チェイサー日記(路上抗争篇)
2009年10月〜2010年12月


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過日よりタコメーターが不作動。
このモデルでタコメーター故障は定番なので、あぁ来ちゃったか、という感じ。たまに思い出したように動いたりするのだが、鬱陶しいので修理。というか交換。

何で壊れるんでしょうね?
壊れた話はよく聞くが、直した(交換でなく修理した)という話はまだ聞いていない。


作業中の写真は撮っていないので省略。
メーター脱着作業についてはステアリングコラムをよく養生しておく以外、特に注意点もないと思われる。下から手を突っ込んでカプラーを外すのがめどい。特にOKモニターのカプラーを片手で外すのは、タマゴを片手で割るような感覚を要求される。





メーター自体の換えは中古がいくつかあるのでさほど困らないが、車種・年式で文字盤が異なるので針を外して中身だけを差し替える必要がある。チェイサーでも前期後期で異なる(レッドゾーン開始回転数)。零号車のならばポン付けなのだが、壱号車のものの方が文字盤のレッドゾーンと針のヤケが少ないのでポン付けはしたくない。結局バラして、中身以外元のものを使うことに。

左画像は下が今回摘出した前期型、上は前期マークUのケースにメーター類だけ後期チェイサーを組み付けたチャンポン仕様。解体部品でこさえた、あり得ないオドゼロの観賞用である。



(↑後期型 前期型初期型↓)


因みに同じチェイサーでも前期後期で警告灯色やタコの他、水温計も違う。速度計も同じ風で厳密に言うと実は違う。化粧パネルの表面の仕上げまで違う。無駄に凝っているこの瞬間がトヨタ車だね。

※1111追記
零号車及び別の前期型用(52.12の検印あり)メーターも後期型と同じシボ有りパネルでした。どうやら壱号車のド初期型ゆえのディティールのようです。お詫びして訂正します。





ドナーとなったのはかつて剥ぎ取り大会で拾った後期グランデのもの。3,000rpmにリミットなのだろう、赤いシールが貼られている。前(たぶん前々)オーナーはきっと控えめな人だったに違いない。
もちろんバラす前に12V+、−、コイルの−を繋いで予め作動確認しておくのは言うまでもない。クラウンセダンのエンジンルームで結線して作動確認したが、ダンパーが弱ったらしく突如音もなくボンネットが落ちてきてヒヤリとする。こういう所はやはりつっかい保持式の方が安全ではある。


やはり作業中の写真は省略。
分解、組立ともほぼうまくいったが、針の差し込みががすかすかになってしまった。仕方なく付け根の真鍮スリーブをプライヤーでカシメたが、傷が付いてしまったのが悔やまれる。もちろん車載状態はもちろんメーター単体にしても覗き込まないと全く見えないのだが、心の眼にはハッキリと見え続ける、そのことを忘れるまで。

壱号車のメーターはアクリル窓が微妙に緩く、左右にほんの僅かだが動く。今まで触ったメーターASSYでは無かったことである。ツメや受けが緩いと言うよりは、元々こんなモンで経年変化による歪みが少ないせいの気もする。いずれにしてもあまり良いことではないので、化粧板の両端にスポンジテープを貼って規制する。窓が動くと4眼補助メーターのフチのリブが擦れて、窓にキズが付くのだ。というかもう付いてるけど。





詰め込みも特に言うべきことはない。メーターケーブルがうまく刺さって「ぱちん」と言うまでが苦痛なくらい。本当はメーターを外したくらいなら、まともに動いた話のないアンメーターの謎も追究したかったところだが、めどいので止め。1A以上測れるようなテスターないし。誰かやって下さい。

キーONにして警告灯が点き、エンジン始動して針が振れるのを確認して、終了。本当は速度計も確認すべきであることは言うまでもない。


警告灯が点いたのを見て、この前右ウインカーがハイフラになっていたのを思い出した。ハイフラと言っても通常の半分くらいの間隔に速くなっただけなので、恐らくワット数の小さいフロントサイドの球切れであろう。
運転席から乗り出してフロントフェンダーを見ると・・・点いてるよ?とその先を見ると、ノーズの直前の門扉に反射してしかるべきフロントウインカーの点滅が見られない。前か?だったらもっと点滅が速くなるはずだが・・・





なにコレ?

