チェイサー日記(路上抗争篇)
2008年1月〜5月


→本格的に何も思い付かない工作員がおる






2008年あけましておめでとうございます。
今年がよい年でありますように。
去年がよい年であったかどうかはあえて触れないのであります。


去年は200円ポッキリの安っぽい・・・否、安い御飾りで済ませたのですが今年はもう少しグレードアップ、税込600円也。去年はこの価格帯の商品がなく一気に1,000円台になってしまっていたのに対して今年は1,000円以下クラスが豊作。ありがたい。
とは言えいずれも玄関用なので少々デカいのよねー。1,000円のより600円の方が明らかにデカくて立派に見えるというのはどうなのだろうか。因みに去年の200円のものは全く同じ部品構成のままで298円になっておりました。何と実に49%の値上げ。

画像のものも玄関用なので走行風でボロボロになってしまうのを覚悟していたのだが、70キロに押さえて走っていた限りでは全く損傷なし。本来の固定位置だけでなく下の方でもがっちり縛り付けて走行中に煽られてもみくちゃにならないようにしておくのがポイントです、たぶん。


因みにこのデザインを選択したのはこのように、トップマークと鶴のデザインの対比が面白そうだと気付いたからです。まさにチェイサーのために作られたとしか思えないと言っても過言ではないでしょう。


まぁもちろん言わなきゃ誰も気付くわけもないんでしょうが。







容量アップしているにもかかわらず、ラストアレスター効果によって週に一度のエンジン始動すら時折ヤバい雰囲気なバッテリー。上がってから充電するより常に満充電状態に保っておくようにした方が楽なのは言うまでもなく。
そんなわけで某高速遊園誌の広告でお馴染み某社の繋ぎっ放しでいいと言うフロート充電器に非常に興味を引かれていたのですが、例によって調べてみると類似のものでもっとお安いの(ネット通販相場的な意味で)がありました。ネット上での評判も悪くないようです。

ワニ口付きコード、車体接続用コード、2.5メートル延長コード付き、送込み7,500円でおつり少々。





当初の予定では市販の防水コンセントぐちを使ってコードを作り直して接続しようと思っていたのですが、親切なことに付属の車体用コードのカプラーに既にちゃんとキャップ付きゴムブーツが付いており、折角なのでそのまま使用することに。
ただこれコードが短い、というか長さが中途半端。たぶんカプラーをバッテリーの直近に設置すべしということなのでしょうが。ついでに言うとカプラーは一応防水仕様(風)なのにプラス端子直後に付くヒューズボックスは防水でないという片手落ち。直さなかったけど。

とりあえずコードをそのまま使ってここにカプラーを設置してみたのですが、当然これだといちいちボンネット開けなきゃならんわけで、これじゃ車体にコードを恒久配線する意味がない。別にワニ口使って繋いだって一緒じゃないのさ。
だいたい毎週これ付けたり外したりしてたら、ボンネットキャッチとヒンジが減るじゃないか。あとロックリリースのワイヤーも。





ということでコードのエンド部分は生かし、途中を思いっきり延長して、このように。

あとはうっかり繋いだまま出庫しないように気をつけるだけです。





思いっきり延長っていうか、勢い余って長く作りすぎちゃったんですけどもね実は。微妙に短くて泣くよりはマシか。

コルゲートチューブを必要以上に使ってなるべく見苦しくなく、というか後付け配線がなるべく目立たない感じに。プラス端子近辺がかなりごちゃごちゃですが元からごちゃごちゃなのであんまり目立たない。気がする。





ついでに市販のものが付けられていて前々から気に喰わなかったプラス端子を零号車に付いていた純正品と交換。裏に矢崎総業のマーク入り。ボロいけど。

たぶん鉛製ですごく柔らかくて馴染みがいいのはいいのですが、しっかり締め付けようとナットを締めると端子が柔らかすぎて変形していくらでも締まってしまう。これはこれでどうなんだろうか。





充電器本体は防水ではないというので、ダイソーでタッパーを買ってきて封入。コードの出ている部分が完全密封ではないけど雨に当たらないような場所に置いておくならこれで充分以上でしょう。電源のスイッチは付いてませんがカプラーを切り離すと送電も自動的に停止する親切設計なので、コンセントを抜く必要もなし。付属の2.5メートルの延長コードというのも100Vコンセント⇔本体間ではなく本体から出てるカプラーから先を延長するものなので、本体を車体から離した場所に設置することができます。

