チェイサー日記(路上抗争篇)
2011年1月(+NYM2011)


→左様




(画像は前回の流用です)


また車検の時期が参りました。
はやいなー?



(画像は前回の流用です)


予約の前に。
前々回乗ってからの放置が長かったからか、この前に乗った際にブレーキの擦過音とジャダーが酷かった(たぶん右前)ので、馴染みの助けになればと例のぁゃιぃ薬を塗って少し乗り回してみると、ブレーキは問題なかったのだが右前ウインカーの誤作動が再発。しばらく乗り回したがどうやら直らない。何も点かないわけではないにしてもちかちか鬱陶しいので、方違え(かたたがえ)の如く?なるべく右折しないように努めて帰宅。

因みになぜか一旦死にかけたタコメーターは絶好調です。
ついでに言うと賑やかだった何やらエンジン音も前より少し落ち着いているような。今まで温まるとインジェクターの「タタタ」音が耳についていたのですが、今日は「こぽこぽ」程度にしか聞こえない。給油のたびにスタビルを濃い目に入れていたのが少し効果を発揮したのでしょうか。それともただの気のせいか。



(画像は余白塞ぎです)


夕暮れの寒い中テスターで当たった結果、どうやら右前ウインカーのアース不良と判定。ともかくバンパーを外し右ランプASSYを引きずり出し、屋内でゆっくり調べてみる。
このクルマ鉄バンパーなのでアースはコードでなくボデーアースで繋いでるのですが、反射鏡兼ケースとランプソケット間の接触が悪いことが判明。カシメられているのに導通不良というのも何やら不思議な気もしますが、事実そうなのだから仕方がない。
一式手持ちの中古品と交換しようかと思って段ボールから引っ張り出してみたものの、スモール側の反射鏡表面にも錆が浮いているのでこのまま使う気にはならず、今までのを取り急ぎひとまず何とかしないといけません。と言っても実は接点復活剤吹いたら一発で直ってしまったのですが。それだけでもあんまりなのでソケットと反射鏡の間に少しハンダを渡し、シリコングリスを塗ったくっておく。

元通り取り付けて終了。
元通りでなくなったのはバンパーで、前回脱着の際チリが合わず右が出っ張るようにステーとボデーの間にワッシャーを噛ませていたのに、今回ランプを脱着したせいでまたステーの位置が微妙に変わり、ワッシャー無しで程よい位置に。結果オーライ。

最初に発生したときにも書いたようにアース不良で他のランプがボンヤリ点るのは知っていたのですが、こんなにかっちり回路が切り替わったが如く点くこともあるのですね。





直前で慌てたが何とか予定通りディーラー入庫、例によって大したこともしない出来ないなので2日で完了。LLC、ブレーキフルード、オイルとエレメント交換のみで費用は圧縮され、10と8千円で少しお釣り。もちろんもっと安く上げる方法もいくらでもありますが、メーカーの看板すら背負ってない、どこの誰とも分からない誰かに頼むのはあまり気が進まない。

前方視界の基準が改まったといういうことで、仮票が前より小さくなっております。





作業伝票でオイル交換の量が4.5リッターとなっていたのが気になってレベルゲージをチェックしてみると、アッパーレベルオーバーでやはり少し入れすぎ。4リッターでいいのに。
まあいいか思ってゲージを戻していると、車体の下の方で何かが光ったような気が。エンジンの下を覗いて見るとなんということでしょう、油だまりが。

引き取りから5日ほどでこの漏れ量。
少し垂れたのが大きく広がったのではなく、明らかに溜まっている。到底滲んでるってレベルではない。





滴になってますから。ほら。

19oのメガネを手に増し締めしようと試みるが、ちゃんと締まってる。締まってるのに漏れてる、一番めどいパターンですね。
ディーラーでのオイル交換だとドレンのガスケットは必ず交換すると思うのだが、それでも漏れてるとすると厄介です。いっそ古いガスケットを使い回したので漏ってるというのなら簡単なのだけど・・・一応ほんのちょっとだけ増し締めしてみたが、やっぱり漏れてる。1時間に1滴から2滴くらい。作業担当者に問い合わせてみると、やはりガスケットは交換したという。困りましたね。