←珍しく動画にしてみた



固まったまま数秒間考えるが、あぁ、だから合計ワット数が減って点滅が速くなったんだね・・・と思うばかりで、事態がよく飲み込めない。いやもちろん目の前で何が起こっているかは見ればわかるけど。何でそうなる。
(※点灯周期が速くなってないのはハザードにしたためです)





しばしボケーッと眺めているが、ふと「これでスモール点いてる状態だとどうなるんだろ」と思い付いて実行する。

←更に愉快なことになった。



いや面白いのは面白いけど、どうしたものか。
一時的な接触不良でなっているであろうことは想像が付くが、どこでだろう。とりあえずエアクリーナーケースを外して、下流から2番目辺りのカプラーを・・・と思ったが、そこにはなかった。既に太いハーネスの中に入ってしまっている。これより上流だと厄介だ。あるいはリレーとかかもしんない。





あー鬱陶しい、と思いながら元に戻し、とりあえずもう一回撮影・・・と思ったらもう直ってしまっていた。
ぁルえー?
(正常作動は見ても仕方がないので動画は割愛)


直ったのは結構なのだが・・・結局具体的には何もしてないのでスッキリしない。再発しなければいいのだが。
昔クラタク号に流れるウインカーキットを付けたらアース不良でテール+ブレーキとバックランプが連動してしまったことがあったが、あれはボンヤリ点いただけで、こんなにくっきりきっぱり点いたりはしなかった。完全に回路が切り替わったみたいに点滅したのが不可解である。

因みにバックランプに電流が迷走すると、同じ回路にいるA/TのRレンジブザーがへろひょろ鳴り出す。初めて発生したのが夜だったので、どこからともなく聞こえる「ぴょろろろ〜、へりょりょろろ〜」という謎の声に軽いパニックになったものである。







オイル交換したらレベルが読めなくなったでござるの巻

新油の色が薄くディップスティックの刻みが薄く、その上粘度も低めなようでゲージを引き抜いて見る間にもじんわり流れてしまい、更に浸透力が高いのかゲージガイドの上の方まで上がってきたのがゲージ全体に付着してしまい、どこまで入っているのかさっぱり分からない・・・少なくとも4リッターは入っているので問題はない、はず、だが。

キヤッスルSM/GF-4・10W-30を選んだのだが、最近のクルマに合わせて色々と成分なども変わってきているのだろうか。







アイシンのウォーターポンプが入手可能という話は随分前に某所掲示板で聞いていたのですが、チェックしようと思ってすっかり綺麗さっぱり忘れておりました。一時期と違って社外品が普通に流通していることが知られているので今さら話題にするほどでもないとは思いますが、ま、参考までに。

アイシンWPT-084、ネット通販で五千円ほど。ガスケットが厚紙とパックされていて折れないようにしてあるのが細かい親切。





事前情報で知ってはいたのですが、一部手リューターで刻印が削られていました。メーカー純正OEMをアイシン自社ブランドで売る場合にメーカー名等の刻印を削って出しているようです。
「TOYOTA」と入っていたかどうかは不明。ラボで調べてもらうほどのことでもない。あるいは「ASCO」とかだったりしたのかも知れません。






他社品とちょっと違って目に付いたのはインペラーの形状ですね。羽根がちょっと大きい。因みに下は以前も登場のアサヒ製、そう言えばアサヒも古いポンプを今も作ってくれているらしい、ありがたいことであります。写真を並べて初めて気が付いたけどボディのリップ部分の厚みもだいぶ違いますね。もちろん薄くても不具合が出るようなものではないはず。





参考までに適合品番を。(クリックで適合表を表示)

どのメーカー製でも必要にして充分だと思いますが、純正により近いはずの同社製にちょっと魅力を感じたりする次第。





続いて部品情報。
とは言うもののウチのは多くの方が乗っておられる同様他車とは仕様が異なる箇所が多いので、大多数の方には役に立たない気はしている。それでもお一人でもお二人でも何かの参考になればよいと思う。参考にはならなくても暇つぶしくらいにでもなればそれはそれでよい。

