チェイサー日記(路上抗争篇)
2003年9月〜11月


→まだまだ続くので






吹け上がりのスムーズ感が少し薄れたような気がしたので、エンジンコンディショナーを缶半分ばかり吹き込んでやったついでに、「やっぱりカーボン落としと言えば高速走行でしょ」とばかりに常磐道ドライブを敢行。
敢行って何を大げさな・・・と思うのは尤もですが、何しろこのクルマで高速乗るの初めてなもんで。何かあったらどうしよう・・・
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

結論から言うと、何にもありませんでした。
マァたかが数十キロ程度走っただけで何かあられても困るわけですが。

前時代的な3速A/Tのトップギアの低さのせいで、一般道での流れに乗る80km/h前後(注:この辺でのハナシ)だとエンジン音は煩いしちょっとアクセル緩めるとガクッとエンブレかかるしで、60km/hくらいがちょうどいい速度という感じだったので高速走行に不安を感じていたのだが、却って100km/hくらいまで出して巡航状態に入ってしまえば特に問題もない。初めてキンコン♪鳴りました。車内が割と静かなので、意外に五月蝿い。


流石に走行中は気が気でないので写真は撮れず、SAに入って記念撮影。後ろに掛かるは田園学園都市・つくばと電脳欲望都市・秋葉原を結ばんとする筑波高速鉄・・・もとい、常磐新線。
SAの建屋の入口で何故かカレーパンとレギュラーコーヒーを売っているおねーちゃんがいたので、アイスコーヒーを頼む。ガムシロップを入れ終えた途端コーヒーの中にシロップの容器を落としてしまい、あわあわするおねーちゃん。
これが・・・噂に聞くドジっ娘というやつですかっ!?
もちろん勿体ないので、その程度で取り替えて貰ったりはしない。あわあわしつつ頭を下げるドジっ娘タン・・・(*´Д`)ハァハァ

(何しに行ったんだ)





大した距離を走っていないのだが、燃料計の針が下のほうへ落ちてきていたのでスタンドで給油。しかし、35リッターしか入らない。(タンク容量は65リッター)。しかも満タンにしたというのに針はご覧の位置。どうもセンダーの動きがよくないようである。全くいい加減な仕事をする・・・って、修理したの自分だろが。

因みに水温計は暖気直後も走行中も、殆どこの位置のまま。高速からの出口の渋滞で少しだけ上がったので、別に壊れているわけではないようです。







クルマが旧いのであまり似合わないとはいえ、カーナビがないと何かと不便である。こんな目立つクルマで路地裏で迷ったりしたくない。第一使い回しができるからこそポータブルナビを使ってるわけで・・・てな事でナビゲーション装着。

元々ダッシュボードのパネル類がシルバーなので、カーナビ本体もそれほど違和感はない・・・気もしないでもない。少なくともガンメタパネルのクラウンよりは浮いて見えないのでは?
(画面はハメコミ合成です)





コンソールボックスの予備はあるので別にスタンドを埋め込んだりしてもいいのだが、とりあえず付けばいいので「簡単に取り外せ、車体側は一切傷付けない」を最優先事項に取り付け。

チョイスしたスタンドは某軟弱帽子(強引な訳)で売られている1DIN小物入れに固定するタイプ。本来はベースプレートを小物入れ下面に両面テープで接着し、脱落防止に小物入れ上面にパッド付きボルトで突っ張る方式(事務机の脚の先のアジャスターとか想像されたい)。しかしこのコンソールのスペースは上下が奥にすぼまった形状になっているので、そのままパッドで押してもスタンドの手前側が浮いてきてしまい、ちゃんと突っ張れない。パッドの先に分厚いスポンジパッドを貼って解決。
ベースそのものの貼り付けも両面テープを使ってしまっては先のポリシーに反するので、テープの代わりにシリコンの滑り止めシート(「インパネの上の小銭やケータイが落ちない!」っていうアレ)の粘着力で張り付いているだけ。これでも何ら問題ない。電源も配線直結なんてもっての外なので、異例のシガープラグ接続。





GPSアンテナは運転席正面、ワイパーの陰に。ちょうどこの部分は鉄板なので、磁石で取り付けられる。

ジャイロ内蔵のアンテナだとデカいし目立つので取り付け場所に悩みそうだが、あくまで簡易装着なので当面ジャイロは使用しない予定。車速パルス取り出し用のアダプターも入手してはあるのだが。





非常に下らない事で恐縮ですが・・・写真撮影に当たって試しに、地名検索で九州→長崎県→高島町→は行・・・と・・・

絶対にクルマで行けない場所なんだけど、ちゃんと地名で呼び出しできるんですねぇ。





ホーンの音が眠たいという話は前にも書いたが、筑波鉄道線跡巡り中、バカ女のボルボワゴンが安全確認もせず路地から飛び出して来たので慌ててブレーキ。同時にホーンも鳴らしたがやはり眠い音。予防安全の観点からも危険なのでその足でカーショップへ赴き、ミツバのホーンリレーを購入。

