チェイサー日記(路上抗争篇)
2020年9月〜


→エスカルゴうどん!






今夏は疫病は流行るわ雨ばかりだわかと思ったらめちゃくちゃな暑さだわで昨年以上に放ったらかしにしてしまいました。

しばらくぶりに湿気払いを兼ねて用事に乗り回してみたものの、さて帰ろうかと走り出し先が赤信号になったので何の気なしにブレーキを踏んだら…突然踏み抜けてしまいました。
咄嗟に踏み直したら踏み代は復活したものの利きは甘い。それでも充分車間距離を取っていたので余裕を持って止まれましたが…
停めてレッカー呼ぶか?と思ったもののもう帰り道で大した距離ではなく、場所が悪くて道は狭い割に通行量が多く脇へ寄せられない。とりあえずもう少し先まで騙し騙し…と思っている間にもペダルはどんどん深くなっていく…

念のためサイドブレーキに手をやってのスリルドライブ、とは言え利きが完全に消失するわけでなく、トロトロ走っても支障のない道だったので実際はそこまでは緊迫しませんでした。





症状から様々な可能性を鑑みますにこれはベーパーロックというやつでは?なったことないけどね!などと思いながら停められる場所に来たので冷や汗を拭いつつ確認してみると、右後ろのホイールが異常に熱く、マスターシリンダーの前側タンク(後輪側)から少し吹きこぼしている。右後ろブレーキの引きずりですね…あまりに放っておいたので固着してしまったのでしょう。ちょっと前に前2輪のキャリパーOHしてもらっているのだから、ついでに後ろも一緒にやっておけば防げたことです…
冷や冷やしながらも何とか家までたどり着き、こぼれたフルードをこれでもかと水で洗い流してひとまず終了。不貞寝。

後日ジャッキアップして恐る恐るローターを回してみる…あれ?手で回るじゃん。おっかなびっくり動かしてみるとペダルタッチはおかしい(固い)ものの走ることはできる。上手い具合にローターは解放されているようです。ディーラーまで程度なら走れます。





リアキャリパーのシールキットは幸い今も入手可能。パッドは言うに及ばず。問題はピストンで、これはだいぶ前から入手困難部品として気にかけていたのですが…ところがちょっと探してみるとフリマサイトで偶々売りに出ているのを発見しあっさり入手成功。今週は幸先がいい。
後は自分でやるか頼むかという問題ですが…部品が揃ったのでディーラーでクラウンの車検の予約ついでにお伺いを立ててみると、やってくれるとのことなので有難くお願いすることに。

予定では昼から夕方までで済むはずだったのですが翌朝に延びました。若いメカ氏には結構なご苦労を掛けてしまったようです…「次回はキャリパー自体もうダメかも」などと脅し文句(違う)を言われてしまいましたので、何かしら対応を考えておかねばなりません。いずれにしても10年毎くらいに定期OHしてしまった方がよいのだと思います。あるいはもっともっと小まめに乗り回すか。





それはそれとして、ローターが錆びておりいささか見苦しく思ったので、ワイヤーブラシを咥えたドリルでざっくりと錆を落としてざっくりと塗装。ハット部分のみですが、ちょっと前にロイヤルエクストラ号で全く同じことをやったのがいい予行演習となりました。





ひとまずホイールキャップを外しても錆色が見えてボロじみた感じがしなくなりました。

あと今まで使っていた市販のホイールナットのメッキが剥げてきたので、純正に戻しました。というか最初から純正でよさそうなもんだったんですが。なんでわざわざ買ったんだか覚えていません。







修理から上がってきた日は雨でした。基本的に雨の日は乗らないとはいえ、さすがに試運転もなしで仕舞うのもどうかと…別に雨漏りするわけでもないので直帰せずにしばらく乗り回してみたのですが。ワイパーが…頼りない…
スピードが遅いのと払拭面積が狭いのは仕様なので仕方がないですが、ビビリがひどい。見直してみるとまた前回の交換から3年経っている…使わないので劣化してても気付かないんですね。