あえなくピットに逆戻り、オイルパンのドレン周囲に少し残っていた古いガスケット滓を清掃し、再度新品ガスケットにしたという。まあ極めて正しい処置ですね。オイルは溜めといて入れ直しても良かったのだが、聞いてみると新しいのに換えたという。まあそうでしょうね。もったいないけど。


ひとまずは直ったようでひと安心、だが、たかがオイル交換ですら出戻りの履歴が刻まれ、更に異動で前々から顔なじみのサービスマンも居ないとあっては、いよいよ次回の点検のお知らせハガキは本気で怪しくなって参りました。
というか今まではめどいだけで大してカネにならないような部品発注などしょっちゅう頼むのでせめて点検と車検くらいは・・・という流れで頼んでいたわけで、更に多少なりこのクルマのことを知っている人がいれば面倒も少なかろうという事で続けて入庫していたわけで、滅多に部品も頼まないわ知ってる人いないわではここに出す意味自体いよいよもうあんまり無くなって来たような気もしないではありません。





画像はやっぱり前回の流用です)


ときにチェイサーにはだいぶ前に書いたように発炎筒の代わりに小糸の非常信号灯を装備しており、アシのクラウンにも同じ物を載せておりました。一応キーホルダーのLEDライトも常備してはいるのですが、懐中電灯程度にちょっと明かりが欲しいなどと言うときには自然とクラウンからこれを持ち出して使うことになります。
ところがこれ、筒の頭ではなく尻に横向きにランプが設けられておりまして、これが使いにくいことこの上ない。別に頭だと良くてケツじゃいけないというわけでは勿論なく、筒状でありながら筒先の方向でなく横を照らすというのが非常にイラつく理由となっているわけです。照らしたい方に一発で向けられたことなんか今まで1回もない。両手を使うのに点けたままどこかへ置いても、ほんのちょっと転がっただけでもう光は明後日の方へ行ってしまう。

今回フロントウインカーの修繕にもついこれを持ち出してしまったのですが、取り外したランプケースを手にしたところでストラットタワーの上に載せていたこいつが転がり、気を取られた拍子にケースを落としてフェンダーの端にチップ(ハゲ)を作ってしまいました。まあ欠けたと言っても楊枝の先ほど、ほんのちょっとではあったのですが、今まで使うたびに溜まりに溜まった鬱憤袋の尾がその一撃でとうとうブチ切れて、気が付いたときには点いたままのライトを大音声と共に近くの木の幹に渾身の力で叩き付けていたのでした。


ああ・・・すっきりした。
モノに当たって壊してスッキリするなどと言うことは滅多にどころかまず無いのですが、今回は格別でありましたぞ。本当に久々にこれ以上ないほどすっきりしますた。ざまあみろこんちくしょうめ。





会心の一撃でまっぷたつにしてしまったので、代用品を購入しました。
左が新しく購入したオーム電機製・非常灯機能付きLEDライトDM-99R、右がまっぷたつにしたのと同じ小糸製・非常信号灯ESL-200。ご覧のように横向きの懐中電灯が特徴・・・というか致命的設計ミスの気が。チェイサーの方は非常時にしか使わないということでそのまま継続使用する予定ですが、非常時により一層苛立ちの原因となるであろう事を考えるとあまり好ましくはないかも知れません。

オーム電機の方はスイッチは1つで懐中電灯と警光灯が交互に点き、懐中電灯の方は先端が光るごく真っ当な設計。LEDなのでとても明るく、電池もずっと保つでしょう。尻には磁石の他に折り畳みフックが仕込まれており、更に便利と言えましょう。

ただし真っ当な構成で980円とお値段お手頃な代わり、製品クオリティは小糸の2.5ランクくらい下。レンズの湯口は曇ってるしケースはバリ線くっきり尻のフタは湯流れムラだらけ、懐中電灯の反射鏡は固定されてなくてレンズの中で数ミリ踊る。ダメ押しに後から気付いたけど保安基準適合品でないでないのこれ。最初から発炎筒のバックアップとしてしか考えてないからいいけども。

というわけでこれはこれで人にお勧めする気になりません。
素直に懐中電灯積んだ方が良いような気も最初からしてました。







今年は久しぶりにNYMに行って見ることに致しました。チェイサーで。

前日一応念のために試走してみると・・・ヒーターレバーが動かない。以前より時々渋かったりフルストロークまで動かなかったりしたのだが、恐らくクーラント入れ替えの際に触られたのがまずかったのでしょう。