リレー本体が黄色く塗られており、あまり目立たせたくなかったのでバッテリーの影にひっそりと取り付け。黒のコルゲートチューブが付属していたので、赤黄青と色とりどりのコードは見えそうな所はすべてチューブ内を通した。しかし汎用とは言えコードがやたら長い。チューブもまた長い。余分なチューブを切り取ったら、ちょっとした配線に使えるくらいの長さがあった。なんかの時に使うのに取っておこう。

改めて鳴らしてみる・・・

♪パ

そうそう。こう鳴らないと。横にいて鳴らすのを見てた人さえ一瞬飛び上がるこの音圧(笑)。これこそがクラクソンの真骨頂よ。


配線をしていて気付いたが、左のヘッドライトの配線はご覧の通りコアサポートに空いた穴を通っているのに対し、右側はせっかく専用の穴があるのに迂回してその下のサービスホールを通っていた。リヤショックのリテーナーの件といい、どうも慣れない人間が組み立てていたフシが感じられる・・・
因みにバンパー交換の時に気付いたが、本来チェイサーは車幅灯とウインカーが隣同士なのでそれらのハーネスは左右それぞれ一本に束ねられているのだが、このクルマにはマークU用と思しき車幅灯線が別になっている(しかも少々長い)ハーネスが使用されている。車体番号から言ってもチェイサーを作り始めて本当にごくごく初期の車体なので、色々と不慣れとか行き違いとかウオー(´Д`;三;´Д`)サオー があったのでないかと思われる。







この前「右ライトの配線が云々」と書いた↑のであるが、某所にて『MX系キャブ車は右ライト裏からエンジン吸気を吸っているので、ライト配線が下をくぐっているのは正常である、EFI車のみを基準に判断するのはキャブレータ仕様車に対する不当な弾圧であり謝罪と賠(ry』という指摘を受ける。嘘です勿論。掲示板で取り上げてくれただけです。島村伍長殿、多謝。道理で右側だけ妙に長いフランジが付いている訳だ。

と言う事で零号車の右ライト裏を覗いて見たのですが・・・アレ?これってどう見ても最初からダクト内を通してあったようにしか・・・??

・・・・・・・・・、

どっちでもいいか。(投げやり)


パーツリストを熟読して見ると、MX系・LX系とそれ以外の車種では吸気方向が逆(左ライト裏)なので、コアサポートの品番が別になっていた。関係ないけどキャブ車は吸気側のヘッドライトを外せば、ラムエア効果で何パーセントか馬力アップするんだろうか。





闇に浮かぶ、FMラジオのイルミネーション。

今のところ純正カセットデッキ+カセットアダプター+ポータブルCDプレイヤーという毎度お馴染みの方法でCDを聴いているが、できれば他の2台同様MDを使えるようにしたいところ。しかしこうやってボンヤリと光る文字盤を見ながら、スピーカーからこもった音でビートルズなんぞ流れてくるとこれはこれで中々いい雰囲気なわけで・・・つってもこのすぐ下にカーナビの画面があったんじゃ、雰囲気も何もブチ壊しなんですけどねえ。

案としては差し当たり、
・純正カセット+カセットアダプター+ポータブルMD
・1DIN MD/CDデッキ
・純正ラジオ+FMトランスミッター付きMDチェンジャー
辺りが考えられるが、1つ目は操作が面倒臭い(CDでも同様)上にMD/CDデッキをヤフオクで買うのとさほど差がないという点、2つ目は操作性は一番だが見た目の雰囲気が損なわれる(カーナビ付けといて何をって感じだが、ナビは5分もあれば完全に取り外せる)という点、3つ目は見た目はともかく個人的にチェンジャーというモノ自体好きでないという点でいずれも決め手に欠ける。
あ、元のラジオは付けといて新しいデッキをグローブボックス辺りの目立たないところへ付けるなんてーのは絵的にも最悪だし何だか負けたみたい(何に)なので問題外です(やってる方ゴメンナサイ)。因みに3番の案はFMトランスミッターも好きじゃないという点でもかなり弱い。

デッキを換えるんならば、ついでにスピーカーも換えたいところではある。元のスピーカーが楕円なので、日産用かマツダ用のカスタムフィットスピーカーにバッフル(っていうか、用途としてはアダプターって言った方が正確)を作って付ける案を構想中。もっともデッキを純正のまま残すのなら、スピーカーもそのままでいいような気もしないではない。







