごくもったいない。 ウインドシールド越しに覗いてもシフトレバーやステアリングコラムのディマー/ワイパースイッチがしっかり再現されているのは判るのだが、何と恐るべきことにペダルまでしっかり付いているのだった(画像、ハンドルの下に注目)。 サイドブレーキが中心でなく右寄りにモールドされているのも緻密な取材の成果だろうか(曲がっちゃうのよね・・・)。力の入れ加減が色々とおかしい・・・ シャシー底面は元々ケースにビス止めされているものゆえ、リアサスがリジッドになっているとか言うだけ詮無いので省略する。 冊子の方でも特集として細かく紹介されているが、思いの他資料をよく当たってあり、突っ込みどころの殆どない正確なものとなっている。だいぶ前に買ったクラウン・コンフォートの付いたタクシーなんちゃらの冊子が噴飯ものだったのとは雲泥の差である。個人的にはその歴史を語りながら派生兄弟車があったことについて完璧にスルーされていたのがちょっと悲しかったが。 冊子ついでについでに言うと、「トヨペット」を冠した最後のクルマといった内容を書いておきながら、ミニカーの台座の車名が「『トヨタ』コロナマークU(1976)」というのもいただけない(ご存知のように前期型ならまだ「トヨペット」)。 |
ボデーカラーはグランデのイメージカラー、エクストラカッパーメタリック・・・だったら凄く嬉しかったのだが、残念ながら全くメタリックの入っていないソリッドの栗色である。恐らくイメージはカッパーメタなのだろうが・・・メタリック塗装が厳しいほどコストがきついという事があり得るのか、はたまたちゃんと実車を見てなかったか。恐らく後者だろう。この色はうろ覚えだと「茶色」の印象が強いことが多い。うちの家族は「チョコレート色」と覚えていたし、かく言う自分もアオシマのプラモを茶色く塗ったことがある。小学生の時分だが。 製作側がマニアックにあえてマジェスティレッド風にも見えるようにした・・・ということは、多分、まず間違いなく、ない。 塗装自体はやや厚めなものの滑らかで好ましいものだが、ボロ隠しかシリコンワックスか何かをたっぷり塗っているようである。これが塗膜に悪影響をもたらさないものであればいいのだが・・・ というのも、このシリーズ他にコンパーノスパイダーを持っているのだが、現在トランクとリアフェンダーの塗装が水疱瘡にでも罹ったかの如くブリスターを起こしており、他の箇所の艶引けと相まって要オールペン状態である。隣に並んでいたエブロにアオシマにトミカとコナミは何の異常もない。もっとも異常が出る前も元々塗装はよくなかったのだが・・・ ともかくも基本的な造形はかなり良く、また期待していただけにいささか不満のある出来になってしまったのが残念であります。 ※追記・・・小細工でより後期型にしてみた インターアライド ハイストーリー トヨタ チェイサー ハードトップ SGS (1978) |
ハンドメイドのレジン製モデルでマイナー・マニアックなモデルの精力的なリリースを続けるインターアライドの「Hi-Story」シリーズ。 1/43スケールの標準的ミニチュアくらいあっても良かったチェイサーハードトップが遂に登場。 |
基本的なプロポーションはほぼ文句のない出来であると思う。実に素晴らしい。 強いて言えばフロントオーバーハングがやや肉厚な感じがあるが、顔の造作のバランスとの兼ね合いもあるので充分であろう。 反面サイドシルが薄いのはブラックアウトした実物で見るとほとんど分からない。 各所のプレスやルーフ、リアフェンダーのラインも極めて魅力的。 |
前後のディティールもバッチリ。 ヘッドランプリムの周囲が少々太いが、これはレジン製のボデーにメッキしたリムをはめ込むという構造上如何ともしがたい(あまり薄くするとフェンダーが破れてしまう)。またグリルは上部がやや厚めであるが、これもフチに黒溝を入れる都合の点において致し方あるまい。もう少し横幅があると尚良かったとは思う。 大体がいくら写真で見るとここがこうだのそこがどうだとの言っても、現物はせいぜい全幅で4センチ!程度しかなく、しかもその上に原型は機械加工などではなくモデラー氏の手加工!!なのだ。むしろこのサイズの市販レジンモデルでこれだけのディティールがあるだけで驚異的と言って良いように思う。 リアワイパーがガラスから生えてしまっているのが唯一痛恨のミス。 |
