チェイサー日記(路上抗争篇)
2009年1月〜9月


→ヤク切れで何も思い付かないっス






車検。です


ご存知の通りご覧の通り、車検ステッカーの表記が変わっています。当然ですね。最初からこうしろ。





普段はせいぜいオイル交換して通すだけだが、今回はついでにフロントダンパーの交換を頼んでみる。
本当は自分でやるつもりで工具も揃えたのだが、ブレーキホースがストラットに付いているブラケット穴の中を通っているので、どうしてもブレーキラインを切り離す必要がある。こういう場合サンデーメカニックとしてはサンダーでブラケット穴を切り欠いてしまい、ラインは切らずにキャリパーの方を外すというのが定石なのは百も承知だが、もちろんそんな破壊行為がご法度なのは言うまでもない。
エア抜きめどいとかどうせ毎回ブレーキフルードは交換するのでフルードが無駄になることもないしとかいうのはあくまで付随理由であって、そもそもやる気の滅失が最大の理由なのだが。

ダンパーについてはカヤバラリー、コニ、ボーゲ等色々手元にあるのだが、リアと合わせるのが無難かとボーゲに決定。コニも迷ったのだが部品の山から引っ張り出してロッドを引き出してみようとすると出てこない。2セットのコニいずれもなので破損とも思えん、引き出すだけでもなんかコツがあるのか。自分でやるなら色々紆余曲折してもどうということもないが、他人に頼む以上あまり無駄な作業はさせたくないのでなるべく無難な道を選ぶ。次回にでも考えます。機会があれば。

この際なのでそれなりにヘタリの見られるアッパーマウントも新品と交換、ついでにブレーキホースも劣化しているようなら新品交換を、と一台分セットで預ける。ホースは未開封の新品だがすでに10云年前のもの。1セットしか買ってなかったので使ってもいいようにオーダーしてみると、現時点では全て新品で手に入ったのでひと安心。





そもそもこういうもし万一トチった場合に新品部品への交換でリカバリできない可能性があるような作業はディーラーに頼むべきではないというのも百も承知である。車検の予約をする前に一応聞きましたよ念入りに。無理にやってくれなんて言いませんよディーラーとしちゃ面倒くせえの明らかなんだからよ。できますっていうから頼んだんよ。いやもちろん当然これ位できないわけがないし失敗せんかったらええねんって言うのは簡単ですがね。参考&念のために修理書下巻も添えて出す。

預けて一週間経っても音沙汰無しなので電話してみると、バラし時だか組み付け時だかにダストシール(左画像12番)が千切れてしまい、ダメ元でそのまま組んでみたが異音が出るという。直ちに品番を調べて当たってもらうと幸い部品が出るので事なきを得る。「そこを千切っちゃうのは何か作業手順間違ってないか?」と思ったけど言わない。





これ以外は特に異常なし、ブレーキホースも問題なしと言うことで一台分まるまる戻ってくる。年数を考えると交換してもよいというかむしろ進んで交換すべきという気もしないではないが。
そしてお会計も無事済ませてさあ帰ろうかと立ち上がり外を見ると、何やら家族連れがバンパーの下を覗き込んだりしている。クルマが珍しいからかと思って外へ出て見ると・・・なんかたれてますけど。赤いのが。ラジエターのドレンホースから。

外観検査の時は異常なかったそうなのだが。ドレンプラグパッキン(Oリング)交換決定。ドレン外した時にちゃんとチェックしとかねえと・・・などと苦笑いしながら言うと、いつも緩めるだけでプラグを抜き取りはしないのだそうだ。じゃあ見えないな。
品番を調べ、入荷待ち。更に一週間。


当初はあったまって圧がかかって漏れ出したんなら冷えたら止まるんじゃね?それならぽたぽた垂れる程度だし入れたばっかりのLLCは勿体無いからタライにでも溜めといて入れ直せば?とか思っていたのだが、その後も漏れは止まらず一週間で2リッターくらい減ってしまった。ディーラーまでは5分程度、暖機が済むより早く着いてしまう距離なのだが、どうせ全交換すると言っていた(濃度が狂うからの由)ので一応水を補給してみたりする。