常に満充電状態だとエンジンの掛かりからして全然違いますね。あんまり乗らないクルマ・バイクの保守にお勧めできる品だと思います。別に宣伝する気もないのであえて商品名は書きませんけど、その気になればすぐ見つかるでしょう。







ディーラーにて12ヶ月点検。
まあ走行距離と使用状況を考えればさほど必須とも思わないのですが、点検のためだけに自分でジャッキアップしたり下に潜って各所のチェックをするというのも色々と面倒なので。何故かサービスとセールスから別々に2通も点検のご案内もらったし。1,000円引き券入ってたし。新しいクラウンにも興味があるし。

本来2月半ばまでに受けるべきなのですが予約が遅れに遅れ、ギリギリ13ヶ月点検になってしまいました。







オイル交換のついでに前回未交換だったフィルターの交換も頼んだのですが、これが思わぬ落とし穴に。

作業開始から40分ほどでクルマが表に出されたのが見えたので、2杯目の紅茶のお替りは止めて待つことにしたが、お声のかかる気配がない。そのうち後から来たミニカのお客さんが先にお会計・・・ウワーンカネニナラナイキャクダカラッテアトマワシニサレテルワハーとか思っていると、サービスS氏が小走りに寄ってきて曰く「うちにオイルフィルターの在庫がないもので、今部品屋さんに調べてもらってるところで・・・」
「ええ!?ないの!?JZ(系エンジン)と同じなのに?」と思わず言うと、驚いたような顔をしている。
しまった。


M系エンジンには1G、JZと同じオイルフィルターが使用できる。純正フィルターの箱にも適用エンジンとして(今はなくなってしまったが、以前は)ちゃんと「M系」と書かれていた。
しかし小生は最初にオイルフィルターを買う時DIY店の棚で「さてM系に合うのはどれかな〜、もし7M用でも同じMだから問題ないよね」と探していたら純正の箱に「M系(7M系、ではなく)」と書かれていたのを見つけたので、当然古いM系エンジン用も含めて全て品番統合されているものと信じて疑わなかったのだが、M系、1G系とも年式の古いものは何故か「特殊代替部品」とされていて代替品番が直に出てこないのだ。だからディーラーで車両情報から品番を呼び出すと古い番号しか出てこないので、1GやJZ用が使えると判らないのであろう(特殊代替がどのように指定されているかは不明)。サービスは真面目に旧品番のフィルターを探していたわけだ。

早く言ってくれればよかったのに・・・とは言うもののこれはこちらの落ち度である。というか全然考えもしなかった。それにしてもこんなクルマ昨日今日乗り出したわけでなし、そんなディーラーにちょっこらちょいと在庫のないようなモンなら作業当日にカウンターで気軽にフィルター交換してくれなんて言わないよ・・・と言うと「そうですよねぇ」との返答、そりゃそうですよ。とは言え正直すまんかった。考えてみたら今までいつもフィルター交換はジョイフルとかで純正買って自分でやってたのね。
「次回は部品の履歴が残ってますので大丈夫です」と言われるが、もう次回ご案内のハガキが送られてくることはないのではないかと心配である。


それはそうとディーラーでは、ってカー用品店でも同じだろうが作業終了後クルマを外へ出すとドアロックをしておく。もちろんお客様にお渡しするまでの僅かな間にもし万一車上荒らしでもあったら大変なので、それは別に何か言うことではないのだが。





運転席だけロックしてあってもなー。

まぁ別にどうでもいいんですけどね。確かこの前もこうだった気がする。







かつて路上復帰に先立ち、小さな羽根だらけだったのがどうしても気持ち悪くて取り外してしまったリアウインドウのカーテン。最近になってなんだかあれが勿体なかったような気がしてきまして。
別に嗜好が変わったわけではなく、カーテンとか好きなわけでもないのですが、というか個人的にはわざわざ視界を妨げるようなものは本来付けるべきではないと思う、ただでさえ窓面積の小さい旧いクルマなら尚の事。ただ何となく折角付いていたものを外して捨ててしまったことに今さらになって後ろめたさのようなものを感じるような感じないような。

というわけで改めて付けてみようかと思い立つ。
用意致しましたるは当時もの最高級リヤーカーテン。S130が写っているので少なくとも53年以降の商品だが、ほぼ車齢とマッチしたものと思われる。


この期に及んでなお、頭の中の論理的な部分(あるのか?)では後方視界の確保の点でどうにも気が進まないのだが・・・ブツブツ





取付け方法は吸盤を使う方法とウェザーストリップとガラスの間に金具を刺して取り付ける方法。付属の吸盤が結構大きく見た目が仰々しい上に美しくない(主観)ので金具法で行く。

