チェイサー日記(路上抗争篇)
2012年1月(+NYM2012)


→更新を強いられてるんだ!




(画像は大昔の流用です)


なにか右フロントから異音がするようです。
きこきこきしきし、ブレーキ踏むと消えたり、かと思うとかえって大きくなったり。左コーナーで大きめになり右コーナーで静かになる。ハブベアリングっぽい感じもありましたが走行距離から言ってちょっと考えにくい、大方ブレーキの動きが渋いだけでしょう。

ジャッキアップして清掃、スライドピンにシリコングリス塗布、ついでにローターのサビ防止鳴き防止その他を期待して例のクスリを多めに塗って組み直し。無事解決。本来スライドピンには給脂しなくていいことになっているようなのですが。


別に宣伝するつもりもないですがこのクスリは色々と便利です。なんか妙にブレーキタッチの悪くなったクラウンセダンに塗ったらちゃんと改善されるし。あまり乗らないせいでローターが錆びて走るたびにしゃりしゃり言っているアクティにも塗っておいたら静かになるし。イニシャルコストはそこそこするものの、そんなに頻繁に大量に塗るわけでもないからなかなか減らないし(笑)。今見たら昔より高くなっているような気がしますが、ペンタイプなら騙されてもそれほど痛くない値段でしょう。もちろん効果に責任までは取れませんのでちょっとしたあぶく銭が手に入った折にでもどうぞ。裏側に塗るのがちと厄介ですが、私はいつもジャッキアップすらせずにワイパーゴムの骨でキャリパーとパッドの隙間から塗ってしまいます。







これまたかなり藪から棒の感じがありますが、リヤダンパーを交換しました。
これまで使っていたBOGEに機能上の問題や不備があったわけでは全くないです。ただふと今になって改めて形状や適合表を見てみるとこれどう考えてもリア独立用でなく4リンク車用だったのが気になってどうにもならなくなっただけです。今にして見ればどう見ても分かりそうなもんだという感じなのですが、それが当時の知識と見る目のなさというものでありましょう。そんなもん今でもあると言えるほどあるとは思えませんが。

色々考えた末に後釜は現行商品のNewSRスペシャルということになりました。GX61/71系用としてラインナップされているものですが、41と61は純正で全く同じダンパーが使われている車型があるので何も問題ありません。乗り心地やダンピングも全く問題ありません。むしろ快適です。ぐずぐず言わずに最初からこれにすれば良かったです。



この画像じゃわからんかのー

今にして思えばかつて短期間だけ使った
プロドラGが同じ形状でした


ただしこれも100%満足ということではなく、個人的にルックスとしては純正と同じくケースの底、特に前面だけ2層構造になったにストーンガード(たぶん)が付けられているスタイルが一番好みです。もちろん機能的な意味はないですが。今日日そうそう砂利道走ったりもしないですし。
似たような感じでぐるり一周ガードが付けられている当時物のカヤバラリーしかも適度にヘタった中古品も手に入れたのですが、少々サビが多いのとヘタっていてもまだ硬いように感じられたのでNewSRスペシャルにした次第です。現在はGX71純正と同形状のNewSRももしかしてかつてはこういう形状だったのでしょうか?

もっともルックス最優先としたい場合はトヨタ純正中古美品ただし元々何用か断定できてないけどオリジナルにかなり近そうなものが手に入れてあるので、状態をオリジナルにできるだけ近付けて展示するような機会があればこれを取り付ければいい話です。そんな予定は全くないですが。


あとこれまた別に宣伝するつもりもないですが、BOMBという通販サイトが対応も早く安くて良かったです。サイトが少々見辛いのがご愛敬。







取り付け完了ばっちりですと思っていたハイマウントですが、たまたま暗くなってから乗り出そうと思ってエンジンを掛けようとブレーキペダルを踏んで驚いた。ルームミラーの中が真っ赤に・・・
以前クラタク号のこの位置に付けていた際も多少の光漏れはあったので今回も多少はあるだろうとは思っていたのですが、生憎多少とかご愛敬ってレベルじゃない。