画像に対して文章量が多すぎる。一旦CM。
お金もらってないけど。

画像はウェンディちゃんゆびにんぎょう。
ウェンディーズのキッズプレートに付いて来るおもちゃは大手某社のそれと違って非常にチープであり、まさに子供騙しというか近頃の子供こんなんじゃ騙されないだろうというモノが多い気がするのだが、これは店頭で見てあまりの素朴さに堪らずつい買ってしまった。
かわいい。実にわむ。





本当はOリングついでにプラグも新品交換する予定だったのだが、どうも明らかに全然長さとネジピッチの違うものが届く。伝票も何も見てないからわかんないけど代替とか統合とかでなく単に品番間違えてる気がする。小生の品番検索は間違えていない(はず)のだが正しく伝わっていない気がする。何しろ電話口の向こうでメモりながら間違えてたくらいだし。だから電話で品番のやりとりなどすべきではないのだ。念のためストックのラジエターからまともなプラグを外して持参していたので、更なる面倒は免れる。まあいずれにしてもOリングは正しいのが来てたんでそれ使えば済む話だったんだけども。取り外したプラグに付いていたOリングは見事に噛みまくっていた。こら漏るわ。
クレーム処理ということで技術料はもとより(例によって「スーパー」でない)LLCもロハ、ついでに使わなかった(使えない)プラグもくれた。もちろん別にタダでやれと凄んだりしたわけではないこの不景気時に。部品代だけでも出そうと言ったのだがいいと言うのでお言葉に甘えさせていただく。

これだけすったもんだやって法定費用込み総額12万円、なんとカネにならない客であろうか。塩を撒かれるのも無理はない。撒かれてないけど。見えるところでは。クルマにかけないでくれさえすれば好きなだけ撒いていいです。次回の点検整備のお知らせが届く望みは薄いと言わざるを得ない。毎回言ってますけど。


ちなみにプラグはもちろん社外品だが日曜大工店で当たり前に売り場に並んでいた。105円。不精せず買ってきた方が早かった。





ダンパーは元々そんなに酷くヘタってるわけではないと思っていたのだが、ブレーキ時のノーズダイブの減り加減からしてやはりそれなりにくたびれてはいたようである。
アッパーマウントの方は1センチまでは沈んでいなかったようだが、交換前の写真の角度が悪くてよくわからない。ちょっとしか乗っていないが前脚がかなりしっかりした感じはある。相対的に後ろが少しヤワな感じもしないではない。妙に真っ直ぐ走るようになったのはアライメントが変わったせいか、どっちかって言うとフリクション感がするんですが。馴染めばまた変わるのかも知れん。

あとライトの光軸がちょっと上がってる気がする。アッパーマウント交換でフロントの車高は1センチ以下とは言え上がってるはずであり、光軸検査とダンパー交換のどっちを先にやったのかが気になる。単にこれまでの駐車場で適当に合わせただけの光軸が低すぎただけという可能性もないではないが。純正レベルだとロービームでも漏れる光で少し先もそれなりに照らされるのだが、レンズカットが良すぎて上方への光はスパッとカットされてしまうので、場所によっては暗い、というか先が見えなくて不安を感じたりしていたのだ。





おまけ。
CDデッキの照明が明るすぎて、デッキの取り付け角度と相まって夜間乗員の顔まで照明している事に今頃になって気付いた。照度調整機能くらいあるだろうと説明書を引っ張り出してみるが、コントラスト調整があるだけで照明自体の明るさは変わらないのである。何という設計だろうか。やむなく物理的に暗くすることにする。
初めは車両装着状態のままウインドフィルムの細切りでも貼ろうと思っていたのだが、切り抜く時にコーナーのアールを決めるのが難しいため、仕方なく取り外してフェイスパネルをバラし、LCDのパネルに直接貼ることとする。これだけの面積のためにフィルムをひと巻買うなどというのはあまりに馬鹿げているので、押入れを漁りいつ何に使ったかも全く覚えていないブロンズ色フィルムをサルベージ。分解してから材料調達という無計画のため減光加減がわからないので重ね貼りはやめておき、スイッチ部はフィルム細工で覆うには面倒なので無視。貼り付け作業自体は気泡もなく大変うまくいった。明るさもまぁこんなもんだしょ、という感じ。





更におまけ。
自分じゃ外すの忘れて走り出すなんて事は(たぶん)ないですがね。もし自分以外の誰かが動かす必要が生じた時などあれば役に立つかも知れません。どうせ100円だし。

