主要装備一覧 |
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装備群 初代チェイサー/3代目マークUの、特徴的な装備群。 |
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4輪独立懸架 フロント・マクファーソンストラット、リヤ・セミトレーリングアームの4輪独立懸架サスペンション。 前後ともスタビライザーも備え、マークU・チェイサーとも基本的に共通だが、フロントダンパーのみ異なる。後期型以降のスポーティグレードにはスプリング、ダンパー、スタビライザーを強化した「ハーダー・サスペンション」も用意された。 |
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4輪ディスクブレーキ この直前にクラウンにも採用されていたが、4独サスとの組み合わせはトヨタの市販車としては、あの名車・トヨタ2000GT以来。 フロントは対向2ポッド、リヤはパーキングブレーキ内蔵浮動キャリパー1ポッド。いずれもローターはソリッド。 |
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・チルトステアリング 上方に3段、下方に2段、合計6段階の調節が可能。 何故か初期のマークUには設定されず、チェイサーのデビューと同時にマークUにも採用された。 |
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・OKモニター この頃の流行だった、ウォーニングランプをズラリ並べる集中警告システムを発展させたもの。 1 ストップランプ断線(BRAKE LIGHTS) 2 テール・ライセンスランプ断線(REARLIGHTS) 3 バッテリー液減少(BATTERY) 4 フロントブレーキパッド厚減少(LININGWEAR) 5 ラジエーターリザーブタンク液面低下(RADIATOR) 6 ウインドウォッシャ液減少(W.WASHER) の6項目(グレードにより3または5項目)を、異常時にモニター部分に表示する。 表示部分は2項目分しかないので、複数の異常を検出した場合は重要度の高いものを表示する(1>2>3、4>5>6)。またプッシュノブで作動確認もできる。 写真では一見LEDか何かで表示しているように見えるが、実際には文字部分に細かい穴を開けた透明アクリル版を電球で照らしている。 |
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・蛍光表示管水晶デジタル時計 現在ではごくごく普通で珍しくも何ともないが、蛍光管表示は当時最先端であり、自動車用時計としては初めてのものであった(それまでもデジタル時計を装備したものはあったが、表示はドラム式や文字板式、新しいものでも液晶だった)。後期にはカレンダーも付く。 |
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・7桁オドメーター 99万9,999キロまで積算できるオドメーター。 それまでは10万キロで一周して0に戻ってしまうものがほとんどだった(マークUデビュー後の国産車でも1万キロ桁までものがある)。耐久性への自信の現われとされる。 |
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・EDモニター GL/XLグレードのみの装備。吸気マニホールドの負圧を表示し、経済的な運転を指示するメーター。近年のエコブームでメーターやモニターにエコドライブを示すランプなどが表示されるものも多いが、発想は似たようなもの。ただしエコはエコでも「エコノミー」の方で、それ以外の意味はないが。 針が大きく振れ、より数値が高い方が経済的なのが少々ややこしい。当時の自動車誌などでは「こんなの付けるなら普通にタコメーター付けて欲しい」という声も見られるが、実際ユーザーの声も同じだったか、前期型のみで廃止されている。 |
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・オートエアコン 日照センサー、外気温センサーを備え、全自動で風量・温度を調節する。ただし吹き出し口の設定だけは手動。長らくグランデのみの専用装備だったが、モデル末期には上級車種に限り採用が拡大された。 グランデ以外のモデルでもエアミックス式の(『クーラー』でない)エアコンの採用はこのモデルから。 |
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・エクストラインテリア シートやカーペットといった内装の生地や仕上げが最上級グレード並みとなるパッケージオプション。この時期のトヨタ車には下はカローラから上はクラウンまで同オプションが広く設定されていた。クラウンの「ロイヤルエクストラ」も元は「スーパーサルーンエクストラ」、すなわち『エクストラインテリア仕様のスーパーサルーン』のことである。 「エクストラカッパーM」の塗色も名前が示すように特別色で、エクストラ車と最上級グレードでしか選択できないものとなっていた。 マークUは全年式通じてLシリーズ全車に設定。ウッドのステアリングとシフトノブもメニューには入っているのだが、それらが元々標準装備のグレードでも特に割り引かれたりすることはなく、全グレード一律の5万円高となっている。前期では外板色がマジェスティレッド、ベイジM(ハードトップはシルバーM)、カッパーMに限られたが、後期では元々設定のある色なら自由に選べるようになった。 ディーゼル車に限ってはGLに設定されたが、カタログではパッケージオプションというより「GLエクストラ」というひとつのグレードのように扱われている。 チェイサーには後期のSGSに設定された他、SXLにパワステ・FMマルチラジオとのセットオプションが用意された(11.4万円高)。パーツリストで前期のSXLにも設定されたことになっているものも同一の内容ではないかと想像される(カタログにも新型車解説書にも記述がないので不明)。 ※エクストラインテリア仕様の内容は主要装備一覧でどうぞ |
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・3ウエイキャビン いわゆる「トランクスルー」だが、シートを倒しても即荷室と直結になるのではなく、開口部に取り外し式の蓋が設けられており、名前の通り3通りの使い方ができる。 後席の背もたれを倒せば大きめの荷物が、また貫通させればスキーや釣竿の長尺物が積める。ハードトップのみの装備。 |
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・2重巻き取り式シートベルト 通常3点式シートベルトのウェビングは下部(腰の側)を固定して上方(肩の側)のみで巻き取るのが一般的だが、これをループ状のベルトとして腰側への巻き取りを追加し、装着性を向上させたもの。当然ELR付き。何故かチェイサーのセダンのみに設定され、マークUには採用されなかった。 おそらくはテンションリデューサーの効果を狙ったものと思うが、腰側を引っ張ってもぴしっと張らないので少々頼りない感じもある。(※個人の感想です。) 後期型ハードトップには機械式テンションリデューサー付きベルトが装備された。 |
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