いつもはPBの安い撥水ゴムを使うのですが、クラウンで使ってみて保ちが良いようなので今回はガラコにしてみました。店頭で買おうとするとちょっと迷う値段ですが、モノタ□ウだとだいぶ安いので助かります。





例によって台形断面、410mmなのでラインナップ中で一番短いのでいいのですが、なぜか取扱終了なので買える中で短いのをチョイス。
1本目は何も考えずに長さだけ合わせて切ってしまいましたが、よく見るとゴムのミミに部分的にエグリが設けてあるので、2本目はなるべくブレードの端に来ないように調節して切りました。実際の運用面で意味と必要があるかどうかはわかりません。

ていうか現物では見えなかったし縮小画像でも見えないと思いますが、アップで見ると古いゴムヒビだらけだわ。そりゃビビリもしますわ。





ホイール脱着していたら目に付いた。
以前よりスーパーRAPを使用していたわけですが、外側は純正スチールと同じように塗ってますが裏面はずっと元のパールホワイトそのままでした。
裏面の色で素性がわかる人にはわかると面白いかななどとうっすら思った記憶がぼんやりありますが、裏面は全く清掃しないためダストでずっと真っ黒、結局見苦しいだけではないのか。
ということで黒く塗ってしまいます。





マジックリンとクレンザーとタワシを用いたビフォーアフター。
その気になればもう少し追い込めますが、塗ってしまう下地としてはこんなもんでよろしいかと…





こういう場合シャシーブラックが定番なのでしょうが、下回りに続けてカラーさび止め(黒)で塗ってしまいます。シャシブラはどうも吐出量が多過ぎて苦手です。
アルミですから理想はミッチャクロンを挟むべきでしょうが、そこまで気合を入れる場所でもなく。結構密着力があるので大丈夫でしょう。剥げたらまた塗るくらいの方が平和です。





ホイールキャップも表面は洗っていたものの、裏面はずっと汚れ放題のままでした。外したついでにこちらも綺麗に清掃、爪に巻いていたハーネステープは硬化していたので剥がし、アセテートテープに貼り替え。たまたま別の用で見つけたテープですが、なるほど絶賛する人がいるのもよくわかる。
元々はホイールの塗装剥がれ防止に貼ったのですが、薄いハーネステープでは突き破られてしまい、既にそこそこ剥がれているので今さらの感はあります。かと言って本来と違うホイールに無理くり嵌めているのに、何のキズ防止やすべり止めもなしっていうのもどうしても不安があるのですね。恐らく取り越し苦労なのだと思いますが。

キャップの方はこの際なのでガラスコーティングしておきます。尼で¥600台の大陸製コーティングですが、ちゃんと硬化してそこそこ保ちます。







次。

ちょっと前にマフラーの吊りゴムをあーでもないこーでもないしたばかりなのですが、発作的にマフラー自体を純正と交換しました。
実は社外品と交換した後に状態の良い純正の中古を手に入れられたので、いつか使おうと思っていたのです。具体的にはエンジン本体のオーバーホール後に…とか。でもいつになるか(どころかそもそもやるかどうかも)わからないし、外出自粛の折りに少し片付けをしたりした結果、整理を兼ねてとっとと使ってしまおうと方針転換。

…しかし写真では良品と交換しましたって眺めにはとても見えませんね…せめてプロテクターだけでも磨いて塗るべきだったか…入手直後に梱包を解いて状態の良いことを確認した(はずの)後、再梱包してずっと室内保管してあったのですが…その間に錆が進んだかな…
もっとも錆は浮いてますがマフラー自体は全くしっかりしており、中古として上物なのは間違いありません。





交換作業自体は写真撮る間もないくらいスムーズに進みましたが、最後に触媒のカバーを付けようとしてもボルトが一ヶ所だけなぜか入らない。ステー付け間違えたかと思って確認しますがどう考えても間違えてない。4回くらい付けたり外したりを繰り返してナンデ?とよくよく見てみると…パイプのプロテクターのクランプの先が当たってるんですね。見りゃすぐわかりそうなもんですが、疲労が溜まってくるとこういう見りゃわかることになかなか気付かない…