どちらかと言うと暗くなってから繋ごうという時にコードの先がどこにあるんだかわからん、ということがしばしばあるのでその対策に付けようと思ったのであるが。







毎度お馴染み?ポーダブルガレージポ壱号」。設置から6年を超え、いよいよ表皮の状態が怪しくなって参りました。特にオープン時にフックのゴムで絞られる肩の辺りがの痛みが激しく、酷い部分は中から外の光が透けるレース状になりつつあります。
本来比較的簡易なものであるわけですので、長期に渡り継続使用するなら皮の交換なりをするべきなのでしょうが、完全に真っ二つに裂けたとか言うならまだしも原形を保っている状態でそこまで投資する気にもならないので、極めて安直に劣化した天張りにシートを重ねて延命措置することにしました。





ブルーシートの方がより低コストなのだが、見るからに「上から被せて貧乏くさく使い倒してますねん」な感じがあまりに見栄えが悪いので、厚手のシルバーUVシートを調達。ジョイ○ル山新にモノの割りにかなり安価なものがあった。オリジナルより厚みがあるくらいである。うれしい。
最初はどこまでもセコく「車体の大部分が隠れればいいか」と1.8m×1.8mと1.8m×2.7mを縦に繋いで1.8m×4.5mにして・・・とか考えたのだが(車体寸法:4.53m×1.68m)、明らかに失敗であった。幅が寸足らずなのは最初から分かっていたことだが、足りなすぎて肝心のレース部分がロクに隠れない上、前後まで予定よりだいぶ寸足らずなのだ。4.5メートルのシートが円弧を描いてる天張りの上に載るんだから、水平方向には4.5メートルより短くなって当たり前ですね。最初に買ったののでかい方の2.7mの辺を横に取ることにして、新たに2.7m×3.6mを追加購入、タイラップで継ぎ足して2.7m×5.4mに。買い直した分を入れても六千円ほどである。うれしい。

周囲にハトメ穴が開いているのでこれで元々の皮とフレームの締結部に縛り付ければいいと思ったのだが、いざ被せてみるとまるで図ったかのごとくハトメ穴が全部フレームとフレームの真ん中に来る。仕方がないのでハトメパンチ(プライヤー)セットも買って来て、12ヶ所ほど追加工。シートを上に被せたまま無理やりセット付属の大して切れない穴あけポンチで穴開けるのはなかなかイライラする作業だったです。よい子は素直に一旦地べたへシートを下ろしてゆっくりやりましょう。

ハトメパンチセットと追加のハトメで千五百円ほど、実は売り場にはハトメ加工なしでクリップオンでロープ締めができるようになるクリップも一個100円で売られていたのだが、今回の場合12ヶ所は必要になるからそれだけで千二百円・・・迷って結局素材と道具の残る方を選んだのだが、後でダイソーへ行った際ハトメパンチをもっと安く売っている(さすがに100円ではなかった)のを見て軽く凹む。





あとついでに(ついに?)アンカーを設置。
元々このポータブル車庫はアンカーを打つか、さもなくば下に渡したパイプに付いているプレートをタイヤで踏んづけて動かないようにするという仕組みであり、アンカーなしでもクルマで踏んでさえいれば特に支障はないのだが、付属のプレートがそもそも幅五センチとあまりに細長くて有効面積が小さく、しかもそれが少しずつ動いてしまったりする上に毎回必ず同じ位置に停められるわけでもないしでちゃんと踏めていないことも少なくなく、そういう時に限ってめちゃくちゃに風が吹いて車庫が左右に押し流され、フェンダーの端に皮が擦れた傷が付いてしまったりするということになるのであります。
最初は踏み板を大きくしようかと思ったのだが、A3程度のサイズははないと効果が薄いし、かと言っていざ新品の鉄板を買うとなると決して安くはない。どうせ踏んづけるだけなんだからクズ屋から拾ってくるという手もあるがそれもなんだかなぁ・・・生だと真っ赤に錆びちまうだろうからめっきしてなかったら何か塗らなくちゃならないし・・・

そもそもアンカーを打たなかったのは穴あけがめどいだけの話で、穴を開けたところで下のコンクリがアンカー効くほどの厚みがあるかも不明である。設置箇所の30センチ横はもう土なので、ここなら杭を打つだけで簡単なのに・・・
ということで建築金物売り場を物色した結果、何用かわからないちょうどお誂え向きに穴の開いた45センチ長平金具2枚とと鉄筋杭2本を購入、サイドフレーム下部2ヶ所に共締めし、杭打ち。費用は500円少々で施工30分、不満があるわけがあろうか。