カーテンレールとしてパッケージされているのは3パイのアルミ棒と5パイのアルミパイプ。当然いずれも真っ直ぐなのでそのまま使うとウインドウのアールにフィットしないし、中央に太いアルミパイプが来てしまいカーテンを開いた時に多少なり目立つので、同じく3パイのアルミ棒を買って来てガラスに合わせてカーブを付けることにする。パッケージ通りの取り付け方だと、金具なり吸盤で無理矢理くっ付けちゃえばアルミの弾性変形で適度に曲がってフィットしますよたぶん、という事であろう。無茶な。

買って来たアルミ棒は長さが1メートルだが、ウインドウは上部が105センチ下部が130センチくらいなので、左右の寸足らず部分はパイプを切ってやはりカーブを付け継ぎ足し、抜けて来ないように両面テープ止め。
もっと長いアルミ棒があれば話は早いのだが、DIY店でこれ以上の長さとなると「棒」じゃなく巻いて売ってる「針金」になってしまうのね。真っ直ぐなものに適度なアールを付けるのはさほど難しくないが、巻いてあるものを完全に真っ直ぐに伸ばしたり適当な曲がり具合まで戻すのはすごく難しい。その上に使ったよりも長い針金が余りとして手元に残るのだ。コストの点でも1メートルで妥協すれば2本で税込み210円である。





前にカーテンを撤去した際にガラス四隅の取付け金具はあえて(何となくとも言う)外さないままにしてあったので、そのまま利用。上部中央は抜いてしまったものの、以前刺さっていた同じ場所なら多少隙間が残っていて刺し直せると思うのだが試しにやってみても上手くいかず。大事を取って配線クランプをガラスに貼り付けて固定。
最初は上部のみレールを通し下は(家のカーテンみたく)そのまま遊ばせておいたのだが、ちょっと窓を開けて走っただけで風でなびいてリヤシートに被って来てしまった。なるほどだから上下にレールが要るのだね。

本来は上のレールにパイプを被せて余り分を巻き込んで留めておく(パッケージ4図参照)のだが、美しくない上にカーテン開けるのもやりにくいのでこのままで。弛んでいるのでリヤシートに住人がいる場合後頭部が何かと鬱陶しい事になる可能性がある。





下部中央はサードブレーキランプが付いたため本来の位置では固定できないので、ランプの裏にやはり配線クランプで留めてこのように。
レールのカーブがなかなか美しいですね(あほか)。





完成。
そして予定通り後ろ全然見えない。

自慢じゃないけどってホントに自慢にならんけど小生バックがあんまりお上手じゃないんですよ。性的な意味ではさておき。ただでさえリアウインドウが小さめな上にトランクの面が下がっててどこまでがバンパーなんだかわからないのにこの上カーテンなんか引かれたらこれはもう恐怖以外の何物でもない。長時間駐車時でもない限り常時目一杯巻き取っておくことになる予定。こうなることが予想されたので、巻き取った時に見える部分のレールの細工に無意味に凝った次第なのであります。


さて、今回のカーテンは例によって例の如くAhooオク仕入れなのですが、入手に当たっては「(現行品ではつまらんので)なるべく車齢と大きく離れない古いものであること」かつ「(ミントなデッドストックだったりすると勿体なくて使えないので)開封品中古品、またはそれなりにパッケージのボロいものであること」で、その上「(普通に店で買うと安くないので)コストが大きく抑えられること」を目標としていた。なのであまり商品自体に細かい事には拘らず(もう充分拘っとるがな)たまたま見つけてサイズも適当だし開始1k円だしと軽い気持ちで落札したものなのだが・・・

装着状態で写真撮って改めてよく見て気が付いた。






このカーテン、前のと同じだわ。



どうりで取付金具がよく似ていると思った。因みに付属のレールをアルミ線に入れ替えるという方法も、元々付いていたカーテンレールの上部だけが市販のビニールコートの針金と入れ替えられていたのを覚えていたのでそこから発想したものなのだが・・・推定20年以上も間を開けて前オーナーとまるで同じ事をしているのかワタシは。

これを美しくも楽しい偶然と見るか、全く余計で無駄な仕事と見るかは皆さん次第である、が、個人的には後者の感も少なくなく・・・

教訓:
中古車に付いていた付属品は、要らないと思ってもとりあえず取っておくべし。




さ〜て、元々付いてたワイパースタンドはどこへやったっけなぁ・・・







この前話題にした正規品番の古いオイルフィルター、たまたま入手に成功。

アレ、こんなにでかかったですかね。
でかかったんですねえ。ええ。




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