(極めて大雑把な模式図)


てっきり照射角がそんなに広すぎるのか??と思ったもののまさかそんなはずはなく、リヤシートを照らす光のほとんど全てはリヤウインドウに反射した光なのでありました。ウインドウとシートの位置関係が悪いせいです。もっとリヤシートが手前にあるか、ランプ取り付け部のガラスが後ろにあるならこれほど目立ちはしなかったでしょう。





構造を考えるとつまりランプ本体のレンズをカバーしたりしても無意味なわけで、ランプ下部からガラス面までをシェード状のもので遮らないといけないわけです。
しかしなまじランプ本体が長いので素材に困る。幅が6センチから、長さは実に41センチ必要なのです。それなりの見栄え品質があり加工性に優れた上に軽量でそこそこの強度剛性を有しなおかつ非常に安価である必要があります。となればひとまず偵察に行くとなれば100円ショップ。皆さんもそうでしょ。

ダイソーの大型店をうろうろした結果、A3サイズの「はさむファイル」を購入。ファイルと言っても穴あきのクリアフォルダに入れて綴じたりするのでなく、紙の一辺をクリップで留めると二つ折りにしてもくしゃくしゃになったりしない、という用途のものです。図面とか持ち歩くのに便利そうですね。
黒色PP製、表面には細かく縞状のモールドが入っています。裏(内側)は梨地仕上げ。寸法もばっちり。こういう工作には最適でありましょう。剛性と耐久性が少しだけ不安ですが。





前に書いたようにランプの下面は「見せる面」なためにカマボコ状になっており、こういうものを貼り付けて接着面で取り付け角度も決めるというには少々苦しい状況と言わざるを得ません。5ミリ幅に切ったスポンジ両面テープで貼り付けますがやりにくいのなんの。こんなもん車体にくっ付けてからやるような細工ではないです。

本来であればリア側は光が漏れないようにガラスのアールに合わせてカーブドカットすべきなのでしょうが、あまりにめどいので素直にストレートカットで。またガラスにぴったりくっ付けても後でここに虫の死骸なんか載ってしまって掃除できないとかそういう未来が容易に想像できますので、少し間隔を開けておきます。
まあ実を言うとシェードを切り出しているうちに刃先が滑ってコースアウト、そのキズの部分を切り取ったら当初の予定より若干幅が細くなってしまったので、これ以上ガラスに寄せようにも届かなくなってしまったのですが。作り直せ?この長さで切るのって意外と大変なんだもの。

こうやって左右方向の案配を見ると本当にレンズ部分しかカバーしていないのでやや寸足らずな感もあるかと思いますが、素材と構造と固定方法に悩んだ結果こうするしかないという結論に至ったものです。





先程の真っ赤な画像を見ると上にも少し漏れている感じなので、ついでに試作中に出来た細切りを本体上部にも貼ってみました。これがまたやりづらいったらない、繰り返しますが車体に付けてからやるような事じゃないです。
外から見ると少々大掛かりになってしまった感が・・・とは言ってもこれ以外どうしようもなかった。取り付け位置を変更するとかランプ本体ごと違うのと入れ替えるとかとなると本末転倒ですし。

写真撮っても全然写りゃあしない・・・
これでも思いっきり画質調整してあるのですが。





こんな感じになりました。
天井側に漏れていますが、実を言うとこれは上部にシェードを付ける前に撮ったものです。付けた後はもう少しマシになりました。
これくらいならご愛敬で済むでしょう。済ませて下さい。

追記:
この工作は失敗でした、真似しないで下さい







少し前からエンジンを掛けようとすると「W.WASHER」が煌々と点灯し、点検してみるか・・・と思っているといつの間にか消えているということが何度かありました。以前センサーをインチキ修理しているので大方突っ込んでおいたコードの接触不良とかその辺りだろうと思っていたのですが、いよいよ点きっぱなしになったので直さないといけません。