さすがに刻印の内容までは考えて選んでいない。たまたまの偶然です。
一応矢印の向きは合わせてみたけど。





標準だと開口部のフックは前後二個ずつなのを増設したというのは既にどこかで書いたと思うのですが、改良に追加を重ね遂に4連装と相成りました。レース様になりつつある部分をこれ以上擦り切れさせないために場所をずらすためでもあるのですが、これだとセンターの一箇所に身を乗り出さなくて済むのでいっそう楽です。紐からゴムバンド化する際にはぜひお勧めしたい加工です。ついでにゴムバンドはパイプに縛り付けるだけでも当然使えますが、できれば金具でカシメてしまうことをお勧めします。縛っただけだと緩んで取れてしまうことが当然あるわけですね。ゴムなのですっぽ抜けてゆーとぴあになってしまうだけならまだ笑えますが、車体に向けて引っ張っている瞬間に外れるとSカンのフックで車体に要らぬ傷を付けてしまう危険があります。車体から避ける方向に引っ張る癖を付ければ大丈夫なのですが。







現車は発掘時から新車当時のものと思われるナンバーフレームが装備されていたのですが、資料の入手により間違いなく新車当時のものと確認できたので、このような些細なものにも思い入れができたりするわけです。
それはいいのですがフロント側、前オーナー時にブツけた後遺症かプレートを咥える塩ビ製(たぶん)のクランプの片側にヒビが入っており、段々と割れてきた結果ついに爪の先でプレートつまんでいるような状態になってしまいました。
欠けた部分にシリコンでも盛って修理しようかと思いましたが、たまたま物入れにいつなんで買ったか分からない白色塩ビ製(たぶん)ドアエッジガード4個セットがあったので、これから切り出して複製することに。

画像は完成図、と言っても一見何をどうしたんだかさっぱり分からない。もっともこの手の工作というものは自分でこさえたのが一見して分かるようでは明らかに失敗なので、これでいいのですが。





ここまで寄ると左右で形状が違うのが分かるでしょうか。向かって左がオリジナル、右が切り出し品。
柔らかくてカッターで歪みなく平らな面を作るのが困難なので、表に出る部分は金型で成型された面をそのまま使っています。だから微妙に形が違う。でも言わなきゃ分からない。正面から見下ろしてたら言っても分からないくらい。些細すぎる・・・





当時の用品カタログより。

右下のが当該車両のですね。昔廃車置き場や解体屋でいくらでも見かけたものですが。こうしてモノというものはこの世から消えていくわけです。左下のはモール幅狭タイプ、グランデのリヤ等が指定。周りにガーニッシュが付くから幅広タイプは付かないということでしょう。クラウンのは両脇にプラフレームの付いた、ウレタンバンパー専用タイプ。

幅狭タイプはトヨタ某営業車にほぼ同じと思われるものがごく最近まで使用されており、幅広タイプは某発動機製造の用品にステン製でデザインが比較的近いものがあったようです。まあそこまで追求する人もいないのでしょうが。







サイドプロテクトモールのクローム部分のもこもこがいい加減酷くなって来たので補修を模索してみるでござるの巻。

補修にはラピーを使うのがいいという話を聞きましたが、1/24スケールでクロームの再現に血道を上げていた人間としては・・・いや、血道を上げるとは大袈裟だな・・・とにかくラピーの類は固い上に糊が弱い、使えない印象が強かったのであまり気が進まなかったのであります。ラピーラピー連発してるけどラピーはセメダインの商標、ここでは透明なプラスチックフィルムの裏に真空蒸着したテープの類の代名詞として使用しております。

金属光沢テープの類をひっくるめて「アルミテープ」と呼んでしまう人も結構いたりするのですが、アルミテープと言っても本当にコーティングもされていない生のアルミのもの、樹脂コートされたもの、蒸着メッキしたフィルムのものと色々種類があります。
生アルミのものは要するに糊付き薄アルミ板なので柔軟性に優れ研磨すれば光沢も出る反面柔らかいので傷付きやすく、樹脂コートのものはコーティングにもよりますが傷は付きづらい代わり柔軟性も光沢も劣り、少なくともクロームの表現にはほとんど役に立たない(※個人の感想です)。フィルムのものは一番光沢と平滑性には優れるものの柔軟性は全然ないので3次曲面には使えない。今回の場合は2次曲面なので何ら問題ないわけですが、それよりも問題なのは粘着力でしょうな。
「ラピーは信用できない」と思い込んでいる小生はホームセンターでクロームのカッティングシートを買って来て苦労して5ミリ幅の細切りにするという手段に望んだのであります。その時は愚行とも知らずに・・・