リアクォータートリムの黒ペイント、マフラーのプロテクターまでぎっちり再現された。恐るべし。 どっかのプラモみたいにリアバンパーが全然出っ張ってないなんてミスもない。流石に奥からエクステンション/黒ゴム/メッキという実物のような完全な塗り分けは叶わなかったが、バランスがよいので言われなければなかなか気付くまい。 発売前の見本写真ではタイヤとホイールがやや大きく腰高感が強かったが、製品になってみると今度は微妙に小さくなってしまったような気も…したが、こうしてアップで見ると正確なスケールダウンとしてはこれで適正な気がする。あとはミニカーとしての見栄えの問題ですかね… |
ボデーカラーはイメージカラーのアンタレスレッドの他に、ブリンクブラックメタリック、ピーコックブルーメタリック、キャッスルホワイトの全4色。 |
内装に関してはよく見えないのでどうなっているか不明。バラさないと分からないし。 ただその代わりに車外から見える部分は別である。チェイサーの特徴であるダッシュパッドのライン、デフロスター、リアシートバックロック、そして恐ろしいことにリアのスピーカーグリルが完全に彫り込まれている。 ブルーメタはモデルスケールに対してややメタリックが粗めかつ多めな感じか。実車の塗料の配合のままでこのサイズのミニチュアを塗ったらこんな感じになるかも。 内装色ベージュがややくすんだ色であるのがちょっぴり惜しい。 |
一見地味なホワイト車にも見所はちゃんとある。ホワイト車のみサイドストライプがちゃんとブラックなのだ(残り3色は白ストライプ)。 ホワイトのハードトップSGSはカタログにも広報写真にもないので、恐らく通常であればまず再現されなかった部分だと思う。 |
このアングルが何と言っても一番美しいと思う。お気に入り。 株式会社インターアライド様にはこの場を借りて改めて御礼申し上げます。 2023/9/13 国産名車プレミアムコレクション マークUHTグランデ |
なんとみたびの分冊百科、今度は1/43スケールで前期型マークUハードトップの登場です。 また長くなるので別ページにしました。 ナガサキヤ マークUパトロールカー |
覚えておられる方も多いと思う、スーパーのお菓子売り場に並んでいたアレである。 ベースとなっているのは後期型のマークUセダン。全長13.5センチ。(程度の良いものが手に入ったので画像差し替え&一部内容変更) |
床にフタが付いていて、そこにお菓子が入れられていた。自分の記憶ではアメだった気がするのだが、情報によるとどうやらラムネだった模様。 お菓子収納スペースの後ろの第5輪でビーコンランプ内部のめっきの反射板を駆動、「点滅してるみたい」に見せる。 底面の画像は別の個体のものだが、恐るべきことに未開封である。 オークション入手品なのだが、出品者に「開けるべきか否かハムレットの如く悩んでいる」と言うと、「思い切って開けてみて下さい」との返答を得たのだが、色々な意味で怖くていまだ開けられない。 画像では判別できないかと思うが、マフラーの出口が地味にデュアルになっていたりする。 |
大昔の食玩という事で出来自体は簡単な物であるが、その割にはディティールへのリサーチが異常にキチンとされているのに驚かされる。こういったモノの場合、年式別のディティールがゴッチャになっていたりいい加減に再現されている事が多いのだが、これは隅々までしっかりと後期型マークU。フロントバンパーの下を見て欲しい。ちゃんとエアカットフラップまで再現されているのだ! |
ボデーラインも型くずれのない好ましいもの。ヘッドライト脇から流れるプレスラインをはじめ、サイドモールの位置のラインやサイドシルモールまでしっかりあるのが凄い。 画像では判りにくいが、リヤピラーのエアアウトレットにも簡単にだが縦格子がモールドされている。これも後期型の特徴。タービン状のホイールも明らかにLシリーズのホイールキャップを模したものと思われる。 ドアやトランク上面にでかでかと“POLICE”と入れる手法は、警視庁のパトカーのそれを30年以上前に先取りしていた・・・わけはなく、単にお子様達へのアピール度アップのためであろう。 |