しかしインチキ修理箇所をチェックしてみても外れていない。別のワニ口コードで直結してみても消えない。センサー単体で測ってみても接続は切れていない(フロートが浮いてないのに繋がったままって事はセンサー自体は結局壊れているのですが)。どうやらそれより下流で切れているようです。めどい事になって参りました。

ハーネスとしては「フェンダーサイドより前」「フェンダーサイドからカウルサイドまで」に分かれているので、まずはセンサー直下からフェンダーサイドまでを確認します。近い方の右フェンダーかと思わせて左フェンダーを経由しています。
EFI車はソレノイドレジスター(銀色の)を先に外さないと、ハーネスの黒いカバーを外すときにキズが付きます。
まあキズが付いても取り付けてしまうと絶対見えませんが。





テスターを2つ使って延長したりして導通を見てみますが・・・切れてない。
ということはここからカウルサイドまでか、はたまたコンピュータの不良か・・・
一層めどい事になって参りました。





点検のためにもコンピュータにアクセスしないといけません。
カウルサイドトリムを外します。
フチに貼ってあった隙間テープがとれました。





ここです。
狭いです。

狭い上に奥まっているので大変やりにくい。
うつ伏せで頭を突っ込んでいたら、頭を動かした拍子にダッシュボード下のステーに髪の毛を10本ほど喰われました。
帽子を被った方がいいです。





コードはこの更に奥で繋いであるため、導通を見るためだけでもコンピュータ自体を一旦引っ張り出さないといけません。引っ張り出しても相当やりにくいですが。
修理書に簡単ながらトラブルシューティングが載っているので、それに倣ってみます。

☆(イグニションスイッチ ON)
〔CO〕(コンピュータ)の12極コネクタをはずし〔WH〕(ワイアハーネス)側の端子とボデーアース間に導通があるか→YES
→〔CO〕の13極コネクタを外し消灯するか→YES
→〔CO〕不良




えー・・・





とりあえず取り外します。
とれました。

何か淡褐色のべたべたしたものが付いている・・・と思ってよく見たら、以前吹き込んだノックスドールでした。ちょっとばかり奥まで吹きすぎたようです。





きっと長年の疲れでハンダクラックでも入っているのではないか・・・と思って分解してみました。こんなことやったこともありませんが、どうせ壊れてるんなら少しは気も楽です。蓋もティントイの如く折った小鉤で留めてあるだけでどうということもありません。


・・・しかしどこをどう見てもハンダの不良らしきものが見当たりません。10倍のルーペで隅から隅まで3回見直しても発見できません。決してハンダや電子回路の知識があるわけではないですが、少なくとも目だけは良い方で、見た限りではどうにもキレイに思えます。ICやらコンデンサーやらがダメになってるのであればもう私の手には負えません。





ということで零号車から取り外して使うことにします。

・・・ケースが錆びてます。
あの吹きすぎて付着したワックスも全く無意味ではないのでしょう。





再び潜ってひぃひぃ言いながら繋ぎ直して、スイッチオン。
消えてない。
えーー!?


冷静に考えて「2個のコンピュータの同じところが壊れてる」というのはあり得なくはないにしても、考えにくい。ということはそもそもコンピュータのせいじゃねえんじゃねえの??
ひと休みしてから改めて落ち着いてチェックし直してみると・・・


〔CO〕の12極コネクタをはずし〔WH〕側の端子とボデーアース間に導通があるか→NO
→〔CO〕〜〔SE〕(センサ)間の〔WH〕断線またはSE不良


ああ、やっぱり断線だったのね・・・

しかしインナーフェンダーからカウルサイドまでのどこかです。
直すにしても別のコードでバイパスするにしてもフェンダー内を通すというのはかなりの大ごとです。
そしてもし大工事を決行しても得られるのは壊れたセンサーまでの確実な導通です。しかもたかがウォッシャー液のタンクの。