社外品時の眺め。フランジの上側と下側でボルトナットの刺し方が逆なので記憶用に撮ってあった写真ですが、ご覧のように社外品の方はここに何にもなし。こういう感じで全体に簡易というか簡素な作りです。
前回交換当時撮った小さな画像を見る限り、元々付いていた前期用の純正品だとネジ部は横向きだったようです。





なので一旦緩めて同じように。

この純正マフラー後期用(のはず)なのですが、調べると触媒のカバーも前期後期で品番が違います。恐らく形状が違ってここの逃げがあるのでしょう。ちなみに社外マフラーも同じく後期型用ですが仕様は前述の通り。

ガスケットはサンドイッチタイプなので恐らく再使用できるのですが、手持ちがあったので素直に新品にしました。





吊りゴムは結局全て純正の新品にしました。配置も指定通り。いやもう柔らかくて付けるの楽なことったら。

更に今回マフラーアースを追加。静電気の除去により排気効率を向上させ未体験ゾーンへ…などという意図があるわけはなく、単に少しでもサビなくなったらいいなぁくらいの話です。それも網線一本に千円も出すほどの事とも思えず、たまたま見たキタコのこれが250円と大変お安かったので試してみただけです。
ただしお安い代わりに細いのと、端子の穴が6ミリで小さいのが難点。リーマーでぐりぐり広げましたが、よく考えたら切り落として大きい端子と付け替えた方が早かった。細くても元も何もないのに比べたらマシでしょう。たぶん。





音量、振動ともにすぐハッキリわかるくらい小さくなりました。元々社外品は新品を付けた時点で小穴の開いた純正品より音が大きかったので覿面です。ストール時の振動もかなり減少しましたが、これは新品の吊りゴムの効果なのかマフラー自体の効果なのかその両方なのか不明です。アースの効果ではないと思う。たぶん。

代わりに低回転走行中の「ンボーーー」というオーボエみたいな響き(伝わるのだろうかこの表現…)が少し耳に付きますが、問題となるようなものでもない。社外品は純正より抜けがいいようで(だから五月蠅いんじゃ…)付け替えた当時わずかながら加速性能の向上を感じたのですが、今回純正に戻して特に加速が鈍った様子もありません。





あとジャッキアップしたらデフの錆とハゲがちょっと目立ったので…





ここもざっくりと塗装。

…なんか…目立つ場所だからとは言え見栄えの差が劇的で…
100均のワイヤーブラシでザっと擦ってプレークリーン吹いて拭き取って、マスキングもせずにカラーさび止め(黒)を吹いて終了、ものの10分の作業なのですが手間対効果がすごい。片っ端からシャシーブラック吹きたくなる気持ちがよく理解出来ました。

なお奥の方のフロアが錆びているように見えますが、縁が白けたアンダーコートの合間から内板色が見えているだけで別にサビだらけとかそういうわけではないのです(サビてないとは言ってない)。







ホイールを何度も取ったり付けたり忙しいですが、タイヤも交換します。
ホイールの裏を塗るのにマスキングなしでタイヤごと塗っていたのはこれが予定にあったからです。





現状のタイヤはこんな感じ…まったく減ってませんですね。走行頻度を考えれば当然です。見る限り特に劣化なども見受けられません。ただ少々古いだけです(13年製)。

勿体ないと言えば勿体ないのですが、たまたま中古の出物を見付けてしまってもう買ってしまったので、寝かせておいても熟成されて味が出るわけでもなし、邪魔だし。いずれにせよ数年以内には換えなければなりませんから、この際の勢いに任せて換えてしまいます。





タイヤの嵌め換えは近所のスタンドが一番安いのでいつも頼んでいるのですが…作業の成り行き上まず2本頼んだらリムの塗装を盛大に剥がされてしまいました。もう1本のリムもこんな感じ。今回なまじ裏まで塗ったために鉄ホイールのノリで作業してしまったのではないかと思われます。

さすがにタッチアップの領域を超えているので、ざっくりとペーパー掛けしてざっくりマスキングしてざっくりと塗装(画像なし)。見た目が見た目ですしリムだけなので相当ざっくり塗ってもまず気になりません。サンディングの時点で気付きましたが、密着剤を吹いてウレタンクリアー塗装しているとはいえ、ホイールとして耐えうる塗装強度じゃありません。所詮は自家塗装です。





