チェイサー日記(路上抗争篇)
2025年6月~


やりましたわ姉!→






以前補修したサイドモールのめっき部分がまたまたまたダメになりました。上手く写らないので画像だとわかりにくいですが内側で部分的にめっきが死んで白く斑点状になっています。寄り過ぎでわかりにくいというか全くわからないですが場所は右リヤフェンダーです。





発作的に作業したらしくまたしても記録すら残っていないのですが、この部分は以前と違う素材で補修してありました。
クリエイト(JASPA)のマルチメッキフィルム。クラウンで使用して非常に高性能だったので期待していたのですが、思ったより保たなかった印象です。安いメッキモールが一年足らずでヒビだらけになる環境で2年経ってもビクともしない耐候性を持っているのですが…細切りにするのがまあまあ手間なので、2倍3倍持ってくれないといささかしんどい。正直かなり期待していたのですが…もっともいつ貼ったかすら覚えてないのに保つ保たないと言えたもんかと言われれば、全くもってそれはそう。
しかし剝がれ捲れはなく、剥がした際の糊残りはほぼゼロだったので、やはりこの粘着性能は捨て難い。ラピー・マイラップは残った糊の掃除が面倒なのです。





ので再びこれを使って補修。

…実はこの間に別のを試したのですが…想像以上にダメのダメダメでお金と手間の完全な無駄遣いだったので、こっちの方が優位に返り咲きました。
助手席ドアはまた例によってダメです。ここだけ何か憑いていると言われても信じてしまうくらいに保ちません。モール自体も端が剥がれ始めていたので合わせて接着補修。
ダメ押しに直した箇所もそこ以外もガラスコートします。もしかするとカットしためっきシートの断面がコーティングで封されると保ちに変化が出るかも?とか淡い期待をします。

今回は助手席ドア、同ドア前、右リアフェンダーを修繕。このめっきの部分、中央の黒色部分を挟んで上側は5ミリ幅、下側は8ミリ幅なので別々にsozaiを用意する必要があります。下側はよく見えない上に貼るのが結構大変なので差し当たり気が付かなかったことになっています…5ミリのをそのまま貼っても下から見上げない限りわからないので、それで済ませる手もなくはないです。

このマルチメッキフィルムどうやらもう廃番になってる模様ですが、まだ在庫のあるお店で当座のぶんを買い込んでおきました。





直したところで元に戻るだけでぶっちゃけどうということもなく…しかしここが斑にハゲてると一気に非常にボロ臭くなるので優先順位は割と高いです。斑なのが特にいけない。なんなら全部剥がして地のグレー1色になってた方がまだマシまであります。

補修してもやった感があるわけでもなく特段楽しい作業なわけでもなく、正直鬱陶しく思わないこともない。この作業と永遠におさらばするには上から被せるモールをステンレスででも特注すればよい…のですがそこまでするほどのことかなあ?とも。寸法や断面形状が偶然近いモールが既製品であれば大変助かるのですが。







ライセンスランプのカバーは追突された時に後ろのノートの鼻先が食い込んだ跡が付いてしまったので、以前触れたことのある30カローラ用の社外品を付けていました。潰れた方は板金屋から回収してあり、直しが得意なめっき屋さんにでも出さないとどうしようもないと思っていたのですが、気紛れにトンカチと木っ端で押したり突いたり叩いたりみたら許せる程度には目立たなくなりました(直ってはいない)。
気が付いたら社外品が結構錆びてきているので元のに戻します。新品もストックしているのですが貧乏性で勿体なくて使えません。

向かって左が社外品(タイランド製)、右が元の純正品です。
左がうっすら茶色いのがおわかりいただけましょうか。





外してみたら思ったより錆びてました(画像は二枚重ね)。

社外品はめっきがいま一つ二つよろしくないのと、金型が荒れていて表面がボコボコなのが難点です。なんか写り込みがボコボコして見えるのは実際のそのままです。とは言え純正が錆びてボロボロになっているよりはよっぽど良いでしょう。