画像は分かりにくいですが右フロント、完全に剥離していた後ろ側から引っ剥がしたら前に行くにつれて残ってしまったところ。





結構な労力を費やして細切りにしたカッティングシート、しかしいざ貼ってみると不思議なくらい表面が平滑にならず、ユズ肌の如くもこもこに。平滑な面に貼っているのにシート自体の厚みのせいで波打つというワケの分からないことになっている。補修したの丸出しでとても使い物にならない。厚みのせいで面への追従も劣り、しかも粘着力も大した事はない。即引っ剥がす。

セメダイン純正ラピーではないものの、使う機会もあろうかとダイソーで仕入れてあった同種の『キラキラ光るテープ透明カッター付き』(どこまでが商品名なんだろう)を使ってみると・・・バッチリではないか。見事に平滑。カッティングシートよりややツヤが劣るのが、却って光り過ぎずにいい感じ。粘着力にはやや不安を感じるものの、しくじった際に剥がした感触だと思っていたよりも弱くはない。貼ってから余りを切り取るというのも思ったほどの難易度ではなかった。ドアにも使うためにとわざわざ千円近く出して1メートルもカッティングシートを買って苦労して細切りにしようとしてしかも最初上下とも同じ太さだと思ったら違ってて太さの違うのを切り直したりなどせず、最初からこれでよかったではないか。失敗しまくって買いまくっても3メートル105円、欠点は6色入りなので他の色が余るくらいか。実に馬鹿馬鹿しい。





ほとんど解決してしまったのだが、セメダイン純正ラピーだとどんなもんなのか?という興味が湧いたのでホームセンターをハシゴする。ニチバン製のマイラップという類似のものもあったがこの際ラピーに拘る。意外と売ってない。ラピーミニなら5ミリ幅で上側のモールにそのまま貼れてベターかと思ったが、意外と売ってないし例によって他の色が余ってしまうので18ミリ幅のにしておく。
使用感はほとんど変わらないのだが、粘着力はさらに優れる。こちらの方がいくらか耐久性に優れるかも知れない・・・が、どっちにしろメゲたら貼り直せばいいだけじゃんという感じもする、その程度の作業量である。少なくとも巻き癖の付いたカッティングシートを5ミリ幅で1メートルも切り出す手間の比ではない。コストもまた然り。

愚者は経験から学び、賢者は歴史に学ぶというやつですか。





ほぼ上手く行くようになったと思った矢先に悪魔が来たりて何とやら。テープを貼ったり切ったり擦ったりする際に傷を付けないようにとドア側にマスキングテープを貼ったのが運の尽き、剥がしたらクリア塗装の破片がくっ付いて来ました。
前オーナー時の補修でドア塗った時にモール剥がさないでここでマスキングしてたんですね・・・モールぎわだから足付けも塗装も甘く・・・・・・あ3うqZwbZq9:あ「:えうbs〜;
@xds「lsd」あrp




   =■●
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辛うじてプレスライン内に収まっているので、せめて拡大しないよう目留めになればとPOR-15のクリアをエッジに塗布。効果は不明。


こんな経験に学びたくなかった・・・大したことなかったらモールの補修なんて考えずにそのままにしといた方がいいよ!!!1!!





おまけ。
ドアエッジモールもだいぶ小汚くなって来ていたので交換。メッキだと目立つのでクリアタイプを愛用。他車への攻撃性の高いステンレス製モールは嫌いです。社外品のステンレスモールも持ってはいるものの、「ドアエッジに叩き込む」という装着方法では恐ろしくて使えるはずもなく。
エッジが中空構造で衝撃軽減、しかもホコリが入りにくい形状というのがあったので購入してみたものの、素材が悪くて乳白色で目立つ上に固く、更に最近のドアエッジが薄いクルマに合わせた形状なようでフィットせず口を開けてしまいホコリ入り放題。また無駄な買い物をしてしまった。クリアモールは柔軟性と透明度に優れたカーメイト製に限る。