あとこれね…60gはちょっと多い気がします。
もう1本は30gが付いてました。

今回の作業依頼はハズレという結論になりました。
もう2本あるわけですがさすがに再チャレンジする気にはならず、近隣で一番大きなタイヤショップへ持ち込んで嵌め換え。クルマごとでなく軽トラに積んで持って行ったのですがそれでもスタンドの倍くらいのお値段です。たださすがに仕事はきっちり、これ↑があったので一応自家塗装なのでお手柔らかに…と言っておいたのですが、ウエイト打ち込んじゃっていいのか確認に来ましたし、完成品を見ると裏側に小さいのが1つずつ付いているのみでした。





…結局気に入らなくて最初の2本も後日同じ店に持ち込んでバランス取り直してもらいました。バランス(持ち込み)は1本1,000円と並みの値段で一安心。
結局ウエイトは同じ位置に来ましたが、これならまあ普通です。
2個目のウエイトの跡は金具をひどく食い込ませたようでトゲが出ておりました。叩いて均したのちタッチアップ。

書くの忘れてましたがバルブも当然交換。7年ものですので。





というわけですったもんだしましたが新しいタイヤはミシュラン・エナジーセイバープラスになりました。ただし新しいと言ってもほとんど使っていない中古(2019年製)です。元々それほどの値段しないサイズとはいえお高め価格帯のタイヤなので、新品ならまず選ばなかったと思いますが、たまたまかなり安く売りに出ているのを見つけたので、一度くらい舶来のタイヤも使ってみようかと、その程度のことです。見た目もエナジーセイビング性能も特にこだわりませんでした。

試乗して気付くのは明らかにソフトな乗り心地。古いタイヤを新しくするとそれが普通ですが、ネクストリーの新品時よりも確実にソフトです。名前から想像するより転がり抵抗が少ない感じはしない、けど別に抵抗があるわけでもなくごく自然なフィーリング。静粛性はエンジンがうるさいので正直わかりませんが、少なくとも何か耳に付く音がするようなことはありません。乗り心地が良いのは結構なことです。





強いて言えばサイドウォールが少し煩いのが難点でしょうか…
あとは耐久性ですかね。正直ミシュランが耐候性に優れるイメージは皆無というか真逆のイメージというのが偽らざるところなのですが。普通の環境よりは保つはずなので「そろそろ換えないと」と思う年数くらいなら恐らく大丈夫でしょう。







ここで時間軸が少し戻るのですが、いずれにせよ近々行う予定だったタイヤ交換がこの際の勢いに至ったきっかけは何かと言うと、この前ローターを塗った際パッドが当たる部分はどうせ剥げるのでマスキングせずに塗ったわけなのですが、その後しばらく走ったのにどうも剥げ方に違和感がある。綺麗に剥げてない気がする。
もしかしてとローター表面を触ってみると波打ちが感じられる、多少は仕方ないと思うのですが無傷の左後輪は比べてみると明らかに平らなので、どうやら引きずった時にローターも減らしてしまったようです。





仕方がないので…





取り外し。

こんなことなら外して塗ればよかったわけですが、塗らなかったらそもそも異常に気付かなかったでしょうから、言うだけ詮無いことです。





ググると近くに研磨機を持っているという修理工場があったのですが、電話してみたら「機械が壊れて今はやってない」というお返事。仕方がないので少し遠くのお店に持ち込んで研磨してもらいます。
綺麗になりました。1枚3,000円。





元に戻して完了(ピンボケ)。

このキャリパーはさっきからご覧のようにローターとパッドの接触面の上に「パッドプロテクタープレート」なるものが付きます。普通の浮動キャリパーならここにキャリパー本体が被さるので不要ですが、この型は接触面丸出しなのでカバーする必要があるのでしょう。
ともかくそのプレートだけサビサビで目に余ったので、ローバルスプレーで塗装しておきました。本来ならクロメートめっきし直すべきです。