同じタイランド製でもメーカー違いで二種類あり、寸法が正確で純正ベースそのままカバーだけ入れ替えできるAMC社製のものと、「TS」とかいうメーカー不詳でオリジナルとはネジ穴が合わず土台ごと交換しないといけないものがあります。もちろん前者が強くお勧めです。レンズに「AMC」とモールドがあり、丸皿ビスが付いているのがAMC製です。ただの皿ビスが付いてるやつはダメです。これがもし「ネジ位置は合わないがケースの出来はいい」なんてことだと悩ましいのですが生憎そんなことは全然なく、どうしてもダメな方しか手に入らないというのでない限りはAMC製を選ばない理由がありません。あ、別に<PR>とかでは全然ないです。普通にebayで買いました。

なおどちらの製品もゴムパッキンはどうにもならないほど酷く、これは製品でなく捨てるバリでは?みたいなのが付いてきます。なのでASSYで使うにもパッキンは純正を使うか、無ければいっそゴムシートからでも作った方が良いと思います。





こちらは戻した元の純正。
左右とも角に近付くにつれて写り込みがなんか怪しくなるのが潰れた痕跡です。本当にちゃんと直すのであればもっと叩いて削ってブラストして再めっき…となるのですが、そこまでしなくてもいいかな…というか、再めっきなしで目立たなくするのはこれくらいが限界な気が(腕の問題か)。これもガラスコートして錆びないように祈っておきます。

もしめっきに出す機会があったらAMCのも波打ちを平らに研磨してブラスト再めっきするすると純正と遜色ない物になりそうです。機会も予定も今のところありませんけど。







ごくたまにしかしない給油の際にうっかりキャップを落としてしまい、フェンダーの給油口のフチに塗装欠けを作ってしまいました。しばし落ち込みましたがいくら落ち込んでも直るわけではないので泣きながらタッチアップします。
追突修理の時におまけで貰ったタッチアップペイントが筆塗りでも恐ろしく色が合って最高かつ最強だったのですが、残念ながら運転席ドアハンドルのエグリの塗装剥けの修繕にほぼ全部使ってしまいました。仕方がないので市販のタッチペンで対応します。

※欠けた状態を記録する気にはならなかったので、画像は修繕後です





こんなこともあろうかと、25年くらい前(たぶん)の廃番寸前にタッチペンとボデーペンを何本か買い込んであったのです…!などと息巻いてみても、実は今でも色番号で普通に作ってもらえるのでした。しかも店に行かずにお家で注文!まさかそんな便利な世界になるとは当時は想像もしてなかったです。

ソフト99とホルツどちらでもオーダーでき、ソフト99の方が数百円高い代わりに少し多く(25ml、ホルツは20ml)、エアータッチ用のボトルが付きます。今回はより色の近い方を使うつもりで両方頼んでみました。結果ソフト99の方がいくぶん近かったですが、あくまでこの個体での話なのでバイヤーズガイドとしては役に立ちません。

画像←は右から事故修理の後もらったペイント、ソフト99製、ホルツ製、古(いにしえ)のニッペ製タッチペン、そして以前ディーラー預けていた際にメカニックが工具箱だったかをドアにうっかりブツけて塗料欠けが発生した時にお詫びにともらったペイントです。一生懸命調合してくれたお気持ちは嬉しかったのですが、色合わな過ぎて使えません…
※完全に向こうの落ち度なので本来塗装して直してもらうのでしょうが、爪ほどの傷で色合わせのためにドア一枚とか塗るのは馬鹿げていると思ったのと、補修塗装歴のある場所で塗膜の状態が少々怪しいので、迂闊に手を出すと患部が広がり収拾つかなくなって双方不幸になる恐れがあったので、不問としこちらで直すことで手打ちとしました。





何度か盛り上げて固まったら1000番で少しずつヤスってコンパウンドで終了。写真に撮ったり20センチまで寄って見たら色も面も全然合ってないのですが、給油の際に上から見下ろすくらいならまったく気にならないのでひとまずこの程度にしておきます。気になるようならまた直します。




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