・・・・・・・・・





まあ・・・例によってまたこうなりますわな・・・





最初はライニングウェアの線と繋いだのですが(センサーが減って断線するまでパッドを使うつもりが絶対にないので、機能を使うアテがない)、これでまたキーONしても消えてない。あっ、と思ってアースに繋ぐと無事消灯。
テープでいかにもインチキ修理臭く巻いておくのは、もしいつの日か次のオーナーがセンサーを交換してもちゃんと機能しない原因を探ろうとした時に分かりやすかろうという、たぶん考えすぎですわな。

なおコンピュータは元のものに蓋をし直して使いました。
「どうせ壊れてるんなら」とか言って気軽に開けてしまったのが今考えるとちょっとゾッとします。それでもそれなりに丁寧には扱ったのですが。





やっと、ついに、完了。
ただ完了と言っていいものかは意見が分かれるところです。前回と同じで。

これでバッテリとウォッシャーは無効、ライニングは使うつもりなし、でモニターは3項目になってしまいました・・・








零号車は露出させておくと部品は傷むし世間体が悪そうで、かと言ってブルーシートではいささか見栄えが悪いので、だいぶ前から安物のボディカバーを使用しています。
安物と言ってもその辺のよりは安物と言うだけで、オクで裏起毛の厚手のものを購入しているのです。店頭だとペラペラのタイプでも5千円くらいしますが、こちらは送料込みでもそれより安く手に入ります。

しかし安いのは安いものの悪かろうなこともままあるわけで、流石に市価ウン万円のものほど保つわけはありません。最初に壱号車用に買った全部不織布のタイプは次第に減ってタタミイワシみたいになって逝き、繋ぎに買った千円のペラペラのは速攻で破れました。今使っているその次のは不織布の表面に厚手のナイロン生地が張られたもので、どっしりしっとりした感触が「これはいいものっぽい」と思わせてくれたのですが・・・半年も経たずにこの有様です。表面がひどく劣化してヒビだらけ。
ちょうど南を向いていて一番陽が当たる部分が一番酷く痛んでいるというのはちょっと興味深いですが、他の一件綺麗な部分も完全に硬化していて、捲り上げると「ぱりぱり」と音を立ててヒビが山ほど入っていきます。
今もオクでは売られていますが、「サイド中央下部にバンド固定用の穴付き」で「前後にゴム紐の付いたプラスチックフック4個付き」のものは買ってはいけません。露天で使用すればすぐにこうなります。

ついでにポータブルガレージに被せているUVシートの方もだいぶ傷みが進んでいます。やっぱりもって1年半なのですね・・・








今年もNYMの季節となりました。

が、先に言ってしまいましょう、あまり写真は撮ってきませんでした。アイテムの収穫もなしです。
何故って?寒すぎたからだ。


とにかく風が寒すぎました。ただでさえポンコツなのに朝が早くて眠い頭がろくに働かない。グッズとかパーツとか結構マジでどうでもよくなる。会場内でエンジン音を聞いても「排ガスで温ったまらしてもらいたい」とか真っ先に考えてしまうのではどうしようもありません。
また今回は島村伍長殿とかどまちさんにお会いできたのが最大の収穫で、その大きさを考えれば正直他は割りとどうでもいいです。

画像は田んぼの真ん中で暖気中の図。





いつも砂利の駐車場の前の道を反対側から来て、船の科学館の前でUターンして列に合流、というのがパターンだったのですが、いつもあそこでめちゃくちゃになってるのでちゃんと手前から並んでみよう・・・と今年は一つ手前から曲がってみたわけです。
結論だけ言うと大失敗です。二度とやりません。
偶然ながら初めて来たときからベストに近い並び方をしていたのだとよく分かりました。去年よりもまた少し混んでいた感じもありますがそれにしても最悪です。車列の最後尾についてから入場まできっちり1時間かかりました。去年のフィードバックでちゃんと前売り券を買っていたのでよかったですが、当日券だったら更に3割遅かったでしょう。別に急ぐわけではないにしてもひどかった。本当にひどかった。