エンジンルーム。子供向け玩具の造形で一番テキトーに済ます個所ではないかと思うのだが、ここにも手抜きは一切ない。フードを開けると見事な21R‐Uエンジンが・・・見づらいとは思うがチェイサーの取説の画像を並べたので参照されたい。モールドの凹凸こそ逆転しているが、エアクリーナーケースのプレスの再現度がお判りいただけよう。「でもM-Uじゃないのね・・・」などと思っても言うのはあまりに大人気ないというものです。 最早お菓子入り玩具の域を越えた異常な並々ならぬ拘りを感じる。もしかすると会社で同型のマークUに乗っている人でもいて、綿密なディティールチェックが出来たのかも知れない。あるいは図面引いた当人の愛車だったりして。 最後にバリエーションを。 個人的には白黒パトカーと道路公団パトカーしか記憶になかったのだが、他にも何種類もあったようである。 |
パトカーバリエーションの定番、消防司令車。 ググるともしかして: 消防指令車 とか言われてしまうが、この手の車両を「ファイアチーフ」と呼ぶことを考えると「司令車」で正しいようである。 よく見ると内装が黄色なのが凄い。 |
公団車(道路パトロールカー)。 モールドが黄色一色な上にトラ模様が極端に少ないので、かなり地味な印象になっているのが惜しまれる。 バンパーが紅白の縞模様にでもなっていれば、ずいぶん見栄えが違ったと思うのだが・・・ |
JAFパトロールカー。 ボデーカラーが絶妙である。 |
他にガス会社のパトロールカーもあったようである。(ヤフオク画像) 緊急車両としてはそれほど馴染みのあるものでないと思うのだが(あるいはそれ故にか)、妙に凝った作りの印象を受ける。 公団車もこれくらい気合いを入れて欲しかった(※個人の感想です)。 |
これは? 一瞬見過ごしてしまいそうになるが、赤色灯が一灯からバータイプの散光灯にアップデートされている。 このタイプの「おかし入りパトカー」はこの後7代目クラウン(MS122Z系・・・ただしニッパチの前期ハードトップ)にモデルチェンジされたと思われるので、その間の繋ぎのモデルであろうか。 派手な紙シール&ロゴはダイヤペット風のオーソドックスなシールに換えられ、大きなビーコンランプも小振りになり、おもちゃっぽさが薄れて落ち着いた雰囲気・・・というのは今の眼でスケールモデル的視点で見ているからであって、昔の子供向け玩具としてはいささか地味にすぎる気もしないでもない。アクションの一つであった赤灯の点滅(風)ギミックもオミットされてしまっているし。 |
第5輪のモールドを削ったかわりに、おかしの窓が横から縦に作り替えられている。芸が細かい。 スペシャルスケール1/24 国産名車コレクションVol.139 コロナマークUHT2600グランデ |
またふたたびの分冊百科、今度は1/24スケールでまさかの前期型マークUハードトップの登場です。 長くなるので別ページに分けました。 アサヒトーイ トヨタマークU |
ティントイ、早い話がブリキのオモチャ。全長36センチ。旭玩具製。 ティントイとしてもメーカーとしても末期の物のため、正直なところ出来はそれなり。 フロントマスクとリヤバンパーのみ鍍金のプラ、でも何故かグリルとテールランプはブリキのプレス。 ホイールがダルマセリカ(しかもST)の流用なのが渋すぎて泣かせる。 |
こちらはタクシー。新品箱入りだったためメッキ部分の程度がいい。 |
前述のハードトップと一括りにしているが、実はこのタクシー仕様は野村トーイ製。とは言えご覧のように同じモノ。 旭玩具から野村トーイに金型が流れ、その時点でこのマークUが型遅れだったので(型遅れがまだ気にされない)タクシー仕様にされたものであろう。それでも2ドアのタクシーはムリがあると思うだけの良心はあったようで、ドアのプレスラインは消され、代わりにドアハンドル共々印刷で表現している。しかしルーフライン自体はハードトップのままなので、斜め後ろからのアングルは少々辛いものが。 |
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