自動車ガイドブックより転載



「スズキキャリイ キャンピングカー」新発売



 鈴木自動車工業(株)は四月二十六日、ユニークな5ドアバンとして好評を得ているスズキキャリイバンを改造して手軽に楽しめるキャンピング仕様車を発表、四月二十八日より発売する。
 これは最近のレジャー需要層の増大と欧米のオートキャンプの流行が日本にも普及するきざしが見えて来たところから、国内の実情に適したキャンピングカーの開発が急がれていたもので、当社ではいち早く一般市販車として世に送り出したものである。このキャンピングカーは室内において手軽に睡眠がとれ、しかも軽自動車独特の機動性を発揮して、ヤング層、ファミリー層のレジャーはもちろん多方面にわたって活用することができることから、相当数の需要が見込まれている。

主な特長
一、ビジネスにもレジャーにも使えるヨーロッパ調のスタイル。
スズキキャリイバンはリヤテールを大胆にカットし、シャープな感覚を表現、ビジネスからレジャーまで多面的な活躍を期待して開発されたスタイルである。なお従来のバンと区別するため、キャンピングカーには、ボディの両サイドにすっきりしたストライプを施してある。
二、取り付けが簡単なキャンバスベッド
室内中段に取り付け取りはずしが簡単なキャンバス張りベッドを装着できるようにしてあり、天候の変わりやすい地域のキャンピング、遠距離ドライブなどの仮眠にもっとも効果を発揮する。
三、大人二人と子供二人がゆったり休める快適なキャビン。
通常は、四名乗車でき、荷室には、一五〇sまでのキャンピング用品が積載できる。またテーブル付きリヤシートなので、食事・お茶・読書に便利であり、睡眠時は、キャンバスベッドが一七七〇o(長)×一〇九五o(幅)、下段には、一三二〇o(長)×一一七〇o(幅)のスペースがあるので、大人二人、子供二人は充分に休むことができる。
その他、ルームランプ、バックドアインサイドハンドル、サイドウインドウカーテン、防虫ネット、リヤーフロアマットが取り付けられ、手軽なキャンピングが楽しめるよう、細かい配慮がなされている。
なお、当面の月産予定台数は五〇〇台。諸元関係についてはスズキキャリイバンと変更はない。

「価格」
工場裸渡し   三八九、〇〇〇円
東京店頭    三九五、〇〇〇円
大阪店頭    三九五、〇〇〇円
名古屋店頭   三九二、〇〇〇円

プレスリリースより転載


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