去年と似たようなポジションに停めてから「あ、ここだとバックにあの建物が入ってしまう」と思ったのですが、去年はなかった(と思う)ビルが出来ていたので問題ありませんでした。
蛇足ですがこの局を見なくなったのは震災バラエティの扱いに我慢ならなかったからです。すてまだか何だかとかは関係ない。





ともかくそういうわけでひと通りは回ったのですが写真は少ないです。

がちゃぴ〜ん。
ブース名からして「ガチャピン」って書いてある(笑)。






今年のテーマカーはフローリアンでした。
うそです。


とにかくあまりに寒すぎて、ひと周りしたところでもう寒さが寒くて寒くなりすぎた。何を言ってるのかわからねーと思うが「寒い」しか考えられなくなってきていたと言うことです。腹も減った!なにかあたたかいものを!と思ってケータリングの方へ行ってみますがコーヒースタンドはやたら並んでいる(無理もない)上に値段が気に入らない。ならば豚汁でも買うか・・・と見回していたら、5年前に絶賛したトリとイモの店が出ているではないですか。思わず買ってしまったが温まる食べ物とは言い難い。オニギリを持ってきた意味も薄れました。まあ美味しかったのでいいですが。

一応朝にパンを食べたのに腹が減ったので結構時間経っていたかと思ったのですが、駐車場に戻ってナビを点けてみると(携帯を出して時間を見る気にもならなかった)、まだ10時半ちょっとでありました。寒さのあまり急激にカロリーを消費したらしい。





船の科学館の駐車場もちょっとだけ見てきました。
こんなのとか。





こんなのとか。

一瞬「ノーマルより車高上げてないか?」と思いましたが、たぶんオリジナルはこんなものなのでしょう。シャコタンが多すぎるのです。
私も当て付け(何のだ)にスペーサー噛まして少し上げてみようかと思ったことが何度かあります。





80年代な並びとか。
後で考えたら隣のFCを入れてもよかったですね。

手前のFFコロナはリペイントされたばかりらしいですが、いかにも自然でギラギラ感がなく良い仕事です。
奥のトダイは何か見覚えがあるような気がしたのですがやっぱりそうだったようです。





揃ってるんだか揃ってないんだかよくわからない並びとか。

手前のクラウンビクトリアは内装も「本気」でした。
本気っていうかもう「本物」だったのではないかとも思いますが。





その後ろにはこんなのも。

よく見えないでしょうが、レザートップの破けっぷりがまたいい味を出していました。





ナンバーフレームのアドレスを見るとどうやら劇用車としての一台らしい、です。国内でアメリカの砂漠地帯を再現するシーンとかいい演技をするのかも知れません。


いもむしよりもかー・・・





スケール感の分からなくなるのとか。

これまた隣のミラを入れればよかった。





某誌で見ていた前期グランデを初めて見られたのも収穫でした。53年ラベルがあったので31でなく41ですね。

この後で車中でぼんやりテレビを見ていて、砂利を踏みしめる音に何の気なしに顔を上げたらこのクルマが前を通り掛かったところだったのは愉快なサプライズでした。思わずこちらを見て笑っておられたオーナーさんに頭を下げてしまった。本気でびっくりしたのでかなり間抜けなリアクションだったと思います。





毎年取り立てて興味がない車種でも「おっ、これは・・・」と思うのが一台くらいあるのですが、今年はこれだったかも知れません。
ナンバーも古いしオリジナル度も高く、程度も文句なしでした。





今年はたまたま隣にSが2台も並んだので、この辺でカメラを構える方が多かったようではあります。車内で写り込まないように小さくなってたりしました。こちらを撮影されたりじっくり見ていかれる方も意外といらっしゃるのですが。まあこの型の中でも前期チェイサーは珍しいのは珍しいかも知れません。自分では見慣れているせいでどうも他の方から見てどういう感じなのかいまいちよくわからんのです。まあわかったところで別にどうということもないですが。展示してるわけでもないし。

