チェイサー日記(路上抗争篇)
2005年6月〜7月


→まだ続く・・・ちくしょうだれがこんな事を






雨垂れの跡が付くんですよ。
車庫の中に入っているのに。

雨漏りしてるんではなくて、庫内の湿気が上面で結露して溜まって、結果垂れてくるのですね。
そうでなくても日の光を浴びると庫内は結構な温度になるわけで。このポータブルガレージ、防いでくれるのは実質直射日光と雨だけなのですね。





という事で小細工すべくダイソーへ赴き購入したるは「ワイヤーカゴ三面タイプ(中)」。100えん。





側面上部に切れ目を入れて、ちょいちょいのちょいと。

あんまり開口してしまうと雨が入ってしまいそうだし、かと言って塞ぎ過ぎると換気効果が薄そうだし。最初片側だけに2個付けようかと思ったが、1個付けてるうちに思い直して左右一ヶ所ずつに変更。効果の程、悪影響の程度を見て増設または撤去の予定。


・・・にしても、改めてしみじみ見ると雑な工作だなあ・・・







百円ダクト施工数日後に結構な雨が降ったが、特に雨の侵入もないようで。
更なる効果を期待してデュアルブート(何)。

手前の方が大きく見えるのは別に錯覚ではなく。前回使用した「ワイヤーカゴ三面タイプ(中)」がなかったのね。換気効果の向上も狙って(大)にしてみました。
更に結露の溜まる車庫のフレーム部分には結露防止のフェルトテープも追加。もっと早くやっとけよって感じですが。


炎天下で指先を突っ込んでみると空気が熱い。あとはファン(換気扇)でも付ければモアベターか。やらないけど。






   | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
  /エニニニニニニニエ.\ ←ここがキレイな斜面にならんのよ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



もっと早くやっとけよって感じの事をもうひとつ、1年以上前に付けたのにやってなかったラストアレスターのアノード(電極)のシーリング。「撥水性のないシーラー」というのがひっかかってそのままになっていたが、今さら思い出したように(ように、じゃないのだが実際は)D.I.Y.店へ。

各種シーラーの成分(例えば『バスコーク』はシリコン系)によって大きな一覧表に用途や適正が◎○△×で記されているが、水弾きの有無なんて当然の如く書いてない。店員を捕まえて訊いてみるが明らかに困惑顔。
それでも協議の結果とりあえず水性アクリル系なら大丈夫なんちゃうかと言う事になり、内装用コーキング剤ジョイントコーク・Aに決定。内装用だからか様々な色が設定されているが、ピンクにしてもしょうがないのでクリアを購入。340g395円。使用量から言えばこれの1/5もあれば充分なのだが。

めどいのでホイールは外さず、タイヤとタイヤハウスの隙間から手を突っ込んでマスキング。当初の予定では手を汚さないで終了する筈だったが、ヘラでつついても粘度が低い上水性なせいで(バスコークに使ったヘラなので弾く)キレイな形状にならず、指でならす。





フロントもリヤ同様ジャッキアップなし、ハンドルを一杯右に切ったらちゃんと手が入る。


それにしてもこのシーラー、乾くと白から透明になるとこといい指に付いて乾いた感触といい、何の事はないタダの木工用ボンドなんじゃないのか。
と思って木工用ボンドのパッケージを見たら主成分は同じ『アクリル樹脂エマルジョン』と書いてあるのであった。やっぱり同じか。





例のコレ。
いくつかプロトタイプを作ってみたのですが、っていうかプロトにするつもりじゃなく作ったのに結果プロトになってしまったのですが、結局どうやってもこれの上に被せるのは色々と難がありまして。
だので、思い切って剥がしてしまいます。

爪でいくらで引っかいてもこんなもん剥がれる筈がなく、ボデーにスクレイパー使うなんて論外の外。幸い今はエーモン製トレーサーがカーショップで普通に買えるので活用します。
もしトレーサーご存じない方は、電ドリに付ける「超強力電動消しゴム」と思っていただけば。だいたいあってる。





(;´Д`)

因みにこのコナ状のは全部消しカスです・・・
多少は粉が出るであろうと想定して軽いマスキングはしたが、これほどとは。
作業終了時には、トレーサー自体は直径半分弱に。
確かに厚手の反射シールとは言え、こんなに減ってしまうのか。



そんな事より・・・・・・掃除機・・・





それでもとりあえず、目的は達しました。

試しに作った(事に結果的になった)マグネットシート張り付けタイプを1日付けてみたが、剥がしたら塗装の一部が白く曇っていた。ダメなんだなこのペイントは。やっぱり。少なくともマグネットタイプは使えない。