ブレーキの慣らしとタイヤの様子見を兼ねて筑波山まで走りに行ってみますが、このご時世とはいえ紅葉シーズン、意外と混んでてほとんどエンブレだけで走れてしまって、あんまりフットブレーキの慣らしにはならなかったような…慣らせてなさそうなのでまだ判断するには早いですが、前より明らかに更に利かなくなっている。いや制動力は出てると思いますがガツンと利かないというかシャキッとしないというか。思い返してみると起こして利きに全振りしたパッド(レボリュストT)に交換するまでの間はこんなでした。
現在フロントはアクレのスーパーファイター、リヤがレボTのままならフロントで多少減った制動力もリヤでカバーできるだろうと思った記憶があります。今回リヤに入れたのはボッシュで一応セミメタルなのですが、スポーツパッドではないので…場合によってはもう少し初期制動の強いものと交換することも考えておきましょう。


帰ろうと脇道から出ようとしたところで「ズォーー」とステアリングに響く謎の音。前にもなったことがあるのですが原因解明せずに忘れていました。シャフトで何かがビビってるのか?と思っていたのですが今回突然気付きました。パワステポンプだわ。ポンプが詰まったかなんかで吸えない時の音!!燃料ポンプにコーティングが詰まった時の経験が見事生かされました。威張っていいものなのかそれ。

極端に減ったか何か詰まったのでなければ恐らくは沸いてのエア噛み、確かに山を走った帰り道ですのでそれなりに高温になっていて不思議はありません。とりあえず第一歩としてフルード交換してみてはどうか。
前回フルード交換したのはと調べると…8年前。ロッカーアーム大工事のついでにリターンホースを交換した時ですね…そりゃさぞ沸点も下がっておりましょう。





パワステフルードは買い置きしてないから買わな…あ。ATFあるんだった。
全量交換する場合リターンホースを外してポンプを回して排出した方が早いのですが(修理書にもそう書いてある)、交換したホースが純正なのにわりとすぐ断面ヒビヒビになってしまったので、下手に外してまた滲むようになっても面倒なので触りたくない。フルードもいっぱい余っているのでリザーバーからちまちま抜く方向で行います。ホース換えればなどという真っ当なことは言いっこなし。

フルード量は全量で約0.8リットル、タンクで約0.3リットル。タンク内を全部入れ替えるたびに古い油が5/8になるはず…なので…4回もやれば充分でしょう(新油率85%)。勢い余って5回やってしまいましたが。これで90%くらい新油のはず(理想値)。
画像は1回目に抜いたもの。ジャッキアップして左右に切り返していたら2回目の時点で「…あれ?ハンドル軽くなったよね?」と感じるくらいには効果がありましたので、もっとこまめにちゃんと交換しましょうというお話です。

この後ロイヤルエクストラ号も新車時から19年間無交換なのにこの前の車検で換えてもらうのを忘れたのを思い出したので交換。こちらは5回換えてもまだ微妙なくらいの濁り具合でした。





またしても時系列的にはフルード交換より前になるのですが、エンジンルームを覗くたび前々より気にはなっていたギアボックスの錆。機能上はもちろん何の支障もないのですがいかにも見苦しい。





ので塗装。
ひとまずはギアボックスのみ、ご覧のようにカップリングとコラムホールカバーにもサビがあるのですが、カップリング近辺は真黒く塗り潰していいものか迷ったのと、カバーは非常に奥まっていて手が入れにくいのと。手も物も入れにくいのに視線だけは良く通るという一番苦しいパターンなので今後に持ち越し。







交換したマフラーは結局どうにも見栄えがよろしくないので塗装しました。
ただもう一度外して全部塗るのは正直しんどいので、特に目立つタイコ後部とプロテクターのみです。

使用したのはアサヒペンの耐熱塗料スプレー銀。これを選んだのは耐熱でありながら焼き入れが必要ないからです。エキマニでもあれば走って熱を入れればいいのですが、このクルマのマフラーやプロテクターではどんだけブン回そうと焼きが入る温度まで上がるかどうか…最初に付いていたマフラーはシャシーブラックが吹かれていましたが特に焼けた様子などもありませんでしたし、ぶっちゃけ普通の塗料でもいいような気がしますが…