毎年この駐車場では粉だらけになるのですが(でも何となく好きであえてここに停めている)、帰る頃にはすっかりきな粉まみれの状態になっておりました。ボンネットの上で渦巻いた跡があるのなんか初めて見た。


しかしくどいですが寒かった。もう少し加減して欲しいです。
誰に?・・・冬将軍かな・・・








順番が前後してしまいますが、NYMの直前にヘッドライトをちょっと換えてみました。また。
どうしても使ってみたかったのです。

もちろんネコマークに問題があるわけではありません。
ただマーシャルは内側にグレーのシェードが付けてあるため、反射というか瞳の見え方が今ひとつきりっとしない感じがあります。また車両全体としてノーマル・オリジナル指向でありながら、ヘッドライトだけ少し飛び出して一点豪華主義という感じもしないではないのでして、今回は「よりシールドビームライクなセミシールド」という方向でちょっと試してみたかったのです。

画像は片方が少し曇っていて残念の図。まあ並べてみて分かる程度ですが。





裏が錆びていたのでサビを落として塗装したの図。





ブーツの一箇所が妙に膨れているのでちゃんと填っていないのかと思いきや、両方とも同じようになっている。





ブーツを外してみると・・・

例えば脱着の時などに一時的にブーツの柔軟性を利用するのは全く問題ないと思いますが・・・確かに多少歪んだところで問題になるほどひどく密着が弱くなるわけでもないでしょうが・・・こういう設計お母さん感心しないわ。
ていうかこの箇所だけ少しパッキング浮いてるし。やっぱり無理があると思うの。




このユニットの特徴は比較的レンズカットが直線的で粗めで大人しく、なおかつレンズ表面が大きくラウンドしていることです。小糸やスタンレーはご存じのようにカットは平凡ですがレンズはフラット、マーシャルCXやシビエのZビームなどはラウンドしていますが中央上部の独特のカットのせいで一見してすぐ判別できます。
これも中央の直線カットは多少目に付きますが、ハロゲンシールドでもこのようなカットのものもあったようでありまして、遠目に一見した印象ではまずまずではないかと。どうせ近くで見ればH4のバルブが透けて見えてしまうのはどうにもならんですし。

しかし写真に撮ってみると全然いい感じには思えない。
肉眼で見ると丸いレンズと粗めのカットが目に付くのでもう少しそれらしく見えるんですが。





少し離れれば・・・うーん。まだ違うなー。マシではあるけど。

結局何枚撮っても似たようなものなので画像で説明するのあきらめた。





こう撮ったら・・・ダメですね結局。
ともかく目視で少し離れてると一見シールドっぽく見えます。そういうことで。写らないのだから仕方がありません。

肝心のメーカーですが、IPFです。群馬産です。
ただし現在販売中のIPFの7インチ汎用丸ライトを取り寄せても、平らなレンズのものしか来ません。SAE規格の汎用サイズですが汎用ではないようです。似たような例では初代オートザムキャロル、あれは同じく7インチ径でスタンレー製でしたが汎用フラットタイプでなく専用で作られたラウンドレンズのユニットが付いていました。その方がクルマに似合うという判断だったのでしょう。
では何用か。
内緒です。


という程のものでもないですがヒントはライト自体は群馬産だけど水揚げは富山だという・・・ピンと来たでしょう。あそこの古いモデルに付いていたものです。あのメーカーは正直に言ってあまり好意的に思っていなかったのですが、あのクルマも基本デザインは丸パクリでも細かいディティールには意外と気を配っていたのですね。ちょっとだけ見直しました。他にトヨタクラシックにも同じものが使われていたようです(未確認)が、年式が新しいことから既にあったものを流用したのだと思われます。

見た目もさることながら、ランプマニアの方でも意外とご存じないのではないか?というのもちょっとした満足感。





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