FJ20のニューマン・スカイライン、DR30のフューエルポンプがM-EU(53年3月から)のものとほぼ同一で小加工で流用できる、というのはこれまだだいぶ前に同掲示板で話題になった話である。その際ちらっと書いたのだが、それより以前の(トヨタの方もニッサンの方も)ポンプも一見してよく似た形状をしているのである。以前より比較検討してみたいと思ってはいたのだが、機会を逸しているうちに忘れかけてしまっていた。
ところがしばらく前に117クーペ関係のページを続けて見る機会があり、例のポンプがまた目の前に現れたのである。いすゞでは今(見た当時の話)も供給されており、しかしニッサンから買える同じ物の方が安いのでそちらを注文するという裏技があるそうなのだ。
それを知ってからもまたしばらく間が開いたのだが、思い切って日産部品共販で頼んでみた。実を言うと届いてからもまただいぶ経っているのですが。

こんな滅多に出ないだろう部品でも金曜の午後頼んで土曜には届いてしまう。早い。





トヨタ純正と比較。
中古品のため多少お見苦しいことをお詫びします。

一見してよく似ているが、よく見ると本体が僅かに細く、尻の形状が違うことが分かる。トヨタの方のケースが全部筒型でなく尻に並行部分を作ってあるのは治具の都合か、そうでなければ点検時などの作業性を考慮したものだろう(万力に挟むのに便利)。





吸入口付近や端子は同じ、吐出口は封を切っていないので外観しか見られないが、ネジサイズが同じようであるので同じだろう。因みに吐出量などの違いは不明だが、それほど大きな違いはないと思う。

あとニッサンのはASSYとは言ってもポンプだけ、サイレンサーは付属しない。





一見して同じようであるが決定的な違いはメーカーが違うことで、トヨタ用は日本電装製、ニッサン/いすゞ用はユニシアジェックス製。しかしながら形状が少し違う程度で他はまるでそっくり、ケース径こそ違えど同じ規格で作られたものとしか思えない。こういうサプライヤーは違うのに同じように見える製品というのはどういう都合で出来るもんなんですかね?同じ自動車メーカー向けに2社が作ってるとかなら分かるんですが。日本電装とユニシアから納入受けてたメーカーがあったということか。でもそうならケース径は同じにしそうだなあ(同じ径なら同じブラケットが使える)。この年代で少なくともトヨタ・ニッサン・いすゞだけでなくマツダ車にも似たようなポンプが付いていたようで、というかもう昔のEFIはどこのメーカーも大同小異の部品で同じようなシステム組んでいたんじゃないかという気も。

追記:後から気が付いた。システム自体ボッシュのLジェトロのOEMだからですね。当たり前だわ。
でもそれでもデンソーのだけケース形状が違う理由はやっぱりわからない。デンソーの良心という奴でしょうか。





品番。
今回は確認したいこともあったので敢えて部品商などではなく共販で頼んだのですが、そうでなければ個人客でも値引きしてくれる部品商やネット通販経由での購入がお勧め。1割引でも3千円以上安くなるので馬鹿になりません。
ただし外観比較でほぼ同様品と判断しましたが、実装して確認はしておりません。この内容を真に受けて買って付けてみたけど合わなかった!という苦情はお受け致しかねます。購入ならびに流用はあくまで自己責任ということでお願いします。

なにぶん高いので、一応念のため。
というかこんな人間の言うことを頭から真に受けてはいけない。あくまで発想のヒントにするに留めておくべきです。本当で確実なことが何でもネットで簡単に知れると思うのは危険です。自分で調べることを忘れてはいけません。


それにしてもこんな古い機能部品を生産のみならず在庫して翌日届けてくれるニッサンは良心的だ。偉いなあ。全くありがたいことです。しかしなるほど台所が危うくなる理由もちょっと分かるような気がする。


20140228追記:無事流用できました







『ゲリラ豪雨』なるものが一般的な名称として認知されるようになった昨今、皆様におかれましては車両水没に対する備えはお済みでしょうか。
もちろん雨が降りそうなら出歩かない、降り出したら低くない場所へ逃げてやり過ごすといった方法が最善かと思いますが、それでも万一ということはあるかも知れない。そんな訳でレスキューハンマーを設置することに致しました。もちろん有事の際にガラスを割ったりシートベルトを切ったりする道具があるのと、それを実行する踏ん切りが付くかとはまた別のお話。

安上がりに中古の「レスキューマン」を導入することにしました。ご覧のようにトヨタ純正なのがポイント。夜光シールのロゴ以外は非OEM品も全く変わらんのですが。レスキューマンシリーズはこのハサミ入りのT型(無印)、ハサミ無しのU型を経て、現在は荷造りテープ切りのようにカッター刃が露出しないように内蔵されたV型が現行品となっています。