当初は「車内飲食禁止!」とか思っていたのだが、いざ実際に乗り回してみたりすると、車内で飲み食いするのに慣れてしまった身にはカップホルダーひとつ付いていないと言うのは思いの外不便なのであった。
古典的なドア内張りにぶら下げるタイプ、空調ルーバー取り付けタイプが幅を効かせる現在でもしっかりラインアップされている。黒だと目立つのでどうかと思っていたのだが、クリアタイプがあった(ステーはグレー)。ただのクリア樹脂でブラックライトには反応しない・・・ハズ。

コレはアダプターでヘッドレストステーからも吊り下げられるもの。黒でよければリング部も樹脂で、角型ペットボトルも入れられるタイプもある。またどうしてもベージュに拘りたいなどという場合は、MOONEYESのカタログにベージュのヤツが数種類載っていたはず。

因みにルーバー取り付けタイプも付くことは付く。ただしクラッシュパッドのヒサシの張り出しが意外とあるので、ペットボトルはおろかショート缶すら入れることはできないのであった。折り畳みケータイか煙草入れくらいにはなる。たぶん。





乗らないのが一番いかんと思うので、あまり用がなくとも晴れた休みの日は買い物などに極力乗り回る。

土浦方面(もっと言うと荒川沖方面)からの帰りのつくば市内、対向車線にマジェスティマルーンのマークUセダン後期型を発見。しかも運転していたのは女の子であった(愕)。
土浦ではもう一台、カッパーのグランデハードトップに何回か遭遇した事がある。これも運転していたのは女性のようであった。そう言えばこの前は裏道を走っていたら横から真っ赤なクイント(インテグラじゃないぞ、初代の5ドアの方。タレ目の後期型)が出て来た事もあった。運転していたのはどう見ても若いおにーちゃん、やっぱり好きで乗ってるんだろうよなぁ。「自分のクルマがないから仕方なく家のクルマ乗ってる」っていうシチュエーションにしては萌え萌え過ぎる(旧車マニア的にですよ)。いつぞやのアストロプロダクツで見た330と言い、意外と旧いクルマは走っているものです。







購入前から故障していた左リアドアのパワーウインドウ、いい加減不便なので直してみる事にする。
ピッチリ閉まった状態ならまだよかったんですがね。完全に閉まりきってないもんで、風切り音が気になって。

まずは慎重に内張りを剥がしたところ。とは言えこのクルマは各パーツの経時劣化が異常に少ないので、欠けたり割れたりの心配が少ないので助かる。
スイッチを操作するとカチカチ音だけはするのでモーターの故障であろうと思われるが、念のためスイッチの導通確認だけはしておく。問題なし。モーターに12V直結。動かない。ハイ、モーターNGに確定。





どうせモーターを取り外さねばならんので、外し方の練習も兼ねて零号車から取り掛かる。

サービスホールカバーを貼り付けているのはお馴染み悪魔のブチルテープ、一旦手に付いてその手で布の部分なんか触ってしまった日には永久に失敗の汚点となるので、手に付いたら次の作業に入る前に必ずブレーキクリーナーで手を洗う。ワタシは手に付いたのが判らないのでコレとブレーキフルードを扱う際には絶対軍手は付けない(そうでなくてもあまり付けないが)。作業服で取り掛かるのでなければアームカバーも必須である。





修理書を見ると「モーターはレギュレータごと抜いてから取り外せ」と書いてあるが、レギュレータユニット丸ごと引っ張り出すのは面倒臭い。とりあえずレギュレータの取り付けボルトを外して引っ張ってみたら、ちゃんとサービスホールからモーター取り付けネジにアクセスできるのであった。モーターを留めているのは何とプラスのナベネジ3本。もう見るからにナメやすそうなので、慎重に取り外す。

あ、レギュレータユニットをドアから切り離した時点でガラスはスルスル落ちてきてしまうので、ガムテープで留めて置きましょう。





新旧モーター。
新品同様の方が故障していて、見るからに小汚い方が正常なのが何とも可笑しい。因みに零号車の方が無闇に小汚いのは、腐れレストア屋がモーターを付けたままサフを吹いたからである。






モーター交換中の画像は取り忘れたので、早くも内張り取り付けに突入。

リア三角窓のウェザーストリップ、下のベロが内張りに被さるようになっているのだが、これが中々うまく入らない。モーター交換よりもこっちの方が手こずった。ハメコミ式のガラスを入れる時のようにヒモを入れておいて・・・というのが一番簡単なのだろうが、どうもウェザーストリップを傷めてしまいそうで気乗りしない。結局ガムテープで引っ張り上げるという変則的な方法で解決。
内張り側にもテープが貼ってあるのは、最初ウェザー側にテープを使わない状態ではめ込もうとした時の養生。結局無駄でしたが。





インナーハンドルや灰皿を元通り付けて、完了。

あ、中央の紅いのは只の放置ポリタンクです。別に意味があって狙って撮ったわけじゃないですよー。

ああっ、ギアをグリスアップしとこうと思ってたのに忘れた・・・




→まだまだ続くので


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