前後ドアともショルダーラインの逆反り面までカバーしようとするとモールが追従できず口が開いてしまいホコリが溜まる原因になるようなので、ドアハンドルの高さまでにしてみる。







タイヤローテーションで解決した事にしてしまったホイールキャップ回転の怪ですが、どうやら原因らしいものを見付けたような気がするので一応ご報告します。
画像はキャップの爪、片側方向だけテープが削れて爪のエッジが出ているのがお分かりいただけるでしょうか。エッジが出ている側、こちらは回ってしまうのと逆の方向なのです。





片側だけテープが削れてしまうということは、大袈裟に書くと爪がホイールリムに接する位置で図のような形状になっているということですね。
(明灰色がキャップ、灰色がホイールリム、焦茶がタイヤ)

キャップを外す際に隙間がないとマイナスドライバーの先も入らないということでゴム片やらスポンジテープやらを貼って少し浮かせるようしてあるわけですが、意外とすぐヘタって潰れてしまい、キャップがリムと密着します。その状態のまま走行しリムを見ると、思いの外キャップと擦れた跡が付いているのが分かります。これが軽量ホイール故に塑性変形しやすいせいなのか、普通の鉄チンでもこんなもんなのかは不明。
ともかくホイールと擦れた際にキャップに回転方向に力が加わるのでしょう。その時爪が呼び込み状になっている向きには回りやすい→のに対し、爪のエッジが引っかかる向きには回りにくい←。この作用が繰り返されるうちに積もり積もって一方向に回ってしまう、こういうことではないかと。

鉄チンに戻そうかしら・・・







その日私は気が付くと、昭和の香りのするうらぶれたドライブショップの店内で、かすかなホコリの臭いの中にぼんやりと立っていた。
煤けたブラインドから午後の日差しが差し込んでいる。

目の前のくすんだクロームメッキのハンガーには、青いクーマのマットが2枚。






フロント用、適用車種はソアラ、マークU、チェイサー・・・

ハンガーから2枚を取り上げると、ふらふらとレジを目指す。
レジでは店主と思われるおっさんが後ろの棚に寄りかかり、退屈そうに週刊宝石を読んでいた。

会計をしようというところに入口の扉が開き、別の客が入ってきた。背格好から年配のようだが、逆光のせいで顔はよく見えない。店主がその客に向かって言った。
「○○さん、あんたのクーマいま売れちゃったよ」

○○さんはひどく落胆した顔をした。顔が見えないのにそれがわかる。何か言おうとする間もなく、○○さんは踵を返し出て行ってしまった。
気まずい空気が漂う、と思ったのは自分だけだったようで、店主は何事もなかったように鼻歌交じりにマットを紙袋に詰めた。

「2枚で5千円におまけしとくわ」





袋を抱えて店の外に出る。西日がまぶしい。
チェイサーに乗り込み、国道へ出た。

BSゾナを履いた、水色のサニトラが前を走っている。ヘタクソなオートマみたいにやたらにブレーキを踏むが、左のブレーキランプが切れているのが気になる。
またブレーキランプが点いた、と思ったら左のウインカーが点滅しはじめた。その先を見ると日曜大工店がある。
何となく後に続いて左折した。





入口を入ってすぐ右がカー用品売り場だった。日曜大工店は閉店セール中のようで棚に物がほとんどなく、ところどころ何売り場だったかすら判然としない。
それでもさびしい店内にかろうじて、赤いマットが何枚かぶら下がっていた。クーマではないが同じような生地、フロントセットとリヤセットがひとつずつ。
フロント用を手にしてサイズを確認すると、先ほどの青クーマと同じサイズ、形状のようだ。
フロント用を腕に掛け、リヤ用に手を伸ばした瞬間、突然後ろから手が出てハンガーからマットを取り外した。

「これさ〜幅が広すぎるンんだよね〜、コクサンに使うにはちょっとでかいよね〜」
出来損ないのリーゼントみたいな頭をした兄ちゃんが、マットを手にこっちを見ながらニヤニヤする。
「俺っちのマッハTにはちょうどいいくらいだったけど」
そう言うと私の手にマットを押し付け、ニヤニヤしながら去っていった。
欧米k・・・自慢か。

突然出入口のシャッターが閉まりだした。もう閉店なのか、陽も高いのに。あわててマットを手にレジへ急ぐ。



そこで目が覚めた。





アレが欲しいどっかにないかと考え続けていると、誰しもこんな夢の一度や二度見たことがおありでしょう。古い解体車の山とか。赤マット赤マット言い続けてるとこんな夢だって見る。青クーマは店頭で買えたものではもちろんなく、奇跡的にもデッドストックをオクで見付けたものです。ずっと網を張っていた甲斐もあろうというもの。
じゃ赤の方は?