何か貼るかどうかは今後の課題とします。
プロト(結(ry)の公開および開発続行の是非も同じく今後の課題。







その日その瞬間、突如として直射日光によるダッシュボードの劣化が猛烈に気になって、気になって、どうしようもなくなった。


幸い現状では殆ど、というかほぼ全くと言っていいほど日焼けによる劣化はないのだが、それでもフロント側の端辺りはホンの僅か反り返りの気配など感じられない事もない。
この型のクラッシュパッドは日光と熱に晒されるうちスピーカーの穴部分から裂けてしまうのがお約束であり、交換したくとも当然の如く新品は出ない(だろう、調べてないけど)し、おいそれと修理する事もできない。傷む前に予防線を張って置く方が痛手が少ないのは言うまでもない事である。



(イメージ画像)


ダッシュボードの保護と言えば?各種ケミカルという手法もあるが物理的に簡単確実と思われるのはやはりダッシュマット、であろう。要するに直射日光を遮れれば別に毛布でも何でもいいのだが。

ダッシュマットと言うとどうしても白くてふさふさモコモコしたのがまず脳裏に浮かぶが当然あんなのは論外、車種と年式に合わせると何故かチンチラだの金華山だのも浮かんでくるがこれも当然却下。そういうんじゃなくいろんな色があって各車種専用に縫製されたヤツが欲しいのよわしは。

日本でこの手のダッシュマットの最大手と言えばやはりMOONEYESであろう。たぶんそうだ。そうに決定。
実を言えば小生結構前からのMOON Fanでありまして、以前にもMOONのCustom Accessoryを愛車に飾れたらと思う事はあったのだが、生憎乗るクルマ乗るクルマことごとくそういう方向に飾っても痛々しい事になるだけという車種だもんでWearとかBagとかで我慢していたわけで。大体Customizeの基本っていうか第一歩であるLoweringをする気が毛頭ないからCustom Partsだけ付けても恥ずかしいだけなのよね。


閑話休題。
MOONEYESのカタログを見ると各メーカー有名人気車種の設定が載っているが、Customizeに人気のある車種なワケでもなく、当然ながら「X30/40系マークU」なんて載っているはずもない。





専用品がなければ次は流用だ。

人気車種でダッシュボードのデザインの似ているのを探してみるが・・・720のダットラなど形状自体はいい感じなのだがベンチレーターがパッド正面に付くのでマットに穴が開く。Y30はメーターナセルの出っ張りが小さすぎる・・・

専用でも流用でも既製品がなければ勢い自作、という事になる。

ホームセンター等で素材にできそうなマットがないかと物色してみるが全然見付からない。布地もちょっとだけ見てみるが今ひとつ。布以外の何かで作ろうか、工作員らしく段ボールで作ってやるか色も大体合うしとか、切り売りのコルクシートを見てこれで作るというのも新しくてイイかもとか、色々考えたがよくよく考えたらマットはマットから作ると同じように出来るのではないかと思い至り、オクにて初代オデッセイ助手席エアバッグなし用MOONダッシュマット中古、色はベージュを調達。

何故初代オデッセイ用か?手近で各車種のダッシュボードを物色した結果、一番ダッシュ上面の起伏がなくて面積が広くて生地が一杯取れそうだったから、だ。人気車種なのでこういう用品のタマが多いのもポイントである。





試しにかぶせてみる。
でろーん。


つーかデケエeeeeeeeeee!!
オデのダッシュボードがこんなにデカイとは。素材としてはまさにうってつけであろう。





材料は手に入ったが、工程上型紙を作らないとどうしようもない。型取るのめどい。更にこういうモノは仕上がりに対して製作上のノウハウが占める部分が大きいので、最初から上手く作れる事は稀で結果的に最初のは「練習!練習だよ!」・・・という場合も少なくない。でも失敗すると材料の後がない。と言うか自分で縫うのはハナから敗戦の気配濃厚なので、裁縫の(元)プロであるMyおかんに頼まざるを得ず、あまり気が進まない。形状が真っ平らなら切ってフチを折り返して糊で貼っちまえば終いなんだが、メーターナセルの出っ張りがなぁ・・・
オデッセイ用中古マットがジャンクになる前に最後に念のため、MOONEYESに電話してみる。

開口一番「ダッシュマットのワンオフはでけまへんか」と訊いてみるが残念ながらやはり無理と言う。そりゃそうだ、めどい思いして型紙作ってもそれが後で使える事がないもんな・・・『ちなみに車種は何ですか?』と言うので「’76〜80年のマークUなんですが・・・」兄弟車で共通の場合は有名な方を言うに限る、こんなトコで変に拘って「’77〜80年のチェイサー」といったトコで結局後で「マークUと一緒です」と言い換える羽目になるだけで・・・『少々お待ち下さい』・・・・・・こもった声が聴こえて来るから電話口の向こうのラジオでも聴こえてるんかと思ったら、“ムーンアーイズ!!”とか言ってるっつう事はインフォメーションかよ!何言ってるかわかんないよ!インフォメーションならもう少し何とかし『もしもし、’78〜80の左ハンドルのクレシーダなら型があるので、これの左右逆のならお作りする事ができますが・・・』

マジか(落ち着け)


マジか!?スゲeeeeeeeeeee!!よし頼むそれ頼むすぐ作ってくれ!!『ただ、左ハンドルの左右を反転するだけなので必ずしも右ハンドルに合うか保証がないんですが・・・』そりゃそうだ、そりゃあそうだがそこまで聞いちまって今さら引き下がれますかってぇの。多少のギャンブル性は憑き物よ。これで壱萬円程度のギャンブルなら喜んで乗ってやるぜ!という事でオーダー。素材は訊かれなかったという事は標準のベロアか。色はタン。


さてどんなもんが出来てくるか・・・





待つ事3週間。
キタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!