ひっくり返った車内でハンマーからあたふたとハサミを引っ張り出す場面を想像したりするに、ベルトカッターとしての機動性はV型が圧倒的に有利だと思いますが、車内でハサミがあったら便利という場面も少なくないので、普段使いとして敢えてこちらを選ぶのもアリではないでしょうか。



(イメージ画像)


問題はどこへ設置するかですね。シートベルトで括り付けられた状態で手が届かないと意味がない。置いとくだけではひっくり返ったらどっかへ飛んでってしまうので固定してなければいけない。

基本的な取り付け方法はコの字の針でもってフロアトンネル側面のカーペットに刺して留める方法。その他にビスでも付けられるように4ヶ所ほどネジ座が設けられており、センターコンソール側面にタッピングで付けるという方法もあるでしょう。しかしもちろん穴を開けるような方法が気にくわないのは今さら言うまでもなく。左足の周りはあまり空間に余裕がないのでその意味でもできれば避けたいところ。因みに「V」は両面テープでも付けられるらしい。


さてこの変人はどこへどう付けるか。




こうなりました。





取り付けにあたってこのようなステーを用意。
見辛いですがクリア塩ビ板製、元はホームセンターで売っているフィギュアケースの前面パネル。手近にあった廃品です。
最初はアルミ板でも工作しようかと思ってたのですが、よくよく考えたらハンマー取り外しに引っ張った時に塑性変形してしまう素材は具合が悪い。これはそこそこの厚みで非常に粘り、曲がりもしないしちょっとやそっとじゃ割れそうにもない。結果的にベストに近かったかも。

下部の小さい丸穴はハンマーブラケットのボルト用、上の穴を四角く開けたのは、アームレストの付け根は四角いプラ台座が入っているためです。ただのネジ留めだったら大きめの丸穴だけで済んだのですが、台座があるせいで少し手間が要る。





そしてドアアームレストの取り付け部に共締めというか、四角い台座を穴に通してアームレストで押さえ付け、というか。
ステーはできるだけアームレストからはみ出す箇所を小さくした上、そもそも透明なので見えてても全然気にならない。
切ってないし穴も開けてないし、不要となればドライバー一本で元に戻せる。工作としては悪くなかったと思います。満足。


あとは使う機会がないことを祈るだけです。







新しいナビ、三洋ゴリラNV-SB570DTを購入したのでひとまず取り付けてみた。
以前の鉄板製スタンドはそのまま、先をゴリラ用アダプター980円也にしただけ、電源もご覧のようにシガー+市販PKB解除コードそのまま。本体の割りに舞台装置がやや大袈裟なのが難点だが、肉眼だけでなく写真で見てもそれほどごたごたしていない(気がする)ということは、まあそれほど悪い出来ではない。たぶん。
カウルトップに貼ってあった旧GPSアンテナは撤去、コンソールの裏に前任機の置き土産の後付けシガーソケットとケーブルが残っているのだが、億劫なので当分放置の予定。

このように低い位置では衛星の補足が不十分になり、別売の外部アンテナが必要になるかと思っていたのだが、撮影時で9個、その後の試走でも8個から10個をうろうろしていたので、事実上ほとんど問題ないようである。いいやこれで。

しかしこのゴリラ変換アダプター(商品名:PNDモニターアダプターM)は簡単なつくりで良く出来ているが、いかんせんレールへの差し込みが渋すぎる。ガタのないようにキツめにしているのかも知れないが、本体を固定するロック爪が効いてなくてもまず取れないんじゃないかという渋さである。手持ちのシリコンスプレーを吹き付けたらだいぶ良くなった。


本体が小型軽量でかつ画面が小さくなったこともあり、できればもう少し上へ付けたいところではある。ベンチレーターへさくっと挿してすっと抜けるようなごく手軽で確実なステーを思い付いたら移設する予定。





中古とは言え交換したばかりなのに、もうダメになりました。
やはり元のをちゃんと修理してもらう必要がありそう。








張ってからせいぜい一年程度しか経っていないのにこの体たらく。それほどまでに強いか直射日光と紫外線。今年の夏が過剰に暑かったせいもありそうではあるが。
ワサビ色のトラックシートか何かにするかいっそ一番安いブルーシートで頻繁に換えた方が安いかも知れない。あまり目立たないように銀シートにしたいのだが。