ヒーターバルブとワイヤーエンドにシリコンスプレーを吹いてみると、あっさりとスムースに。エアガン用のマルイのシリコンオイルですが浸透潤滑性に優れるし、樹脂にもそう悪くないはず。ついでにリンクもグリスアップ。





当日は以前の日記を参考に、同じ時間に出発。
毎回船の科学館前のUターンでぐちゃぐちゃになるので、今年はゆりかもめ駅側から回ろう・・・と思っていたものの、うっかり曲がるとこ間違えて同じ羽目に。しかし時間は変わらないのに記憶より混んでいる気がする。

画像は駐車場待ち中の火事・・・ではなく、2台前の某車(あえて伏せる)が白煙吹きまくっている様子。
恐らく往路でトラブったのでしょう、この状態と知っていて乗って来たのなら迷惑だし恥ずかしいにも程がある。列が動くたびに吹かし、カブるのか停止中にも何度も吹かすのでその度にこの有様。この状態ながら控えめに踏むとかいう考えはないようです(ヤケクソ?)。





やっぱり混んでる。駐車場に入るまでに時間がかかったのでさらに混んでる。

しかし・・・うるせえ!
1台2台ならオ、ナイスサウンド、と思えるようなものでも後から後から連なって渋滞して動くたびに吹かし、カブリかけるたびに吹かされたんでは正直かなわん。前日に整備していて「しかしうるせーなーこのクルマ・・・」としみじみ思ったばかりの自分のが静かなように錯覚するくらいなので一際そう思います。
今ここにいる人の大多数はどちらかというとこういうの好きか、好きでなくても割と寛容な部類の人が多いと思うのですが、それでも列からは「うるさいなー」という声が二度三度と聞こえていたので、よっぽどうるさいということでしょう。

まあ元々うるさいクルマもかなりあるわけですが、イベントだと思ってゆとりが図に乗ってヘタクソなコールかますのなど言うまでもなく問題外であります。駐車場の常連には元「本職」の方なども少なからずおられるようなので、追い込みかかって半泣きでズボン汚す羽目になる前に考えを改めたほうがよいでしょう。





写真はそれほど撮らなかった・・・というか撮るの忘れたの多数。

濱先生のロールスロイス。
誌面ではお馴染みだが、実物を見て何より思うのは・・・
「でけぇ!」
ヘッドライトからしてでかいことったら・・・堂々たる存在感は半端ではない。現代車でクラシック風デザインのフェンダーにしたところで大して華がないのは、プロポーションだけでなく根本的なサイズの違いも大きいのだ。

そしてこのマスでキャビンの小さいこと!下手したらサブロク軽トラ並みじやありますまいか。





メジャーなクルマを撮っても仕方がないので、どうしてもこういうのを撮りたくなる。

シムカ、1500の方でしょうか。あまり自信なし。





とにかくステキなコンディション。
ここまで美しいとむしろレストアすべきではないと思います。
ツヤ消し塗装車と同じでどう手入れしたらいいのかよくわかりませんが。ワックス掛けるたびに糸屑が残りまくりそうですね。糸屑の出ないクロスでもボンネット拭くたびにどんどん減っていきそうな。





ツインシビリアン。
しかし正直なところ個人的にはシビリアンにあまり強い引力を感じなかったり。

誰か初代コースター幼稚園バスを突っ込む剛の者はおらんのか。一般人にはきっと倍くらいウケるぞ。





オ、ナイスアイデア。

隣のSRといい、一つ覚えのごとくレビトレ一辺倒でないのは喜ばしいことです。





「今年のタクシー」は一世代上がって安全コロナでした。
かわいい。





そしてその隣はご存知、島村伍長殿のマークU。
行き違いになったようで、ご挨拶は叶わず。





どうしても撮らざるを得ない。





おっきいのとちっさいの。

しかし現物を見ていると、色のせいもあるのかそんなに強烈に寸法差を感じませんでした。
むしろ写真で見た方が面白い。





会場を大体見たところでケータリングでおべんと買って、クルマへ戻る。
カーテンが初めてちゃんと役に立ちました。

アラスカ半島620マイルを見ながらお昼を食べていると、写真を撮って行かれる方が何人か。前日ぴっかぴかに磨いておいた甲斐もあるとは思ったわけですが、撮るほどのものではないですよ。というか撮りづらかったでしょう。前が。停め位置的に。私も駐車後にとりあえず一枚と思った時に思いました。