タイコがぴかぴかになったのに煤けたディフューザーをそのまま戻すのは流石に気が引けたので、簡単に磨きました。

矢印部にキズが見えますが、追突された時にバックパネルの縁が食い込んだ跡です。痕跡を消すのであれば手持ちの別のと交換してもいいのですが、あえて記憶として残しておきます。まあいずれにせよ見えませんし。





バンドも軽く磨き、錆色だったボルトとワッシャーはローバルを吹いておきます。パッと見は大変綺麗になりました。光り過ぎの気もしますがそのうち馴染むでしょう。





マフラーを塗る気になったのはその周辺の見栄えの変化もあるのでして…
この前デフにちょっと黒を吹っ掛けただけで劇的に見た目が変わったので何かスイッチが入ってしまい、前後アクスル付近を重点的に塗装を施しました。フロント側の一部でシャシーブラックを使いましたが大部分はカラーさび止めブラックです。
燃料タンクは面積が大きいので塗れば見栄えがさらに良くなると思うのですが、面積が大きいぶんちょっと億劫なのと既にシャシーブラックが結構厚く塗られているので、剥がれた部分のみ塗っておきます。





ステアリングギアに続いてピットマンアームも塗装、すると隣り合ったタイロッドの白け具合が目に付くので塗装、アンダーカバーも外して塗り直し、外したついでに陰になっていたスタビも塗装。
フロアやタイヤハウス全体を塗ることも考えましたが、今回は基本的に既にパスターが吹かれた痕跡がある部分のみにしました。アンダーコートの剥がれた痕跡がある所には手持ちのボデーシュッツを塗布。





処理後だけを見ている方には(フーン)という感じだと思いますが、処理前の煤け具合を知っていると結構な充足感があります。だったらビフォーの写真を見せなさいよという話ですが、いささかお見苦しく思うのと撮ったけどロクに写ってないのもありますが写真だと正直よくわからんのですよ。

下回りはこれでだいたい完了、ずいぶんあちこち塗りましたが今回基本的にお化粧直し、見栄えの回復が目的なのできっちり旧塗膜や錆を落とし切ったりはしておらず、整備とは言えない気がします。一応は清掃して浮いた錆を落として錆止め塗装しているので言えば言えないこともない?いずれにせよ何もしていないよりはマシなはずです。





まだある。
またサイドモールのめっき部分がワヤになっていたので補修。
今回は右フロントフェンダー前側と左フロントフェンダー前後の3ヶ所。





左フェンダー後部はモール自体の剥がれもあったので、マスキングして接着。

…目に見えてめっきテープが浮いている部位は直したのですが、他の箇所もテープ自体は浮いていないものの、テープ内部で部分的にめっきが欠けている個所が結構あります。文房具とは言えもう少し長持ちしても…使用環境(保管環境)が悪いんじゃい、と言われればぐうの音も出ませんが。

今回も以前の残りのニチバン・マイラップを使用。耐久性の点から別のテープを試すことも考えたのですが、ちょっとギラギラし過ぎてるのでやるなら全箇所貼り換えないと見た目のバランスが悪い。せめて多少は追従・密着性が上がるかもと少しヒートガンで炙っておきましたが効果のほどは不明です。





更にまだあった。忘れてた。
覚え書き。
ポ壱号の日よけがまたボロボロになってしまったので更新。前回の作業が2016年の夏なので丸4年もったことになります。

今回も銀色で縁取りとハトメ加工のあるもの…とあまり考えずに選んだのですが、これは厚手と言うか目の細かい奴でした。失敗です。これだと強風でも風が抜けないのであまり長くはもたない可能性が高いです。もっとすかすかのでいいんです。

ガレージ本体に被せているUVシートもだいぶ草臥れていますが、まだ交換には少し早いような感じ。やはり日よけが付いているだけでもかなり寿命が変わります。







交換したパワステフルードにも何かおくすりを入れた方がいいかな?とふと思ったのですが、この前ATFに使用したミッションパワーシールドが残っていたのを思い出しました。別に漏ったりはしていませんが「漏れ予防剤やフルードの強化剤として使用するのも効果的です。」とあるので強化剤としての効能に期待しましょう。