雑誌とかで旧いクルマの車内を見ると、思いの外その辺のホームセンターで買ったと思しき最近の汎用フロアマットが敷かれていて、せっかくの時代の雰囲気を損ねていることが多々あります(※個人の感想です)。というか恐らくマットの事なんてほとんど意識されてないというか、早い話どうでもいいとしか思われてないんでしょうけど。もちろん何か意図・考えがあってまたは気に入ってあえてその辺で売ってるマットを使ってる方もおられるかも知んない、それはそれでもちろん結構。でもどうせなら古臭いマットで古臭い演出してみませんか?と。

もちろんそうしたくても古臭いマットが売ってないんじゃよ、という方も少なくないのではないかと。確かにどこの店に行っても赤マットなんか売ってない。売ってるわけない。並べといてもんなもん売れないかんな今日び。

でもね。

売ってないけど、作ってないわけじゃないんですよ。*
これが。


(*2009年6月現在)



(※TOPHOホームページより)
(※転載となる為せめてもとボカシ処理させていただいております)


当時トヨタ純正マットとして用意されていたものは専用品から汎用品まで何種類もあるのですが、その中で恐らく唯一今もなお「昔の名前で出ています」なのが発泡スポンジに表面ビニール引きの「エースマット」。警察車やタクシーの車内で使われていたり、ホームセンターでは根強い人気があるのか今も当たり前のように棚に並んでいます。
ただどこ行ってもMサイズとSサイズしかないのね。あとあってもリヤ用。FRセダンフロント用の前後が長いタイプは見たことがありません。ただ仕入れないだけなのか、それとももう作ってないのか?買って使う気はないものの、ふとそう思って調べたのが始まりです。

タグには「TOPHO」とあるので、覚えておいて帰ってからググってみたらちゃんとホームページがあって、pdfの製品カタログも完備。ちゃんと大きいサイズも載ってました。青と黒しか見たことないけど、昔風の赤いのもまだ作ってるみたいだ。へーハワイアンな柄のもあるんだ、おもしれー。

他にはどんな製品があるのかn




この凄くどっかで見たようなのは何だ。


これで興奮せずにおらいでか。





興奮せざるを得ない理由はまだあって、前出の青クーマのタグの裏がラインナップ表になっているのですが、どれもこれもこの表に載っているものとサイズが同一であるばかりか、このデラックスマットのT-7##と付けられた品番3ケタ数字とクーマの3ケタ品番とがことごとくナンバーマッチしているのです。これでクーマと何の縁もゆかりもないなどいうことが果たしてありうるだろうか。
ダヴィンチコードを読み取ったラングドン教授もこんな気分だったろうか、などと大袈裟に過ぎることを言うのはもちろんこの前テレビで見たからです。


もうこうなったら買ってみるしかないわけですが、何しろ画像が小さすぎてまずどういう生地でどういう仕上げかすらわからない。届いてみたら色以外似ても似つかないという可能性は充分ありうるし、Webカタログが古くて今はもう作ってないという可能性もある。更に最大の問題は頼んでも問屋が入れてくれるかということ。
このカタログ一般向けじゃなくて『入数:12』とか書いてあるんですね。1枚頼むと問屋が12枚で仕入れて残り11枚ストックする、という形態だと11枚即不良在庫となりそうなものは頼んでも入れてくれない可能性が高い。逆に言えば12枚で頼めば丸ごと届くので作ってれば発注はできるはず、でもいくらなんでも12枚もいらねえ・・・


まあ駄目元ということでまず某ホームJに突撃。ちゃんと問屋にも電話で問い合わせてくれたものの、予想通り玉砕。
「わかんないけど赤いのはもう作ってないんじゃないか」という返答。