そう言えばこの型のチェイサーはこの駐車場にこれ1台だけだったかも知れません。GX61はありましたけど。





そして定番の駐車場観察。
いまさら気がついたのですが、Uターンせずに船の科学館の駐車場に停める手もあるのですね。ちょっとした安倍川餅みたいにならないのであるいはそっちの方がいいのかも。

滅多に見ないパブリカスターレット。
コンソルテクーペ顔ですがスターレット4ドア。





綺麗なマークUバン。
というかこれじゃバンてわからんがな。

中途半端な引きの撮り方ですが、中でオーナー氏がお休み中だったので遠慮しました。





ステッカーやアクセサリーでドレスアップ。「愛車家スタイル」とでも申しましょうか。
ベース自体かなり珍しい1台。





綺麗なオレンジレッドで目を引いたカローラクーペ。
オリジナル度も高く非常に好ましい。





これ前にも見たことあるんですけど・・・何が描いてあるのか正直よくわからない。ウサギ?





不思議と目に留まった、きれいなシーマ。
色がまたステキ。





やはり撮らざるを得ない。

バンパーは忘れてきたようです。
バンパーの裏ってこんなんなってるのね。





超有名なMS105も停まっていました。
ボンネットも開けてありましたが、こんなとこ撮ってた奴私だけでしょう。前にレプリカ作ったときは裏書きがあるなんてまったく想像もしてなかったのですね、これは後日作成予定。

美しいクルマはこんなところまでもとことん美しい。でも遠くてよく見えない。
(違うクルマでよく確認できる写真が撮れました)





ほんとどうでもいいような妙なところばかり撮っていたりする。
ここってこんなんなってたのですね。このRじゃ絶対シワ寄って絞り切れないもんねここ。





しだっちさんのマークU。
以前よりかすかな違和感を感じる理由がわからなかったのですが・・・セダングリルだからだわ。ブラックアウトしてあったので馴染んでしまって気が付きませんでした。
やはり行き違いでお会いできず。





古いクルマではないですが・・・なんだろうこれ。隈取り?





見られた範囲では唯一だったブラボーコロナ。
シルエット'70のキャップ、スプラッシャー、フォグにフェンダーランプ、デイライトなどなど。

時代考証的に正しいアクセサリーだけでまとめるのは平和で安心して見られますが、このように新しめのアイテムが長年の愛用を感じさせるものもまた好ましい。古いナンバーがなので実際そういった愛され方をしてきたクルマなのではないでしょうか。





車内ももちろん抜かりなく、そして驚くべきはなんとナショナル・コクピットをフル装備なところ。

「満艦飾スタイル」と呼びたい。





謎装備。

形状からすると、元は接着ウインドウ用のロワーモールでしょうか?フロントだけでなく、リヤにも高さの低いものが同じように付けられている。
ルーフ上の水や汚れで前後ガラスが汚れない・・・くらいしか思い付かない・・・





別のクルマ(ビート)の謎装備。

しばらく観察してましたが、さっぱりわかりませんでした。





人の思いつかないアイデアというのは楽しいものです。
例えあんまり実用的な意味はなさそうでも。





駐車場散策後はまた会場へ戻るつもりだったのですが、何だか億劫になってしまって・・・結局迷いつつも帰宅の途についてしまいました。
今回の戦利品はチェイサーのフロントウインカーレンズ左。千円。これだけでももう行った甲斐はあったというものです。


しかし・・・前日の夕方に満タンにしてあったのですが、往復130キロ程度でこの針の位置はちと燃費悪過ぎやしませんか。満タンでビシィッとFまで上がってたわけでないので、必ずしもタンク半分使ったということでもないとは思うのですが。
ひときわ寒かったので暖気が長引いたし、元々ファストアイドル長いし、高速走ったところで3段ATだしということを割り引いても、別に燃費は気にしないとは言えリッター6キロくらいは走らないとちょっとどうかと・・・

因みに5速EFI車で10モード届出値は8.7km/lです。
まあ自動車誌のテストだと7キロ台とかなんですけど。




→左様


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