カラーサンプル資料室



25/5/29追加








チェイサーのカラーサンプルが入手できたのでご紹介。

前期(上)が昭和52年6月、後期(下)が53年8月発行のもの。






いつ頃からか精密なミニチュアが色見本の役割を担うようになりましたが、この時代はもちろんそんな物はなく。
ボデー部分が透けているビニールシートと塗色のカードを重ねて雰囲気を掴みます。






シート生地の見本もありますが、実際の生地が貼ってあるなどということはなくあくまで印刷です。
ボデーカラーとの組み合わせは裏面に書いてあります。






カラーは当然ですが単なる印刷ではなく正確に寄せたものです。もっともこのサイズのカードで見るのと実車に塗られた感じでは結構印象が変わったりするものですが…これはミニチュアの見本でも同じでしょうね、スケールエフェクトというヤツです。色のオーダー前には実車で雰囲気をよく確認しましょう。
シートを重ねるだけなので、存在しないはずのボデーとカラーの組み合わせなどという遊びも可能です。






後期とあわせて。
マイチェンでよりカラフルになったことが一目でわかります。

後期はカラーナンバー順になってないので順番入れ替わってるのかも…と思いかけたのですが、ハードトップのみの色が後ろに来ているのでこれで正しいのかも知れません。ただその割にはセダンのみの色が半端な位置にあるような…気にしないことにしましょう。
そもそも本当に番号順になってるので正しいのか?と少し調べてみましたがどうやらそんな感じ。そのうえでツートンや特別色は番号と関係なく最後に来るようです。付随して知りましたが少なくとも2000年代初頭まではこの形の色見本が確認できました。意外と最近のような、そうでもないような。






シート生地の部分は写真のようですが、妙に再現度が高い。実物を知っていると思わず頬が緩む出来です。

それはそうと、上の写真を見ていて気が付いたのですが…






ミントグリーンM…?
マイチェンでも色名変更はなくミントリーフMだったはずでは…?

と思って慌てて調べ直したのですがやっぱり後期もミントリーフのままで合っているのでした。
古い資料だとたまに堂々とこういうのがあるので油断がなりません。この時代まで来るとそう滅多にはないのですが。


もう一つ気になったのが、ヴィンテージワインが記憶とちょっと感じが違う気がすることです。もう少し赤っぽくなかったっけ?とか。
ふとロックペイントの色見本も持っているのを思い出し、ちょっと比べてみようかしらと押入れを探してみると…








…同じ場所からこれが出てきました。マークU後期のカラーサンプル。昭和53年8月発行。

いや…マークUのやつも一部くらい持ってなかったっけ?と薄々ずっと思ってはいたのです。購入後すぐに仕舞ってしまったので忘れてしまったのですね…なくそう死蔵。






こちらはセダン・ハードトップ・ワゴン/バンが全て載っている代わり、シート生地の見本は付いていません。バリエーションが多すぎるからでしょうか。

気付いていて触れていませんでしたが、チェイサーのものと線画の出来が全然違います。あちらはモールがあったりなかったり、サイドウインドウの切り方やサイドシルの位置がおかしかったりしてますが、こちらは真っ当にちゃんとしています。別に何か支障があるわけではないですが、だいたいマークUに比べてチェイサーの方が雑です。ここに限らずなにかと。






こちらもナンバー順にはなっていませんが、エクストラ車とグランデのみのエクストラカッパーが他の標準色の後に来て、その後がハードトップ/ワゴン/バン用のルーミナスゴールド、ワゴン/バン用のピーコックブルー…と見ると順序に納得は行きます。まあ気にしない。






で、成り行きなので一応後期のチェイサー(左)とマークU(右)、ロックペイント'80(上)を比べてみると…画像ではわかりにくいですがチェイサーのはわずかに色が薄いです。逆にロックのは微妙に濃い。マークUのは中間ですが一番記憶に近いのはこれです。いずれも色調に違いはないので誤差の範囲でしょう。気にしない気にしない。








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