2件目は某ジョイフル○新に。あと3件くらいは続けて回る用意があったのだが、うないおねえさんが親身に対応してくれたお陰で問屋への問い合わせのやり取りもスムーズに進み、意外にあっさりと発注に成功。幸いバラOKとのことで12枚×2種も買う羽目にもならずに済み、メーカーに在庫があれば一週間、なかったら作るので二週間程度で届くという。作ってくれるということはまだ現行商品なのね。よしよし。


そして4日ほどで届いたのが先ほどのもの。
毛足の短い赤い生地、そして黒いビニールレザーの縁かがり。形もサイズもクーマそのもの・・・それが匂い立つ新品として、今ここに。





とは言え同じものではない以上、全く同じではないですがね。
下がクーマ、上がトーポ・デラックス。気にするほどのことではない。あとクーマじゃないのでクーマのマークは付かない、しかしトヨタ純正品も付いてない。タグは付いてたようですけど。

個人的には赤くて黒縁で薄手のマットであることが最優先事項ですので、マークやタグは全く問題になりません。まあ問題になる方でもタグやマークのプリントだけ作るという手もある、少なくともマットの生地から作ること考えたら比較にならないでしょう。





ばっちりですね。素晴らしい。

とは言え例によってフロアトンネル側は少し余る、でも下にベージュのミニマットが入ってるせいもあるのか、想像してたよりほとんどたごまらない。ミニマットが横から見えてるのがちょっとみっともないですが、これは敷き方で粗方カバーできます。
訂正:
何のことはない、ミニマット外して直敷きしてみたら更にフィットしました。左足領域も粗方カバーしてくれるし、補助マット不要ですねこれは。


助手席にはやや横方向が小さめか。ただ気にするほどでもない。





リヤ用がちょっとでかいのが惜しいところ。寸法表記上もこのタイプだけが唯一形状変更とともに昔より大きいサイズに変更されています(幅150→153センチ)。ちょっともちょっと、でかいっつってもせいぜい5センチ程度なのにフィット感にこんなに影響するものか。普通に敷くとフロアトンネル部がかなり余ります。ドアぐちギリギリまで目一杯左右に寄せれば、かろうじてトンネル前側だけはフィット。





前後にもちょっとでかい。形状が合ってないせいが大きいですが。車体外側のシートレール付け根のところは折り返しておくしかありません。シートスライド時に引っかかるので注意。元々このクルマ後席足許が広いとは言い難いので、これくらいは止むなしか。

こんなの現行車種で使うとしたらせいぜいタクシー・ハイヤーくらいしかないかと思うのですが、ちょっと調べてみたらコンフォート用のリヤ一本マットが49.5×150.5センチ、クラコンだと58×156.5センチだとか。両方立てて間を取ると幅はちょうどこんなもんか。関係あるかどうか知りませんけど。





如何でしょうか、時代にそぐわない汎用マットからの脱却に、はたまた今使っているクーマの予備に。気に入った方はpdfの製品ページをプリントアウトして、お近くのカー用品取り扱いショップへレッツゴー。
まずエースマットを扱っているお店を探しましょう。「エースマットと同じメーカーなんだけど」と言うと取っ掛かりになって話が早いです。イロエーハットとかへ行っても粘り強く説明すれば何とか話は通じるかも知れませんが、作戦成功までの道のりは無駄に遠そうです。たぶんホームセンターの方がモアベター。因みに取り寄せてくれたジョイフル山○はエースマットだけでなく他にも数種類の同ブランド製品が並んでいました。取扱品目が多ければ問屋への問い合わせもスムーズに行き、あるいはいくらかメーカーの融通も利くかも知れません、パワーバランスというやつですね。あとはあなたの頼み方次第、向こうも商売ですので無理は言わないこと、駄目なら何軒かは回るつもりで。

なお商品の宣伝みたいになってますがもちろんお金なんぞもらってるわけがありません。お金と言えばお値段は気になりますか、少なくとも当時のクーマよりは安いはずです(因みに当時純正アクセサリーでも一台分セットで10,100円もする)。あとはお店・問屋によっていくら引いてくれるかという話なので何とも言えません。そもそも定価がわからんし。今回はフロント2枚セット+リヤ一本物で5千円じゃ足りないけど一万円なんてしなかった、とだけ申し上げておきます。いつまで作っててくれるか分からないんだから、気になったら買えるうちに買っといた方がいいと思いますよ。

もう1セット頼んでみたいけど・・・どうしよーかなー。




→ヤク切れで何も思い付かないっス


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