メロメロになってしまったUVシート、前回撮影してからいくらも経ってないのに本格的にベロベロになってしまいました。触ってみるとほんの少し引っ張るだけで際限なくべりべりと裂けていく、もう完全に素材が死んでいる。

思い切って保たないのを承知の上でぐっと安い薄手のブルーシートにするか、値段2倍だが高耐久性を謳うOD色シートにするか、トラックシートは5年保つというがサイズは合わないしコスト的に厳しいなあ、と色々考えたのですが、結局前と同じ事になってしまいました。継ぎ足さなくても最初から2.7×5.4メートルサイズというのを見付けたもので・・・長らく愛用していた某DIY店が別会社になって改装された結果品揃えは悪いわ全然安くないわ店員の士気は低いわで褒められるとこ無しと近隣住民にはクソミソに言われているのですが、改装後初めてオッこれは、というモノを見付けられた気がする。2,710円、前のより少しお安い。売り場のポップを信じるならばUVシートとて耐久性は概ね1年半から2年がせいぜいらしいのですが、果たしてどうでしょう。





例によってハトメを追加。今回はちゃんと被せる前に施工しました。しかし部屋の中で広げるとでけえの何の、前と違って一枚物だからなおさらです。外でやるべきだったか。

写真は毎回代わり映えしませんね。当然ですが。




この前の追加のようなことで、流用品の話。
前回は実物を購入して検討してからと思って書かなかったのですが、購入を見合わせることにしたので、なにがしかの役に立てばと情報だけ書いておくことにします。


だいぶ前ですが某所で30カローラ用の社外ライセンスランプを流用したという話は読んでおりました。ただ小生は純正品の予備があるのであまり真剣になっていなかったのと、普通バンパーと衝撃吸収バンパー(以下SAB)ではランプの形状が違うことも知っていましたので、てっきり30系カローラでも後年のSAB用のランプを流用したと思い込んでしまっていたのでした。「ああ、眼の付け所がシャープだね!」と思ったものの、そのまま忘れてしまっていました。

しかししばらく前にたまたま件の社外品を見る機会があったのですが、あれ、コレ形状からして普通バンパー用だぞと。どうもSAB用の社外品はないみたいだぞと。改めて某ページの画像を見直してみるとやっぱり普通バンパー用だぞと。これはなるほど似てるなあ、と。ちょっと興味が湧いたわけです。



(↑クリックで大きい画像↓)


(KE36、TE36はバンなので注意)
似てるけど違うかも知れないものはまず第一歩としてパーツリストを当たるに限ります。ランプASSYだとカローラが81270-19215-、マークU/チェイサーの普通バンパー用が81270-29285-または29286-、違うものですね。
では構成部品はどうでしょう。

KE/TE3#/4# TX/RX/MX3#/4#
ランプASSY 81270-19215- 81270-29285(6)-
レンズ 81271-12070- 81271-12070-
ガスケット 81272-12070- 81272-12070-
リム 81276-12070- 81276-12070-
リム用ビス 93219-14008- 81279-12070-
固定ナット 90179-05172- 90179-05095-

これは面白い。
レンズ、ガスケット、リム(ケース)がナンバーマッチ。
つまりソケットの植わったベース部分以外同じということです。

実際問題として一番ダメになるのはケースですから、ケースさえ流用できればバッチリでしょう。社外品なので部品単体では微妙に合わない可能性がありますが、その場合はASSYで一式取り替えてしまえばいいだけです。バンパーにタップが立てられているわけではなく裏からナット留めなので、せいぜいバンパーの穴位置を修正する程度で付くだろうと思われます。





分解図をよくよく見るとカローラ用とマークU用で本体とパッキンの順番が違うという不思議な点はありますが、この辺りはたぶんどうとでもなるでしょう。カプラーかギボシかなんてのは問題外の外ですし。

錆びてみすぼらしくなったライセンスランプにお悩みの方はご参考まで。ただ何がしか上手くいかなかってもこれまた自己責任で、現物見ておりませんのでなにぶん。あと恐らくこれ東南アジア製だと思うのですが、そうでなくとも社外品の常でめっきなどはあまり期待できません。あらかじめ防錆コートなども考えておくべきだと思います。パッキンもどうやらすかすかで当てにならないっぽい。ゴムシートからパッキンを切り出したり、コーキングを併用することも必要かも知れません。




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