充電器のケースが紫外線でsozaiの限界を超えていましたので交換。
前回と同じダイソーの靴ケースです。長さはもう少し短くていいのですが、幅と高さを満たすものとなるとこれになってしまいます。





ケースのsozaiの限界になぜ気付いたかと言うと充電状態を見るためにフタ越しに時々インジケーターランプを見るからでありまして、そのランプの点灯の様子から中間のコードの劣化でたまに接触不良を起こしていることも気付いておりました。中間部分は最初に充電器を導入した2008年からずっと使い続けているので被覆がカチカチに硬化しており、芯線も傷んでいても当然です。

本当なら新品のバッテリーコネクタを仕入れてそっくり作り直すのがスジですが、急に思い立ってその用意がないのでコネクタ手前で切ってホームセンターの切り売りキャブタイヤケーブルで継ぎ直し。
何も考えずに2メートルもあればよかろうと2メートル買ってきたのですが、元のは2.5メートルありました。短くなっても以前のコードより素直に取り廻せるので支障はありません。





エンジンルームでステアリングギアボックスに次いで錆が目に付いていたのがワイパーモーターでした。ギアボックスの方はこのクルマを手に入れた時点から錆色だったのですが、こちらの錆は最初はなかったので私の管理不行き届の証であります。

表面だけでも錆を落として塗り直すのは簡単ですが、ご覧のように品番の印字が残っているのでこれを消してしまうのは気が進まない。完璧100点な補修方法はこのハンコを製作して塗り直してから押すことです…が、フルレストアしてるわけでもないのに流石にそこまでするほどのものとも思えない。次善策として錆びてないモーターケースと交換するという方法があり、現に錆びてない中古品が手元にあるのですが、これだけのためにワイパー一式分解するのもどうかと思うわけで。いや本当は分解してOHのついでに塗り直すのが理想ですけれどもね…





ということで簡易な化粧直しとして錆を落とし、





印字をマスキングゾルでマスキング…





クレオスの黒サフ→シリコンラッカーつや消し黒→スーパークリアーつや消しで処理したのですが、肌はイマイチだしゾルを剥がすときに周囲の塗膜は持ってきてしまうしで45点の出来栄えという感じです。最初スーパークリアーの出が妙に悪くてムラになったのですが、均一でない方が「塗り直しました感」が出ないように思い、深追いせずそのままに。とりあえず見苦しくはなくなったので良しとします。

黒サフの段階が色といい艶といい一番元の肌に近かったのですが、さすがに塗膜の耐久性に自信が持てなかったので…もっともそもそも模型用のサフを下地にしても錆止め効果はないと思うので、その段階でどうかと思わないこともないです。





(※画像は以前の流用です)


に硬化したウォッシャーホースが軋んで音を立てるのが気に入らないということでホースを交換したのですが、その後もまたダッシュボード中央付近から同じ音がします。というかむしろ前より頻度がひどい。ホースじゃなかったんじゃねーか!という事ですが、以前音がした時はボンネットを開けてホースを押したり引いたりグロメットにグリスを付けたりしたら確かに消えたのでてっきり…たまたまの偶然だったようです…





そのあたりの位置で他に音の出そうな心当たりと言えば…引き直したセンタースピーカーのコードが怪しい。グローブボックスを外して覗いてみると固定されず中途半端にぷらぷらしている上、被覆が柔らかいので擦れるといかにも音が出そう。怪しい。
(→の銅色のがスピーカーコードです)

他の線と束ねるかダッシュにテープで留めようとするも、なんだか妙な取り回しになっているので上手くいかない。ラジオの化粧板を外しセンターパネルを外し、運転席側のアンダーカバーを外しラジオまで外してあーでもないこーでもないしてようやくまとめる。何でこんな妙な取り回しを…と思ったけど当時の記事を見直してみるとどうやら純正の配線ルートを忠実にトレースしたようです。固定されずぷらぷらなのは元からということですが、元のコードの被覆だと滑るので音も出なかったのでしょう。

ちょっと試走してみたら音は見事消えました。その代わり左リヤドア近辺からの音が気になるようになりました。異音対策すると別の音が気になり出す、よくあるやつです。




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