あ・・・ちょっと色が濃かったな・・・っていうか予想より3割くらい赤っぽい・・・ベージュの方が良かったかもしれん( ´・ω・`)
でもベージュだとフロントガラスに反射しそうだよなぁ。





ベージュとの比較。
色の濃淡はそれほど気にならないのだが、赤っぽ過ぎるのがちょっと・・・あまり品がない気がするですよ。カタログの色見本くらいの色ならピッタリなんだがなぁ・・・日焼けするのに期待するか。気の長い話だ。





ええい色はいい、この際!問題は被せてみてどうかだ!


ぬふぅ!微妙だ!!(笑)
でもそう悪くもないんじゃ?





手前側が浮き上がっているのはベルクロで固定せずにただ載せてあるだけだから。ちゃんと押さえれば浮いたりはしない。でもベルクロのためにパッドに両面テープを貼るのは後々の影響を考えるとあまり気乗りしない。(中に針金で骨を仕込むというのはどうだろう?)

ただ、個人的にはもう少し下までカバーしてもらいたかったところ。少々裾が短い感がある。裾の短い方がいいのはスカートだけ・・・ってスカートだって短ければイイと言うもんではないですぞ。





ウインドウデフロスターの穴がある部分はパッドではなく車体側の鉄板なのでどう処理するのか興味があったが、やはり一体でカバーされていた。デフロスターの穴位置は・・・だいたいあってる。フチの縫い取りが雑っぽい辺りもちょっと(´・ω・`)ショボーン

ただし写真で手前側の穴がズレているのは下にGPSとETCのアンテナが入っているせいも多分にあるので、縫製ばかりに責を負わすべきではない、と思う。





この辺りも寸足らずっぽい、っと最初思ったが、デフロスターの穴位置で合わせてみるとそんなに気にならない。でもそうするとメーターナセルのマチの位置が微妙に合わない・・・この辺レフトハンダーと右ハンドルの微妙な差なのかも知れぬ。そうでない気もするがそういう事にして置け。アメリカン・ジョブ相手に大人げない。





多少気になる部分はあるにしても、コレでとりあえず直射日光への恐怖心はずいぶん軽くなる。それだけでも個人的には満足です。
それにしてもMOONEYESすげえ。こんな年式のこんなクルマのオーダーができるとは。厳密に言えば実際に作ってるCOVERKING社すげえなのかも知れないが、もしかして向こうではそれほどすげえ事ではないのか?それでもこういうオーダーを受けてくれるだけでも、やっぱりMOONEYESすげえ、です。

例え今の日本ではド古い不人気車だったとしても、北米でそこそこ売れた車種なら壱萬円でダッシュマットが作れる、これは旧型車オーナーには福音であろう。夏の日差しでダッシュパッドにヒビが入る前に、あるいは既に入ったヒビを隠すのに。カラーバリエーションも色々あるので元色に合わすも良し、好みの色を飾るも良し。問い合わせてみる価値はある。
GO! with M@@N(最初だけ音出ます)


尚その後の調査で判明したが、もし北米仕様がなかった車種でも、オーストラリアに輸出があった車種ならオーストラリア製のダッシュマットが手に入る可能性がある(こちらはMOONEYES扱いではないので、詳細は『オーストラリア ダッシュマット』でググった上で自己責任で)。ただこちらは’80年代から後の車種しか設定がないようである。


・・・ベージュでもう1枚オーダーしてみようかしら(えー







上記のズレの件について。
上がマークU、下がチェイサー。画像をご覧いただいた時点で言う事は最早何も残っていない。


いままで俺は何を見ていたのだろうか。元々盆暗なのは重々承知していたつもりだったが、その上ここまで明き盲だったとは我ながら呆れ果てて言葉もない。視力だけは良いのがささやかな自慢であったが、いくらレンズの解像度が優れていても本体がスカだと何の意味もないという実に判り易い見本であろう。いやたぶん実際に現物を見ればすぐ気付くと思うのだが生憎マークUのダッシュボードをマジメにじっくり見る機会がなかったもんで・・・という事でマークUにお乗りの方は安心してお買い求めいただける、かどうかは現物で確認してないし何にしろアメリカンジョブだもんで断言はしかねる。ついでに縫い取りが雑で(´・ω・`)ショボーンな点に関してはもう一枚のオデッセイ用マットと比較しての判断なので謝らない。更にに本文の一部に差別用語が含まれる点についても謝らない、ワタシは腹を切って地獄の火の中に投げ込まれてきますのでさようなら。




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